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コミュニケーションのワークとして「カタカナーシ」というカードゲームを使っています。

端的に言えば「英語禁止」。日本語のみでカタカナ語を伝えるというゲームです。


例えば、
「報道番組で記事や話題を伝える役割」
「司会者ではなく起こった出来事を読み上げて視聴者に伝えることが主」
「男性も女性も活躍している」
「〇〇放送なら△△さん」
などと表現します。

この途中で、「テレビ(☓)でニュース(☓)を伝える人」というようにカタカナ語を言ってしまったらお手つきです。

解答者は出題者の日本語のヒントから
「ニュースキャスター」
「MC」
「アナウンサー」
などと答えを言っていき、当たった人が勝ちというゲームです。

ちなみに先ほどの問題は「アナウンサー」が正解です。


出題者は表現力や語彙力、そして頭の回転の速さを鍛えることができます。もちろん言葉のボキャブラリーも必要です。持てる知識をすべて動員して必死に伝えようとします。

解答者は考える力や想像力、洞察力が鍛えられます。わずかヒントから答えに導けるだけのボキャブラリーは、こちらも同様に求められます。


なによりもよいのは自然とコミュニケーションが生まれること。
例えばわからないときに、
「他にヒントないの?」
「例えばどこで使うの?」
「いまこの部屋にはあるもの?」
などと、出題者に問いかけたり解答者同士でやりとりが生まれます。

また、情報に意識が向いているとはいえ、出題者の感覚や経験をもヒントに考えることもできます。
例えば好き嫌いがはっきりしている友だちが出題者だったら、「わたしの嫌いな野菜で肉詰めなんて絶対に食べません」と言われたら、即座に「ピーマン!」と答えられるはずです。
言葉だけでなく相手への興味関心があると、より早く答えにたどり着けるのもこのゲームのおもしろいところです。


ちなみにわたしが難しいと感じたのは「エクレア」「パンナコッタ」「ルッコラ」などの食べ物系。説明の途中でどうしてもサラダやピザ、デザートなどのカタカナ語を使いたくなってしまいます。これを回避しつつ日本語で例えるのが実に難しいんですよね。

このもどかしさもまた楽しみなんですけどね♪

大人が集まってやったらどうなるのでしょうか……なにやら面白そうな予感が(笑)



明日も佳き日でありますように



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