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"好きを仕事に"は幻想か? キャリアについて考える②

今日は、「科学的な適職」という本についてオリラジのあっちゃんと、ダイゴさんが投稿していたユーチューブを見ました。

「【科学的な適職①】Withコロナ時代の職業の選び方」
https://room.rakuten.co.jp/room_eefb8d693d/1700212271956816

「迷ったらこちら!性格別 仕事選びの科学」

ご老人にアンケートを取ると「もっと他に適職があったかも」「あの時別の仕事をしていれば」と考えるなど仕事に関する後悔が多くあるという。

現在の私たちにはロールモデルがない時代になるので、適職について考えることは重要なことです。
人間には2種類いると記載されています。

①適合派:すきを仕事にするタイプ。長続きしない。給与が低くてもいいから、どこかにある自分に合う仕事をしたい。理想の仕事がきっとあるはずだと考え、多く転職し、探し続ける。

いい面:ジョブホップするので、合う仕事を見つける可能性が高まる。

悪い面:「ずっとどこかに理想な仕事がある」と考えてしまい、いずれはあきらめないといけなくなる。理想だと思っても嫌な面があるとすぐに他を探しがち。

②成長派:仕事を天職にするというタイプ。続けているうちに好きになると考え、どの仕事に対してもそんなに変わらないと考え、どうせなら給与が高い仕事をしたいと考える。転職は少なめ。

いい面:トラブルに強い。努力をしたから情熱的になれる。かけた時間分人はそこに情熱を持てる。「耐えれば好きになれる」と考え、コツコツ仕事できるのでいい成果を残しやすい。

悪い面:耐えれば好きになると考えるので、ブラック企業で働くとよくない場合がある。

ほとんどの人が、①の人らしい。しかし、①も②の人もどちらのいい面、悪い面もあり、最終的な幸福度は同じくらいになるそうだ。


転職の幻想

①好きを仕事に!:上記理由で幻想。

②お金で選ぶ:幸福度には相関係数0.15。年収400万に人が800万になったとしても幸福は2倍にならない。800万をこえたらほぼ横ばい。800万の人も1億円の人も幸福度はほぼ変わらない。

③伸びる業界かどうか:専門家の予想も50%しか当たらない。結局だれにも予想できない。

④楽かどうか:難易度が低くてスキルが低いと「無気力」、難易度が低くてスキル高い(役不足状態)「退屈」なので、幸福度が高いためには「程度な難易度、適度なスキル」の適度なストレスを感じられることが大事。

じゃあ何を大切にすればいいのか? それは下記の7つの徳目。

1.裁量権があるかどうか(ペース、やり方、内容、働き方等自由に決められるか)

2.進歩しているかどうか(小さくても達成感、評価、フィードバックはあるか)

3.モチベーションタイプ(攻撃型、防御型タイプはあっているか?)

攻撃方はリスクよりもスピード、最高の状況をイメージして行動する(業界の変化が速い仕事があっている)

防御型は、最悪の状態を避けるために行動する(ミスしない、経理・弁護士などがあっている)

4.内容と報酬は明確か(結果を出しても上司の評価で決まるか?これくらいしたら評価されるというのが明確か?)

5.業務内容はバラエティに富んでいるか

6.自分と似た人が多いか(職場に友人・似ている人が3人以上いると満足度が96%上がるらしい)

7.他人の生活に影響を与えらえるか(貢献度、人のためになっているか。だれの役に立っているのかわかるか。他者への貢献は人間の快楽。人間の欲求を満たしてくれる)

各項目に対し、自分が重視するかどうかを1~5段階で決める。

各項目に対し、現職に感じていることを1~5段階で決める。

重視×現職の評価=現在の仕事に対する評価をだす。

そのあと、転職で内定をもらった会社があれば、A社、B社、C社を同様に評価し、出た評価点で最も高いのが適職とするのがいいらしい。これは米軍も使っている客観的なマトリックス方法らしい。

内定が出て決めきれない方はこの方法を使ってみるのはお勧めかもしれません。

今日はここまで。

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