シェア
タイガ ー政治とか読書とかお酒とか好きな人ー
2021年11月30日 02:45
イデオロギーの影響下にある人は虚偽意識の中にある この本は今から100年程度前に発表されたものであり、またイデオロギー研究をする人には一読必須の本です。 本自体の内容はイデオロギーについてはもちろんですが、カール・マンハイムが提唱した「知識社会学」について解説する意味合いの方が深いように思えます。ですので「イデオロギーとユートピア」単体だけ読んでも理解は難しいのが難点です。 イデオ
2021年11月21日 12:01
Principle:原則・根本 今の日本人には「Principle」がないと著者は言います。すなわち、借り物の言葉ばかりで自分の「意思」「言葉」「信念」がないというのです。この「Principle」を行為として行う時、著者はそれを「筋を通す」ことと一緒だといってます。あくまでも個人的な意見ですが、確かに今の日本人には「筋を通す」ことができていないと感じますね。何かと「責任」から距離
2021年11月14日 16:11
「成長と分配の好循環」=「岸田首相の新しい資本主義」 岸田首相が今の日本を「新自由主義に蝕まれている」と述べ「新しい資本主義」の提唱を行っています。分配を主にしている以上、新しい資本主義は財政出動をしつつ、財政規律を理由に増税をする政権の危険性を持っています。 今回この本を読んだ理由はまさに「新しい資本主義」という岸田総理の言葉から連想された本だったからです。世界ではリーマンショッ
2021年11月7日 16:03
「今、私は私の足で立てているか?」 私がこの本を読むたびに必ず一度考える「問い」です。要は「自立した健全な精神を持っているか?」ということを確認しているのです。本書は「無頼」という言葉を意識して書かれています。 著者は「無頼」の定義について、「頼るものなし」と書いています。これは「自分の責任は自分で取れ」「人に左右されず、自分の意思で行動しろ」というメッセージです。本書はこの「無頼