ハイサイ、ウチナー飼育員の安座間ヤイビン、読者の皆さんユタシクウニゲーサビラ 私は飼育員のお仕事で、10年以上アジアゾウの担当をしていました。 2007年12月26日にインドゾウのオス琉人とメス琉花が来園した日にふれあい広場担当からインドゾウ担当に変わりました。 まだ幼さが残る二頭のゾウと新米飼育員の私達の奮闘が始まりました・・・ 何も分からない私は、ゾウと一緒に来たインドのゾウ使いから2ヵ月間ゾウの飼育について教わりました。 エサの事やゾウの健康チエックをするために号令
私が入社当時、沖縄こどもの国には♂1頭と♀1頭の計2頭のカバがいました。 その当時から現在まで飼育しているカバのモモエとその家族についてお話します。 カバのモモエ1977年12月3日生まれ(1978年10月10日に来園)現在43歳。 今は亡きモモエの旦那さんトモカズ1972年9月7日生まれ(1975年9月8日来園)。 残念ながら、トモカズは2005年12月7日享年33歳で亡くなりました。 カバの平均寿命は45歳と言われています。 モモエは来年の誕生日を迎えると平均の45歳にな
こんにちは。ワンダーミュージアムの“たかごん”ことみやぎです。 よく「ワンダーミュージアムは子ども向けの施設でしょう」という印象を聞きます。 もちろん、利用層の多くは幼児から小学生です。 でも、私は十分大人の皆さんでも楽しめる場所だと思っています。 『理解と想像は驚き始まる』これは私の大好きなコンセプトの言葉なのですが、この“驚き”ってそれぞれが持っている知識や経験によって感じ方が違うと思うのです。 だから、年齢によってもワンダーミュージアムの展示や空間、さらに動物園で見
動物園で飼育されている動物の側には、動物の名前などが記されている説明板があることが多いです。 その説明板には、カタカナで書かれた動物名(種名)と、アルファベットの斜体で書かれた文字が記されていることがあります。 カタカナの方はおそらく皆さんに馴染みのある、いわゆる動物の名前が書かれていると思います。 動植物の名前をカタカナで表記しているのはきちんと理由があります。 その一つは、「文章の中に動植物の名前が記されている際に、カタカナで書かれていた方が判別しやすくなる」というもの
沖縄こどもの国の近くにある、小学校の科学クラブで「低温の研究」というテーマで、 いろいろな物を冷やすとどうなる?という実験をしました。 いろいろなものを冷やすために使ったのはこちら↓ ビンの中の液体は液体窒素(えきたいちっそ)。 その温度は、なななんと… -196℃ !! そこにバラや 風船を入れるとどうなる? まずは、予想を立ててみよう! チクタク、チクタク、チクタク…。 それでは、実験結果発表! バラは、バラバラになります。(笑) -196℃という極低温の
このブログは、2021年10月に沖縄こどもの国ゆんたくコミュニティにて掲載されたものを再掲しています。 皆様!突然ですが、沖縄こどもの国は何年に開園したかご存じですか?沖縄こどもの国は、本土復帰記念事業の一環として「こどもの夢を育み、健康を増進し、情操と知識を豊かにする」施設として1970年5月5日に開園しました。建設の背景として、当時沖縄はアメリカの統治下という特殊な環境にあり、こどもたちが安全・安心に遊べる場も少なかったことから、「本土復帰にあたり、沖縄のこどもたちにプ
このブログは、2021年10月に沖縄こどもの国ゆんたくコミュニティにて掲載されたものを再掲しています。 読者のみなさんは野外で生き物探しをすることがありますか? 私は普段仕事中でもプライベートでも歩いている時、車の運転をしている時(危ないと言われることもありますが...笑)も何か生き物がいるとついつい目が行ってしまいます。 もちろん生き物を観察しに野外に出かけていく事もしばしばです。 今回は私が何を考えながら生き物を観察しているのかをササっとしたためてみようと思います。