見出し画像

誰かの命につながってる話

ポケモンスリープで朝起きるのが楽しみ過ぎて、興奮して睡眠の質が下がった、ながなりです。


今日は最近読んだ本の脳科学者の池谷雄二さんの『夢を叶えるために脳はある』という本の面白かったところを、ちょっとお話ししたいなと思います。


音声はこちら▼


子供をたくさん生む動物の事例で、海にいるマンボウの事例がよく出たりするんですね。


マンボウは1回の産卵でだいたい2億から3億以上卵を産むそうなんです。


とにかく人の子供の数と比べると、ものすごく大きな数を産んだりします。


それでそのうちの何匹が無事に大人のマンボウになるのかという話で、ちょっと正確にはやっぱりわからないんですが、


3億とか産んでおいて2匹とかだったりするそうなんです。


すごく少ないじゃないですか。


この2匹の成魚に対して、ほとんどの命が失われているこの卵たちは、果たしてそれは無駄なのかという話をしてるんです。


この種の保存という意味では、たった2匹でも十分なんだそうです。


子供を産む理由は何か?と言われたら、子孫繁栄のためだけだっていうのは、本当に人間の思い込みだけで、それは真実の一面でしかなかったりします。


とても視野が狭い答えだったりするんですね。


マンボウの成魚にならなかった。他の何億という卵たちは、他の生物たちの餌になってるわけなんですよね。


だから、他の生物たちの種を守るためにマンボウはたくさん産んでくれている。命を生んでくれてるって言うんですね。


つまり、何億といってほとんど実らない命たちも決して無駄ではないんです。


どこかの誰かの何かしらの命につながってるんです。


他にも、


アフリカのサバンナで、厳しい生存競争が行われたりします。


その中で例えば、ライオンだったり、チーターだったりが狙うのは幼い子供のガゼルだったり、シマウマだったり、他には高齢の動物たちや、病気だったり、ケガや障害のある動物たちが主に肉食動物の餌食になったりするんです。


つまり、ケガを負ったり、病気をしてたりする個体がいることによって、他の健康な仲間たちが肉食動物にの標的にならずに済んでるっていう見方ができるんですね。


最近、僕の知人の方で、小学校の4年生の女の子が車にひかれて死んじゃったりしたんです。


そしたら、その子の死は決して無駄じゃなくて、クラスのみんなだったり、顔も名前も僕はその少女のこと知らないんですけど、その子のことを思ったりして、ちょっと注意しようとか気をつけようとかって、自分が車運転する時は注意して運転しようとかって思えるんですね。


だから、その車でひかれた女の子の死も無駄じゃなかったりするんです。


次の命のにつながってたりするんです。


というわけで


マンボウは2億から3億ほどの卵を産むけれど、生まれなかった卵は他の命をつなぐために存在しているんだよというお話をしました。


自分ひとつの種族だけじゃなくて、他の種族のための命につながっていたりするというお話でした。


それではまた!


参考図書▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?