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自己マスタリーって知ってる?ーーゼンゲの「学習する組織」を今、紐解こう

経営組織論では有名な「学習する組織」。ただ、その内容は難解で取っつきにくいものばかり。

そのうち、代表する概念のひとつ「自己マスタリー」を見ていきましょう。


自己マスタリーとは、全人類の願いである


自己マスタリーとは、個人が自身のスキルや能力を向上させるために積極的に取り組むことを指します。

これは、個人の成長と発展を促進するだけでなく、組織全体のパフォーマンスを向上させるための重要な要素です。

そして、この自己マスタリーの概念は、ゼンゲの「学習する組織」というアイデアにも深く関連しています。

自己マスタリーは、個人の成長に関心を持ち、自己啓発を目指す姿勢を持つことから始まります。

人々が自らのスキルや知識を向上させ、学習意欲を持ち続けることによって、組織は変化に柔軟に対応できるようになります。


実際の現場では、自己マスタリーは意外にも地味?


具体例を交えて、内容を深めていきましょう。

たとえば、ある組織では、従業員は自己学習に取り組む時間やリソースを与えられています。定期的なトレーニングやワークショップに参加するだけでなく、オンラインの学習プラットフォームや書籍などのリソースも提供されます。これにより、個人は自らのスキルや知識を向上させるための手段を自由に選ぶことができます。

また、組織のリーダーは、自己マスタリーの重要性を理解し、従業員の成長をサポートします。例えば、組織の中で経験豊富なメンターや先輩の存在を活用することができます。従業員は彼らからアドバイスやアイデアを得るだけでなく、彼らの経験を通じて新たなスキルや視点を学ぶことができます。


自己マスタリーが機能しないのは、文化として浸透していないから?


自己マスタリーの重要な側面は、組織文化の一部として浸透していることです。

組織の価値観や目標が自己啓発や成長に関連している場合、従業員は自然と学び続ける意欲を持つようになります。チーム内での知識共有や挑戦的なプロジェクトへの参加も、人々が自己マスタリーに向けて取り組むことを促進します。

重要な点として、自己マスタリーは個人の責任である一方で、組織はそれをサポートする環境を整える責任も担っています。自己マスタリーの重要性を理解し、学習意欲を持つ従業員に対してリソースやサポートを提供することは、組織の成功に欠かせません。

自己マスタリーは、個人の成長と発展を促進するだけでなく、組織のパフォーマンスを向上させるための重要な要素です。ゼンゲの「学習する組織」のアイデアは、自己マスタリーの実践を組織全体に浸透させることを目指しています。組織は、従業員の成長をサポートし、自己学習の環境を整えることで、柔軟かつ効率的な組織を作り上げることができるのです。

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