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丘村奈央子
2021年1月31日 19:22
家には「読み物」としての本と「眺め物」としての本がある。写真集は代表的な後者だ。その中でも好きな5冊を挙げてみようと思う。コロナ・ブックス『植田正治の世界』(平凡社)手頃な価格でアート・ビジュアル系の作品を楽しめるシリーズの1冊。植田正治は1913年生まれ、2000年に亡くなった写真家。1930年代から報道写真でもポートレートでもない「構図を演出した芸術的な写真」を撮影して「植田調」といわれる