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心のこと、メンタルヘルスのこと、日常の過ごし方など 神戸の海の見えるカウンセリングルー…

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心のこと、メンタルヘルスのこと、日常の過ごし方など 神戸の海の見えるカウンセリングルームから書いています。 公認心理師・カウンセリング心理士・キャリアコンサルタント 普段のお仕事はカウンセリングしてます。 https://c-space-olive.com/

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私がカウンセリングの仕事をしようとした理由【安心して話せる場所がないから悩みを話せないままにはしたくない】

私は海の見える小さなカウンセリングルームで、 カウンセリングの仕事をしています。 私がこの仕事をしていこうと思った理由のひとつに、 世の中から置き去りにされている人たちの悩みに応えたいというのがありました。 世の中から置き去りにされている人。 こう言うと、世の中の弱者と呼ばれる人を想像するかもしれません。 でも私の言っている世の中から置き去りにされている人は違います。 人の悩みの深さや複雑さが人によって様々なのは、ほとんどの人は理解していると思います。 それなのに私

    • 離婚を決意した瞬間、心の中で何が起こるのか

      離婚を決意した瞬間とは、どういう瞬間をいうのでしょうか。 離婚を決意したからといって、必ずしもすぐに離婚ということにはならないこともあります。 しかし離婚の決意が固まると、どこまで行っても以前のような関係にはもう戻れません。 離婚の文字がチラつくもっと前のときから、その瞬間への道のりが始まっています。 まず最初に出てくるシグナルは、「違和感」です。 形のない、なんとも言えない、モヤモヤしたもので、どの言葉もしっくりこないかもしれません。 多くの人は、この「違和感」とい

      • 本物の違和感と偽物の違和感の見分け方と扱い方

        何かふとしたときに「えっ?」という違和感を感じることは誰にでもあります。 最初のほんの一瞬です。 大袈裟に聞こえますが、この違和感の扱い方でその後の人生が変わってしまうということもよくあります。 なぜ人はこの違和感の扱い方を間違えてしまうのでしょうか。 この違和感というのがどこで発動するのかというと、 たとえば人の一瞬の目の据わり方であったり、 笑い方や笑うところであったり、 行動と言葉の違いであったりします。 しかし、「えっ?」という違和感が発動されても、

        • 幼稚な大人から自分の大切な尊厳を取り戻せ!

          幼稚な大人に振り回されて心を病む人が増えています。 幼稚な大人といっても世間から評価の高かったりします。 勉強ができる、仕事ができる、話が上手い、 人から注目されている、要領よく世渡り上手でスピード出世、 そんな人の中に幼稚な大人は紛れています。 だから社会の中で、パワハラとかセクハラとかモラハラとかが増えてきているのでしょう。 幼稚な大人はとても陰湿でねちっこい性格を持っています。 その上、自分勝手で馬鹿げた屁理屈が自分の中で常識になっています。 人が組織の中でいると

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          頑固を通せば人は遠ざかり、信念を通せば人から尊敬される!その違いはどこにあるのか

          人の心というものは、ここからが白でここからが黒というはっきりとした境界線がありません。 ものすごく曖昧なものです。 人から見れば白だという人もいれば、いや黒だよっていう人も出てきます。 そしてそれには正解はおそらくないんですね。 「頑なさ、頑固さ」と「意志の強さ、信念を通す」との違いがあると思います。 では、この二つの違いとは何なのでしょうか。 自分の主張を通す粘り強さはどちらにもあります。 しかし、相手が頑なだな、意地っ張りだな、頑固だなと思うときは、人はどち

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          「何をやっても続かない」と真面目な人ほど嘆くわけは

          趣味で始めたことでも、健康のためのジム通いでも、資格のための勉強でも、最初は新鮮で面白くて楽しいものです。 新しい仕事とかも、初めは頑張ろうと意気込んで積極的に取り組もうとします。 ところが初めの新鮮さが去って行くと、なんだかいまいち気が乗らなくなってくる人もいるのではないでしょうか。 停滞期というか、どんどんずぶずぶに気持ちがたるんでくるのを感じます。 よっぽどハマれば別ですが、これは誰でもあることで極めて自然なことです。 すなわち人は飽きる生き物なのです。 モチベ

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          腐れ縁でも運命の人になり得るのか

          「運命の人」って信じますか? 少し大袈裟な言い方になってしまいました。 「運命の人」とはよく使われる言葉です。 恋愛で言ったら赤い糸ですが、それだけじゃなくて、 自分の人生の転換期に出会う人とかもそう言います。 ちょっと平たく言うと「ご縁」がある人。 私自身はスピリチュアルに詳しいわけではないのですが、 何となくそう言うのもあるのかなと感じます。 だから「運命の人」を信じるかと聞かれたら、 半分くらいかな、が答えです。 なぜ半分かと言うと、一般的には「運命の人」

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          「今の職場になじめない」原因はどこにあるのか

          カウンセリングに来られる方の悩みに、「今の職場になじめない」というのがあります。 これはけっこうキツいものですが、ひとくちに「なじめない」といっても、中身は様々です。 会社で働くとなると、必ずどこかに属することになります。 どこそこの会社というくくり、部のくくり、課のくくり、島のくくり。 会社で言うと、社風。 部署だと、部のカラー。 課だとリーダー色。 島だと、独特の人間関係。 これってやっぱり入ってみないとわからないことが多いんです。 入ってみて初めて「なじめな

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          人や自分を「信頼する」ということが頭ではわかるけど、実感がつかめない人の共通点とは

          恋人やパートナーといい関係であっても、どこか不安になってしまったり、人に依存してしまうタイプの人がいます。 最初はとってもラブラブです。 でも最後はいつも相手を追い詰めたり自暴自棄になって破局、 ということを繰り返してしまいます。 人間関係のつまづきでずっと生き辛さを抱えてしまうんです。 そんな自分を変えたくて、いろいろ本やブログを読んだかも知れません。 「相手を信じよう」 「自分を信じよう」 「大丈夫と声をかけよう」 「自分は愛される価値のある人間なんだと思お

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          不安に取り憑かれたときの心理状態を一粒の米粒で解説します!

