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【目印を見つけるノート】997. フェルマーとパスカルが「中間」で会うならば

きょうは妹とランチをするので横浜に行きました。ちょうど中間なのですよね。いや、6:4ぐらいかな。

中間で思い出しました。

『フェルマーの定理』で有名なピエール・ド・フェルマーはさきにも出したブレーズ・パスカルと手紙のやり取りをしていたのです。もちろん、私にはチンプンカンプンな数学の話でしょう。ははは😅

ただ、ちょっとした間接的なトラブルがあって以降、やり取りは途絶えてしまいます。トラブルの内容は書くと長くなるので割愛しますが、パスカルの方がこの時は頑固だったようです。
フェルマーは脚の具合がよくなく遠出が厳しかったのですが、どうしてもパスカルに会いたかった。
そこでフェルマーは、「クレルモン・フェランとトゥルーズの厳密な中間まで出向いてもよいので会えないか」と手紙を出すのです。自分も脚が悪いけれど頑張って行くから、あなたも折れて来てはもらえないか。そういうことでしょう。

「厳密な中間」という言葉に、私はフェルマーの気持ちを思ってしまいました。
さて、クレルモン・フェランとトゥールーズの厳密な中間とはどこでしょう。これは素敵な問題ですね!少なくとも私は、小説を書いている最中なのにフランスの地図を広げてしまいました😆

クレルモン・フェランはパリの南かな。パリとは423km離れています。トゥールーズはさらにその南西でクレルモン・フェランから375.9km離れています。距離はすべて今の道路のもので、参考程度です。
フェルマーはその中間をどのように考えたのでしょう。

今のように鉄道はありませんので、街道を歩くか馬か馬車で行くしかありません。
直線距離で2地点を結んだ中間でしょうか。そうするとフィジャックという場所が中間になりますが、そこは山の中。道も細くくねくねしていて現実的ではありません。
今の街道をみてみると、少し西寄りに迂回しますが、クレルモン・フェランからブリーヴ・ラ・ガイヤルドを経由してトゥールーズに行けます。ブリーヴ~から少し南下した辺りが中間地点かもしれないなと私は推察しました。それでそれぞれの地点を線で結ぶと……。

見ようによっては
平べったい二等辺三角形になっていました。
そこで私はニッコリしました。
これは私の感覚ですが、
フェルマーは三角形の問題をパスカルに出していたのだと思ったのです。「厳密な」とわざわざ書く辺り、フェルマーらしいかもしれません。一辺の距離が分かれば他の二辺の長さ(距離)を計算できますね。精度はどうか分かりませんが、地図も当時はあったようですよ。
残念ながら、パスカルがその問題を楽しく答えたかは分かりません。
本当に残念。

という話を思い出して、電車の中でニッコリしました。
『フェルマーの定理』は私には決して解けませんが、フェルマーの考え方がほんの少しわかったように感じたのです。学ぶというのはこういうものなのかな、なんて穿ってみました。
正解はともかく、いろいろ自分で考えてみること、といいましょうか。

さて、今日は妹とべたーっとランチしながら語り合い、別れた後に弟から電話……きょうは『きょうだいデイ』のようです。いい日ですね。

定点観測1
定点観測2

さて、今日の1曲です。
『Baby Sister Blues』(1922)

これはどなたが歌っていらっしゃるのか🤔
Bluesというより、ヴォードヴィルの曲のようですね。スコット・フィッツジェラルドも聴いていたかもしれません。この頃にはもうBLUESというジャンルの音楽があったのでしょうね。タイプは違うものの、そのような想像ができるので挙げてみました。

定点ではない観測😆

いいな。好きです❤️
フェルマーさんも、かわいいかもしれない😊

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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