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動物もしっかり見てる

皆さまこんにちは!
あきよしと申します。

早速ですが今回は、私が飼育員になったばかりの時の事を書いていこうと思います。
是非気軽に読んでいただけると幸いです。

私は現在飼育員として働かせてもらって二年目に突入しているのですが、もちろん最初は分からない事ばかりでした。
そして、それは仕事内容のみでなく、沖縄こどもの国に居る動物たちのこともまた然り。
沖縄こどもの国には現在3頭のヒツジたちがいますが、今回はそのヒツジをメインに書いていきます。

ヒツジは、私が現在お世話をしている動物の中の1種類ですが、実は私が飼育員になったばかりの頃からお世話をさせてもらっています。
働かせてもらって最初のころ、さてヒツジたちの寝小屋を掃除しよう!と思いくるりとヒツジに背を向けた瞬間、お尻の方に“ドンッ!”という衝撃が…。
何かと思い振り向くと、ヒツジが私に向かって頭を突き出しています。
その時に「頭突きをされたんだ!」と理解しました。
そして「このヒツジは知らない人に頭突きをするんだよ」と教えてもらいました。
もちろんお世話をして間もない私を警戒して頭突きをするのは仕方のない事だと思います(不用意に背中を向けた私も良くないですし)。
ですが、いくらリードを付けているとはいえ、そこそこ痛いですし、毎回ヒツジにたじたじになりたくないですし、何よりヒツジたちと仲良くなりたい!
そう思った私はまずは“ヒツジに頭突きをされないこと”を目標にヒツジたちのお世話をすることにしました。

そして目標を頭に入れながら実行したことは、
① とにかく話しかける
② 手からあげられる餌は手からあげてみる
③ スキンシップをとる
この3つです!

①はまずは私のことを覚えてもらおうという魂胆でした。
②は手から餌をあげることで、この人は怖くないんだ、と思ってほしいから。
③は少しずつでも触られるのに慣れてくれたらいいなとの思いから実行しました。

そしてその結果…今では3頭それぞれどこを撫でられるのが好きなのか分かるくらいの仲になれました!入ったばかりの当初に頭突きをされていた1頭にも今は頭突きをされません。(たまに構ってアピールでされる事はありますが笑)

私はこのことがあってから、動物もちゃんと人をみてるんだなぁ、と改めて感じました。
そして毎日しっかり向き合うとそれに動物が答えてくれることも。
今では頭突きをされていた当時よりお世話をしている動物たちも増えましたが、動物たちもしっかり見ていることも忘れずに、そして今回のことのように動物たちから色んなことを学んで成長していけたらいいなと思っております!

せっかくなのでヒツジ3頭の写真を載せて終わりたいと思います。ぜひ、沖縄こどもの国に会いに来てくださいね!

モコタ(件の頭突きをされていたヒツジです笑)
ソラ
ポポ

※このブログは、2021年11月に沖縄こどもの国ゆんたくコミュニティにて掲載されたものを再掲しています。

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