          年度末、季節の変わり目、花粉症… 今の時期は、特にストレスがたまりやすくなります。 この少しずつ溜まったストレスが蓄積疲労となります。 この蓄積疲労は自覚しにくいという特徴も持っています。 蓄積疲労が溜まっていると、自分はまだ元気だと思っていても、いつもとは違う反応をしてしまうことがあります。 そのひとつに、いつもは何でも無いとスルーできていたことに引っかかってしまいます。 普段なら何でもないことでも、急に「不安」になってきます。 どうしてこのように急に「不安」にな

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          「見下された」と思った瞬間、心の中ではなにが起きているのか

          人と比べても仕方ないよってよく言われていますよね。 でも人と全く比べない人ってほとんどいないと思います。 やっぱり無意識に比べちゃうもんです。 だから人と比べないようにしないといけないと思うとしんどくなります。 だってそう出来ない自分を自覚することが増えるから。 人と比べたとき、自分が劣っていたとしてもスルー出来るときと、 ものすごく落ち込むときがあります。 ちょっと凹むだけならかわいいものですが、 自分は全然ダメだ、生きてる価値なんてない、こんな自分なんて最低だ

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          いい人だけど一緒にいるとなぜか心が病んでいく人には要注意です

          よく心は目に見えないと言われます。 心が目に見えないのであれば、精神的エネルギーも目に見えません。 しかし、身体的エネルギーもそうそう目には見えないのですが、身体的なエネルギーが消耗すると、たいていどこか身体の症状として現われます。 身体が重い、頭痛がする、腰が痛い、お腹の調子が悪い、肩こりがひどくなるなどが出てきますよね。 これまたよく言われることですが、心と身体は繋がっていて、心が弱ってくると身体がサインを出すことがあります。 ただちょっと厄介なのは、精神的エネル

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          心の声だけを頼りに自分の人生を歩いてはいけない訳は

          カウンセリングの中では、「自分の本当の気持ち」に気づくことを大切にしています。 「心の声」というものでしょうか。 他者の顔色ばかりを見てきた人や、他者からの承認で自分の価値を確認していた人には、他者から自分に軸を変えるため、自分の本当の気持ちに気づくことが必要なのです。 ただ、本来ならここからがスタートなわけですが、自分の本当の気持ちに気づいたときがゴールになってしまう人がいます。 「やりたくないことはやらなくてもいい」 もしそういう心の声が聞こえたなら、「私は私を

          心の声だけを頼りに自分の人生を歩いてはいけない訳は

          人から押しつけられた理想の自分を掲げてしまうといつまでたっても理想の自分になれないわけ

          「身の丈に合う」と言う言葉は、わかっているようで自分ことになるとわからなくなる言葉のような気がします。 収入に見合った生活とか背伸びをしないくらいの理解度かも。 「身の丈に合ってない」人といえば、嘘をついて自分をよく見せるパターンが思い浮かびます。 経歴詐称とか、高級品でかためて見栄を張ったり、なんでも知ったかぶりしたり、まあバレると残念な人になりかねないのですが、そこここに出没しています。 勝ち組を意識し過ぎるから、人から「こう見られたい」が原動力になるのだと思いま

          人から押しつけられた理想の自分を掲げてしまうといつまでたっても理想の自分になれないわけ

          「こっちを選ぶんじゃなかった」と落ち込んでるときに気をつけたい他人の一言

          人生の中で、あっちにしようか、こっちにしようかと迷うことはよくあります。 ランチを食べに行ってら、ハンバーグランチにしようか、パスタランチにしようか。 進学先を決めるときは、希望の学校にするか、一つ下の学校で安全策をとるかとか。 このまま我慢して乗り越えるとよくなるだろうと結婚生活を続けるか、一からやり直して人生を変えるために別れるか。 日常の些細なことや比較的リベンジが可能なものは、そんなにずっと迷うことはありません。 でも、自分の人生がかかっているとそうはいかない。

          「こっちを選ぶんじゃなかった」と落ち込んでるときに気をつけたい他人の一言

          自分軸を作るための心の筋肉はこう鍛える

          若いときはあまり想像もできなかったのですが、 最近は筋力とバランス感覚の衰えを強く感じるようになり、 筋トレの重要性がわかってくるように。 昔から筋トレが大っ嫌いだったのですが、やらないと大変なことになると実感し始めてようやく重い腰が数ミリ上がってきました。 身体の筋肉は目に見えやすいし、実感もしやすいと思いますが、 心の筋肉はどうでしょう。 心って目に見えないし、脳内の部分で説明されてもあまりピンときません。 だから心を何かに例えて捉えようとします。 では心にも筋肉

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