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相手の矢印があなたに向かない理由。

「相手が私のことを理解してくれない。」

人と人の間に立ち、橋渡し役として日頃動いている私が、仕事でもプライベートでも人間関係の相談(という名の愚痴?)を通してよく聞くフレーズの一つ。

こういう言葉が出てくるときは

それが本当に事実なのか

話し手の思い込みなのか

実は相手は理解しようと努めているのに話し手はそれに気付いていないなど

その背景を慎重に吟味しなければいけないが、もしこのフレーズが事実だったとした場合に、話し手はよく考えなければいけないことがある。

「相手があなたのことを理解しようとしてくれない」という事実は

「相手はあなたのことを理解しようとする状態になっていない。」ということであり

もっと言うと

「相手があなたのことを理解しようとする状態をあなたが作れていない。」ということになる。

相手に理解を求めるには、まずあなた自身の準備と努力が必要である。

部屋に入れば自動的に点灯する人感センサー内臓のライトのように、相手に近づくと自動的に相手が私のことを理解してくれれば都合が良いが、

人間はどちらかというとアナログ的で、部屋に入る前に入る人がスイッチを押さないとライトが点かないように、相手に理解を求めるには相手があなたのことを理解するスイッチを押すことが必要になる。

ではそのスイッチとは何か

それは

「この人は私のことを理解しようとしてくれている」と相手が感じたときがそのスイッチになる。

そのスイッチが入って初めて相手はあなたのことを理解するモードに切り替わる。

スイッチを押したらライトが点くように

あなたの相手に対する理解(スイッチ)が先であり

相手のあなたに対する理解(ライト)は後とという順番になる。

この順番を分かっていないと相手からの理解はそもそも得られない。

そして更に大事なのが

「この人は私のことを理解しようとしてくれている」と相手が感じるほどにあなたが相手を理解しようと努めているかということ。

順番が正しくても「相手が感じるほど」のラインを越えなければ、相手のあなたに対する理解は進まない。

それだけあなたの姿勢が重要になる。

ここで注意しなければいけないのは、操作的に(自分にメリットがあるために)相手の理解を得ることを目的とした理解の姿勢(振り)では効果はないということ。

そんなことはすぐに相手に分かるし、伝わってしまう。

相手に対する見返りの無い理解が絶対的に必要になる。

見返りの無い理解が難しいという人がいるが、そういう人こそ見返りの無い理解の先に何が起こるのかを体験するまで徹底してもらいたい。

体験した人であれば分かると思うが、見返りの無い理解を相手に向ける方が結果として見返りが生まれる相手からの理解が得られる。

そして一旦スイッチが入ると相手はあなたを理解する姿勢を緩めることは無く、相手は喜んでこれまで以上に前のめりに理解してくれる。

もし「相手が私のことを理解してくれない。」という現状が今あるようであれば、順番と相手を理解する姿勢を振り返ってみてはいかがでしょうか?

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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