【目印を見つけるノート】1463. 行ってしまうとさびしくなるよ(野川ぜんぶ歩く4回目の1)
1日のできごとを小出しにしているのですが、今日もまた昨日の『野川ぜんぶ歩く』の続き、いえ、本編ですね😅 きのうはまだ始まる前でした。
きのうもお出ししましたが、この企画の内容です。
主催者のカワさんより歩き始める前にペーパーをいただきました。今回の『野川ぜんぶ歩く』の経路をまとめたものです。全長およそ20.4km、通る自治体や流入河川・水路まで網羅していて、野川の全体像が分かります。自分は途切れ途切れですが、通してみると「へえ、すごいなあ」と感じます。
『野川ぜんぶ歩く』をおさらいすると、
1回目の区間 二子玉川から喜多見(世田谷区)
2回目の区間 喜多見(世田谷区)から国領近辺(調布市)
3回目の区間 国領から野川公園(最寄り駅は新小金井)
4回目の区間 野川公園から国分寺(水源周辺)
となります。イコール、これが地理的な野川なのです。
4回目の出発地は野川公園の北入口です。ここから、上流部の国分寺市までレッツゴー!です。
都立野川公園は調布市・小金井市・三鷹市にまたがる広い公園ですが、隣接するのが都立多磨霊園、調布飛行場、都立武蔵野公園なのでこの一帯全体が「えらくだだっ広い」空間だといえるでしょう。実際、野川公園の上空のすぐ真上を飛行機が飛んでいきます。
だだっ広い空間を縫って野川を国分寺市まで遡っていくとどのような風景が待っているのでしょう。期待に胸が躍ります。
さて今回、さんぽメンバーの自己紹介の中で、「上流を辿っていこうとしたけれど、途中で道がわからなくなった」というような声がありました。私は初めてですが、トライされた方がいるのです。すごい👏
そして、この声が4回目の川さんぽを象徴するものだと後で実感することになります。
歩きはじめてほどなく、川の左岸にある広い調整池を目にします。池といっても一部で大半は野原なのですが、2つある調整池は野川が氾濫した際の受け皿になる役目を持っています。そして、平時は田んぼや畑など自然を生かして、触れあうための空間になっているとのことです。
川幅や深さもそうですが、周辺の景色や人の関わりかた、設備など、同じ川でもそれぞれの場所で異なるのだなと感じます。
調整池の端には川漁師の様子を描いたと思われる大きなレリーフがありました。ただ、説明書きが外れてしまったようで、作者や経緯は分かりませんでした。
小金井野水という流れの入ってくる合流点もありました。
続いて、排水出口と取水口が並んでいる地点にたどり着きます。ほんのわずかですけれど、更改していないため、野川にも下水をそのまま流す口があるのです。昔の川はそうでした。隅田川もそうだったかも🤔と思い出します(調べていませんが、昔はそれぐらい汚れていました)。ごみなどは網ににかかるので流れてきませんが、川がきれいになるというのは決してパッとできるわけではないことに気付きます。
この辺りからでしょうか。川の風景はハッと気づくほど変わっていきます。桜の木が方々にあるのでつい、そちらに気を取られてしまうのですが、川はどんどん背の高い葦原になっていきます。しまいには水路がほとんど見えなくなってしまいました。あれ、あれと思っていましたが、流れがまた現れました。ほっ。
この辺りで元の野川の流路に寄り道をします。旧の東海道というような言葉はよく聞くのですが、元の川というのがあるのです。そういえば旧石器時代から縄文初期の遺跡の発表会で、旧利根川というのがあったことを知りました。今とは流路が違うのですね。鎌倉時代の相模川も、江戸初期までの福山・芦田川も今とは流路が違っていました。ああ、灯台もと暗し、多摩川もそうですね。
また今の野川に戻ります。
小金井市を歩いています。
マガモやツグミやヒヨドリを見ました。ツグミやヒヨドリは生き物に詳しい方に教えていただきました(カミングアウト)。ペアで動いているのは育児の季節が近いからかな。チョウはモンシロ、モンキ、アゲハ、ヒョウモンなどたくさん見ました🦋アメンボがたくさんいましたし、貝も……これが名前の分からない最たるものでした。
葦原を過ぎていくと湧水のあるポイントを教えていただいたり、おのおの軽食をとったりして休憩します。この辺りで川のせせらぎをちょっと録音して音声を投稿してみました。
Butここからが、一筋縄ではいかない上流アプローチになるのでした。
あ……道がない。
あ……川が……。
川は流れているのですが辿りづらくなっていくのです。
このクローズしている箇所の上には小金井市立前原小学校があります。野川はその校庭の下を流れているのです。
小学校を越えて道路を渡るととまた野川が現れます。
この辺りから電池残量が僅かになり、写真が激減します。面目ない😭
もし、
スナフキンが旅の途中にふらりとここに来て、川に扉があるのを見たら、
「はて、これはどうしたものか」と思案しながらギターを弾くかもしれません。というような妄想をしてみるのでした。
今日はこれぐらいにしておきましょうか。
明日は源流周辺にたどり着くまで書きますね。
今日の曲です。
Bob Dylan『You're Gonna Make Me Lonesome When You Go』
スナフキンだとこの曲が似合いそうです。
「行ってしまうとさびしくなるよ」ということですが、さびしがられても旅をするのが似合うように思います。
「行ってしまうとさびしくなるよ」(by ムーミン)
オチはないです。
それでは、また明日に続きます。
尾方佐羽
追伸 『Punch the clock』、『Get Happy』とリアタイ経て遡った感じ。この2枚(レコード)は某図書館にあった♪とひとりつぶやく。最初期のはなかったけれど🤔
行きたいなあ😔
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