小倉マユコ

フリーランスのイラストレーターをしています。 透明水彩の色彩や質感を活かしたタッチで、…

小倉マユコ

フリーランスのイラストレーターをしています。 透明水彩の色彩や質感を活かしたタッチで、書籍・WEB・広告等でイラストを描いています。 oguramayuko.com

最近の記事

塗り絵本第2弾、発売です

「百人一首ぬりえ2-大人女子のぜいたく時間-」(大泉書店)が発売となりました。3年前に発売した「百人一首ぬりえ」がご好評とのことで、第2弾を描かせていただきました。 百人一首の中から19の句を塗り絵にしました。実際に私が色鉛筆で仕上げた塗り絵見本も4枚、塗り絵の途中をまとめたメイキングページも掲載しています。 1冊目と合わせて、自由な発想で塗り絵を楽しんでいただけるとうれしいなと思っています。ぜひ大河ドラマ「光る君へ」を見ながらなんて、いかがでしょうか。

    • 昭和の風景を描きました

      今月発売「別冊昭和のまちがいさがし館Vol.16」(ワークス)の表紙イラストを担当しております。出題イラストも3点掲載されております。ぜひチェックいてしただけるとうれしいです。 今回のお仕事は、ipad×procreateで描きました。紙と絵具では表現しきれない光の表現や透明感がお気に入りです。今回はテーマが「昭和」なので、懐かしい漫画に出てきそうな雰囲気を意識して描いてみました。

      • 今年の書初め

        今年は仕事以外の絵も少しでも描けるといいなと思っています。できればホームページのトップを、毎月(少なくとも季節ごとにでも)新しいイラストで飾ることを目標に! 新年1枚目。先日NHK大河ドラマ「光る君へ」を見て、平安美人を描きたくなってprocreateで描きました。 平安時代をテーマにお仕事をいただくことも多くて。もともと詳しいわけでも得意なわけでもなかったのですが、描くうちに知識も蓄えられて、好きな分野になりました。平安時代の着物は男女とも色味に決まり事があったりもしま

        • 2024年のはじまりに思う

          新年を迎えました。能登半島地震により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一刻も早く平穏な日々が戻ることを願っております。 ————————— 大変に久々のnoteとなりました。 昨年はコロナ禍を抜け、心も体もゆったりと過ごせた一年でした。おととし体調を崩したこともあり、「仕事はがんばりすぎない」と割り切り、自分のキャパシティに対して6割くらいの気持ちで生活してみた一年でした。 心身が新しくなったような今年は、ふつふつと、やっぱり仕事をがんばりたいな思っています

        塗り絵本第2弾、発売です

          夏休みである

          フリーランスのイラストレーターをしている私は、毎日いわゆる在宅ワークである。小学生の上の子は絶賛夏休みを謳歌中。 もう中学年なので、宿題も泣かずにやるようになったし、ゲームや動画視聴の時間管理なども、そこそこきちんとできるようになったので、基本私は仕事部屋にこもっている。 ただこの夏休み、昼食づくりがまぁまぁ手間な訳です。焼きそばやら、ラーメンやら、パスタやら、なんやかんや作っている(麺ばっか!)。ただどうしても準備ができないときや、ちょっと今日はいいかな!というときは、

          夏休みである

          美容ブームが来てる

          40代にして美容ブームが来ています。 これも、読書熱再来と時を同じくして。きっと心の余裕が出てきた証拠なのだろうと思っている。 最近使い始めてとても良かったもの。1つめは、ルルルンのシートマスク。MEGUMIさんの本を先日読みまして、これだけは実践できそうと思ったやつです!(きっとそういう人、多そう) ルルルンプレシャスのグリーンが一番良かったので、これをリピート。とても良い気がしている~。 あとは、お義母さんにもらって、とてもよかったヴァーナルの洗顔石鹸。泡がすごく気

          美容ブームが来てる

          挿絵のお仕事

          高齢者施設などで利用される「おとなの教科書」というテキストで、懐かしの唱歌や日本の名文などをテーマとしたページで、毎月挿絵を担当しています。 日本の名文をテーマにしたページ、7月号では島崎藤村の「初恋」のイラストを描きました。 5月号では夏目漱石の「坊ちゃん」でした。 唱歌のページでは、6月号で「雨降りお月さん」のイラストを描きました。(この歌は知らなかった!) いつもとても楽しく描かせてもらっています。利用者の皆さんにも絵を楽しんでもらえると嬉しいなと思います。

