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【目印を見つけるノート】1542. ヒロインが超絶美しかった

あっという間に水曜日。今日は暑い。

きのうは久しぶりに映画を見ました。
『ラームとリーラー』というインドの作品です。2013年公開だそうですが、日本では初上映とのことです。
上映されてよかった。

『ロミオとジュリエット』を下敷きにしているので(スクリーンにもそのようなことが書いてあります)、おおぐくりのあらすじは分かっています。それでも凄まじい展開に冒頭から目を見開きっぱなしでした。

何しろ500年も対立する2つの部族・家(町を2分する)は銃と銃弾をはじめ、明るくない商売をしていて、はじめから銃をーー表現は何ですがーーぶっ放しまくっています。警察も袖の下でお咎めなしだったり、砂漠の中にある無法地帯のようなのですが、とにかく全編通してたくさん銃が出てきます。
2つの家の頭目の子であるラームとリーラーが恋に落ちるのですが、さて、ふたりはどのように思いを遂げようとするのでしょうか。
あまりネタバレにならないよう書くのはたいへんだなあ。

まず、リーラー(ディーピカー・パドゥーコーンさん)の美しさには全編通してうっとり、超絶ものでした。あれほど美しいヒロインには滅多にお目にかかれないでしょう。ラーム(ランヴィール・シンさん)も美男子なのですが、お調子者で争いが嫌いという破調の人。それが抗争のただ中に入ってだんだんシリアスになっていくさまも見所だと思います。

ヒロインの美しさもそうですが、舞台になる場所が風景画のように美しいのにも感嘆しました。砂漠の荒涼としたさま、雑雑とした町並み、地中海沿いのように白い建物と川、月夜のバルコニー、リーラーの家の庭などーー挙げるときりがありません。

ダンスと歌のシーンはいくつもありました。そこはさすがインド映画ですが、ただ闇雲に出てくるのではなくて、お祭りや祝宴の1シーンとして出てきます。やはり、みんなで踊るというのは圧巻ですね。息をのんで見ていました、
そうではなかったのはラームの登場するシーンで、色男っぷり全開でした(かなりコミカル)。バイクに、横に寝そべって登場する主人公は初めて見ましたね。ははは😅

もとい、
お祭りがこの映画の重要なポイントかと思います。
2人はホーリー祭(3月)で出会います。そして見ているときは分かりませんでしたが、おそらくデュシェラ祭(9月~10月)まで。お祭りが重要なタイミングになっているのです。
この辺りはそれらに慣れ親しんでいるインドの方なら一層感慨深いだろうと思いました。また、『ラーマヤーナ』などインドの有名な文献も知っていればもっと「小ネタ」が細かく分かって面白かったかもしれません。インドの神さまもほんの僅かしか知らないですし。
とはいえ、
2時間半怒濤の展開でしたので、「ああ、終わっちゃった」という感じでした。
見応えがあって、とても面白かったです。
トレーラー映像を置いておきます。

キネカ大森では7月4日まで『インディアンムービーウィーク 2024パート1』をやっていて、『ラームとリーラー』もそのうちの1本です。14本のラインナップはバラエティに富んでいますが、今回は『ラームと~』を選んでみました。

あ、主演のお二人、今はご夫婦なのですね❤️
愛がなくちゃね。

映画、ホラーは苦手で、サスペンスも「ものによって」という感じです。ロードムーヴィやSF、ドラマが好きかなあ🤔 歴史物も時代考証がきちんとしてあれば。ですがジャンルを問わず、美しく、独特の雰囲気のあるものが好きかもしれません。音楽映画なら、ドキュメンタリーがいいかな。

ということで、近々また映画を見に行きたいですね。

それでは、今日の曲を。
Edith Piaf『パリの空の下』

この曲を聴くと、パリにいるような気分になれますが、『パリの空の下セーヌは流れる』という映画の曲でもあります。この映画のラストはたいへん衝撃的で、今でもよく覚えています。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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