水分をとるほど痩せられる?ダイエット中に必要な水分量とは
✅ ダイエット中、水をたくさん飲んでいる
✅「最低でも2リットルが必要」と聞いた!
✅ 水を飲み過ぎると「水中毒」になる?!
そんな疑問はありませんか?
先日、フォロワー様から
下のようなご相談をいただきました。
ダイエット中、なぜ水分がたくさん必要なのか?
色々な情報があるが、結局どれくらいの水分が必要?
今回は、そんな疑問が解決するような
記事を書いていきます!
なぜ水分が重要なのか
水分が不足すると、
血液がドロドロになります。
栄養素は血液を通して運ばれます。
血液がドロドロになると
栄養素が体の各細胞に行きわたりません。
代謝は1つ1つの細胞の中で行われているので、
栄養素が細胞にいきわたらないと
代謝活動が滞ってしまう!
というわけです。
また、水分が不足して
血液がドロドロになると
血液が固まりやすくなる=血栓ができやすくなる(動脈硬化につながる)
ので、
水分をしっかりとることは
健康を維持するためにも重要
なのです^^
水中毒になる?
「水中毒」とは、
過剰の水摂取により体内溶質が急速に希釈され、その結果生じる神経系の刺激症状
と定義されています。
軽症では、疲労感、頭痛、嘔吐、浮腫
重症では、痙攣、錯乱、意識障害、
死に至る場合もあります。
そう思いましたか?
しかし一般的には、
水中毒になることはほとんどない
ので安心してください^^
水に魅入られたように一日中飲む、
10リットル以上の水をあおるように飲む
といった「多飲症」の結果に起こるものです。
水中毒を発症する人の6割は、
統合失調症などの精神疾患の患者であり
妄想や薬の副作用と考えられています。
一般の人であれば、たくさん水を飲んでも
尿が増えるだけで、水中毒まではいかない
ので、心配はほとんどありません。
必要な水分量はどれくらい?
水中毒にはならないので安心。
じゃあ、どれくらい飲めばよい?
実際にどれくらいの水が必要か
解説していきます。
水の必要摂取量の目安は
活動レベルが低い:2.3~2.5 リットル/日
活動レベルが高い:3.3~3.5 リットル/日
程度と推定されています(※2)
そう早まらないでください!
じつは、私たちは食べ物からも
かなりの水分をとっています。
また、「代謝水」と言って
体内で水分が生み出されています。
✅ 食事から「約1100mL」
✅ 代謝水で「約300mL」
の水分を得ることができるので、
飲水からは
活動レベルが低い:0.9~1.1 リットル/日
活動レベルが高い:1.9~2.1 リットル/日
が目安となります。
一般的には下図のように
水分の出入りが考えられています。
▼ 人体における水分の出入り ▼
水の必要量については、
信頼度の高い研究が少ないので
目安として考えるしかありませんが
最低限、1200mLは必要
と考えられます。
結論:
活動量が低い~普通の方は1200~1500mL/日を目安にとり、夏場やたくさん汗をかいたとき・活動量が多い方は、2000mL/日を目安にとる
のが良いでしょう^^
たくさん飲めば飲むほど代謝が良くなる
というわけではないので
適量を意識してとってください!
さいごに
ネットでは様々な情報がありますが
必要な水分量については、
信頼度の高い研究が少なく
断言できるものがありません。
栄養素の必要量は決められているのに
水の基準値が設定されていないのは
充分な研究がないからです。
水分不足にならないよう
こまめに水分補給してください^^
一度、1日でとった水分量を
はかってみるのも良いと思います!
▼ 参考文献 ▼
※1 Rowntree LG. Water intoxication. Arch Intern Med. 1923; 32: 157-74.
※2 Sawka MN, Cheuvront SN, Carter R 3rd. Human water needs. Nutr Rev 2005 ; 63: S30─9.
・公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット
最後に・・・
あなたの「スキ♡」が勇気になります
Twitter・YouTubeを、クリックして
フォローしていただけると嬉しいです!
★ Twitter(@okana_2020)
★ YouTube
これからも
ダイエットやボディメイクに
役立つ情報をお届けします!
では、また!
▼ 合わせて読みたい記事 ▼
▼ おかなの全記事 ▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?