          挿絵のお仕事

          卒母への道

          母業、父業をしている皆さん、おつかれさまです。 先日Instagramでとても共感した投稿を見かけて、それそれー!と感銘を受けたのでnoteに残しておこうと思います。 デザイナーの田中千絵さんが、Instagramで「卒母」をテーマに投稿をされているのをいつも楽しく拝見しております。特に先日「ほどほどの母」についての投稿が目からウロコで。子育てしている方、ぜひ見てみてほしい! イギリスの小児科医であるドナルド・ウィニコットという人の、good enough mother(

          2023年の七夕

          7月7日、七夕ですね。過去のお仕事からイラストを再掲載。

          2023年の七夕

          お仕事情報

          今週発売の文庫本『行き遅れ令嬢の事件簿2公爵さま、いい質問です』(リン・メッシーナ/原書房)、第一巻に引き続き、カバーイラストを担当しております。 主人公のベアトリスとケスグレイブ公爵の掛け合いにちょっとキュンとしてしまう、そんな第二巻となっています。既刊とあわせて、ぜひお手に取っていただけるとうれしいです。 こちらの物語は、19世紀初頭の英国・ロンドン、摂政時代(リージェンシー)が舞台です。あまり学校の歴史の授業などで習わない時代ですよね。 でもこの時代、服飾や文化など

          読書日記2023/07/03

          本日の読書日記は、「親」というものについて考えてしまう2冊。 辻村深月さんの「傲慢と善良」。 読む人によって刺さる部分が違うと耳にしましたが、私にとっては登場する「親」の存在感が強烈でした。 まったく事件的な存在ではなくごくごく普通にありそうな家庭の母親(父親)が登場しますが、なんかすごく怖かった。子供を信じていないこと、自分の物語に吞み込んでしまうこと。子供を心配すること、過保護に扱った末に起こりうること。 読後しばらく経っているのですが、主人公の母親の存在感がいまだに強

          読書日記2023/07/03

          心の本棚

          先日、読書日記に書いたとおり、最近また読書ができるようになりました。自分が自分を取り戻し始めた合図のように感じます。 思えば上の子が生まれてからの10年近い歳月、本というもの、読書という営みから遠ざかっていました。東京の小さな賃貸住宅の物理的に限られた空間に、本棚を置くスペースがなくなってしまったこと(日々増殖する子供のものに追いやられていくように)。あとは、私自身が本を読みたいという心持ちではなくなったことがありました。 乳幼児を抱えていると、現実世界でも常に喜びやら悲

          読書日記

          最近、また本を読めるようになりました。約10年ぶりの「趣味・読書」の復活劇。これはまた熱くなる予感です。読書記録としてnoteの記事で残していこうと思っています。 いろんなものを好んで読みますが、ひとつ好きなのが物語のキーパーソンとなる"謎の人物"が、迷える登場人物たちを導くような連作短編集が好きです。それぞれ別の物語に感じながら、"謎の人物"を中心に緩やかにつながっているような物語。謎の人物は現実と非現実の間を繋ぐような存在感でワクワク、ぞわぞわします。 「今の自分にで

          色の名前の魔法

          先日のネイル部の記事にイラストで描きましたが、キャンメイクのネイル、N70番のピンク色は「ローズミルクティー」という名前だそうです。大人っぽいシアーなピンクブラウンの色味もいいのですが、名前も可憐でいいんですよね。 そして、色の名前の魔法みたいな経験が身近にあったなぁと思い出しました。 いつも行く美容室で、二、三ヶ月に一度、根元だけリタッチをしてもらっています。年齢的に白いものもチラホラと顔を出しており、仕方なくという気持ちもあり、半ば機械的に”いつもの色で”カラーリング

          色の名前の魔法

          隣の席、あいてます

          私の仕事部屋は玄関入ってすぐのところにあり、子供が「ただいまー!」と玄関ドアを開けるとすぐに「お帰りー!」と返事ができる場所にあります。 ただいまの声色で、なんとなくですけど、今日の元気の度合いを察することができて良いです。 さて、我が家には子供部屋というものも、一応あります。上の子が小学二年生くらいのときに、いわゆる学習机を子供部屋に置きました。でもこれ、我が家ではほぼ活用されていません。(中学生になったら使いますかね?) 低学年のときから宿題は専らリビングで(ダイニ

          隣の席、あいてます

          ネイル部、発足。

          最近のマイブームといいますか、セルフネイルが再燃しています。 爪を塗るなんていつぶりでしょう? 会社員をしていた20代のころはジェルネイル派で、けっこうガッツリとラメなどを塗り込めていました。内勤で自由度の高い環境だったのでギラギラの爪で武装をしていたものでした。 子供が生まれてからここ10年ほどはすっかりネイルはしなくなりました。だって乾かす時間がない!塗り直す余裕がない!マニキュアの匂いは小さな子供には良くない!(のかな?)などなどありまして。つまりは心も体も余裕が

          ネイル部、発足。