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「何をやっても続かない」と真面目な人ほど嘆くわけは

趣味で始めたことでも、健康のためのジム通いでも、資格のための勉強でも、最初は新鮮で面白くて楽しいものです。

新しい仕事とかも、初めは頑張ろうと意気込んで積極的に取り組もうとします。

ところが初めの新鮮さが去って行くと、なんだかいまいち気が乗らなくなってくる人もいるのではないでしょうか。
停滞期というか、どんどんずぶずぶに気持ちがたるんでくるのを感じます。

よっぽどハマれば別ですが、これは誰でもあることで極めて自然なことです。
すなわち人は飽きる生き物なのです。

モチベーションを保ち続けるのは至難の業です。
だから先生とかコーチのような人は、手を変え品を変え、モチベーションをあげる努力をしています。

でも自分一人で始めたことって、なかなか続かないこともあるでしょう。

こういうときには、完璧主義の人とか超真面目な人は頭の中でめちゃめちゃ厳しい親が出てきます。
「そんなことでどうする!」
「いつも続かないじゃないか!」
「努力が足りないんだ!」
「どうしていつもちゃんとできない!」
なんてね。

どんなときでも、時間を有効活用しなければならないと思っているタイプ。

久しぶりの休日や、ちょっとしたスキマ時間ができると、
「ほら、ダラダラするなよ。何か有効に使わないとダメじゃん!」
と頭の中が賑わしくなります。

だから反対に、何もしたくなくてただ時間だけが過ぎていく日なんかは、ものすごい自責感に苛まれます。

完璧主義の人や超真面目な人は、いかにして自分にプラスのことをしていくかに囚われすぎるときがあります。

こういう人たちは、足し算は大好きです。

どんどんやるべきことを足していきます。
だから気力がなくなって疲れちゃうんですよね。

そして引き算はとても苦手です。

引き算=怠惰だと感じています。
一度でも引き算をしてしまうと、今まで積み上げてきたものを一気に失うような怖さが常にあります。

一度手をつけたものを止めてみる、気が向かないときは止めてみる、本気でダラダラする日を作ってみる。
聞いただけでも、モヤモヤします。

生活にどうしても必要なものでなければ、やりたいときにやって、やりたくないならやらなくてもいいんです。
やりたくなったら、また始めればいい。

本当に長続きする人は、こういう人なのかもしれません。

本当に好きなことややりたいことが見つかるなんて、いろいろ試さないとわからないものです。
続けるだけがいいわけではありません。

自分の加減を知るということは、自分のいい加減さにつきあうことでもあります。

まっすぐに頑張る自分と、飽き性の自分、もたもたダラダラする自分、地道に努力する自分。
どれかひとつの自分で行こうとするから、ダメ出しをしてしまいます。

理想の子供にさせようとする親のようにではなく、褒めたり、叱ったり、寄り添ったり、激励したりする名コーチになりましょう。

煮詰まったとき、カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
対面カウンセリングが無理な方には、電話、オンラインもやっています。
どんどん気軽にご利用くださいね。

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