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頑固を通せば人は遠ざかり、信念を通せば人から尊敬される!その違いはどこにあるのか

人の心というものは、ここからが白でここからが黒というはっきりとした境界線がありません。

ものすごく曖昧なものです。

人から見れば白だという人もいれば、いや黒だよっていう人も出てきます。

そしてそれには正解はおそらくないんですね。


「頑なさ、頑固さ」と「意志の強さ、信念を通す」との違いがあると思います。

では、この二つの違いとは何なのでしょうか。

自分の主張を通す粘り強さはどちらにもあります。

しかし、相手が頑なだな、意地っ張りだな、頑固だなと思うときは、人はどちらかというと後ろ向きな感情を抱きます。

それとは逆に、意志が強いな、信念を貫いたなと思うときは、その人に対して尊敬の念を抱くかと思います。

人はその差をどんな物差しで見ているのでしょう。

それは、その人の中に「甘え」や「勝ち負け思考」、「人を見下している」と感じたとき、それは意志の強さでも信念の強さでもないという物差しです。

たとえば、

子供であれば、おもちゃを買ってもらうために、手足をバタつかせて床にひっくり返って泣きわめく。

思春期であれば、プイッと拗ねたようにだんまりを貫き、相手が折れるまで無視を通す。

親子で意地の張り合いになりますよね。
思春期でなくても、大人になってもこれをする人はけっこういます。

大人になれば、中二病のごとく自分が一番正しいと人の意見に耳を貸さずワンマンぶりをまき散らす上司や部下に大変な思いをしている人もいるでしょう。

自分の意見が通った過去の多くの成功体験が、自分中心に世の中がまわっていると思う人がいます。

甘やかされ、褒められ続けられると、頭でっかちになってしまい、失敗を怖れて頑なな態度を取るときもあります。

そして年を取れば、頑固者(つまりは老害)で怒りをあらわにする人も多い。

これらに共通するのは、「心を閉ざしている」という点です。

自分の世界、自分に居心地がいい世界以外に心を閉ざしてしまいます。

また、「頑な、意地っ張り、頑固」は主張は強くしてきますが、人に説明はしません。
屁理屈はつけてきますけどね。

常に相手の立場、状況、考え、気持ちというものを変えたいと思っています。

ここに「甘え」を感じてしまいます。

ただこの人たちは、これをプライドと言い換えるかもしれません。

しかし、「意志が強い人」「信念を貫く人」は、相手を変えようとはせず、人の意見も聞く耳をもっています。

その上で、理解を求める説明ができたり、折り合いがつけるところを模索したりします。

生きていく上で「勝ち負け」思考があると、「負け」がみっともなく、人からも蔑まされ、笑いものにされる怖さを常に持つことになります。

その怖さから逃れるための頑なさは、人を遠ざけ、心を硬くし、生きづらさが増すばかりです。

そして「負け」た自分を自分が一番蔑んでいるから、とても辛くて孤独なんですよね。

今自分がどうなのか、自分の状態って意外とわかりにくいものですが、心が閉じているか開いているかを指標にしてみてください。


煮詰まったとき、カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
対面カウンセリングが無理な方には、電話、オンラインもやっています。
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