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日記

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休職前の日々、復職後の日々、退職後の日々、就労移行支援に通っている日々です。
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2022年10月の記事一覧

復職日記21

復職日記21

今朝は朝から3人で昨夜の鍋の残りでおじや。
我が家は高頻度で鍋をする。
同居人氏2が鍋好きなのである。
作るのも簡単だし、疲れていても、ぱぱっとできる。

昨夜の鍋は、同居人氏2製作のキムチ鍋。
どんどこざくざく、大胆に材料を切っては入れ切っては入れしていくさまを横で見ていて、おお、と唸った。

鍋ひとつとっても作り方は三者三様。
わたしは爪が甘いので、途中まで丁寧だけど、豆腐とかくずれちゃうタイ

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復職日記20

復職日記20

昨日の夜、同居人氏1は、わたしの隣に座って、わたしの目を見ながら、こう言った。

生きていればなんとかなるよ。生きてればなんとかなる。大丈夫。みんな時間をかけて、居場所を見つけていくんだよ。

今日の朝、同居人氏2は、わたしの手を握りながら、こう言った。

大丈夫だよ。行けばなんとかなるから。大丈夫。

職場について、黙々と仕事をしていたら、上司に話しかけられて、こう言われた。

シフトの調整や、

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復職日記19

復職日記19

こころの調子が悪い時。
こころはお腹の底に落っこちているように感じる。

働いているときは、なんとかそれを両手で掬い上げて、からだのまんなかに持ち上げているのだけれど、休みの日は、落っこちたまま。

今日も一日、ぼんやりしていた。
午前中の病院をなんとか頑張って行って、診察室で小1時間待つ。
待っている間はひたすらにゲームした。
不安が声にもれてしまう患者さんが居て、わたしよりもお辛そうで、早く診

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復職日記18

復職日記18

今回の連勤は、がんばった。
休日明け初日の朝、猛烈に辛かったからだ。

前日の晩から、どうも様子がおかしかった。
もうやだー!全部やだー!と、いつもの嘘泣きをかまして、同居人氏1、2にはいはい、と受け止めてもらい、それでも満足できずに、2人は家事のこんなところをやってくれない!と小姑のようなことを言い、こちらもはいはい、と受け止めてもらい、それですっきりしたかと思えたのに、夜眠ったあとに怖くて目が

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復職日記17

復職日記17

もうお布団の中にいる。
上は半袖、下はズボンで、冬用の掛け布団にくるまっている。
半袖から出ている肌の部分が、冬用のお布団でじんわりあたためられて、気持ちがよい。
窓の外からは、何も聞こえない。
虫の音だけが聞こえて、人々の気配は、それぞれのおうちの中に収まっている。
金木犀の香りが、少しだけ漂う。
金木犀、がんばってるなあと思う。もう少しで香る季節は終わってしまうのだろうな。
日曜日の、静かな夜

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復職日記16

復職日記16

しとしとと降る雨の中、何度も何度も昼寝した。

本を読んでは眠り、本を読んでは眠り、本を読んでは眠り、を繰り返すうちに、だんだんと雨は本降りに。

部屋の温度が少しずつ下がっていくのがわかって、ほんのすこしだけ開けていた窓を閉めた。

今日は同居人氏1は在宅勤務、同居人氏2はお休み、わたしもお休みの日だった。

朝から昨日の鍋の残りを雑炊にして3人で食べ、わたしはソファへ、同居人氏1は仕事部屋へ、

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復職日記15

復職日記15

ほめられた。
別々のスタッフの方から、同じことを、同じようにほめられた。

「○○さんは、電話の対応がほんとうに丁寧だね」

「○○さんは、どうしてそんなに電話対応が上手なの?」

過去にコールセンターで働いたことがあるんです、内心はすごくびくびくしながら電話出てます。

と答えた。

でも、本当はとっても嬉しかった。
ありがとうございます、って、言えばよかった。

わたしは障害者雇用なので、でき

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復職日記14

復職日記14

風がびゅうびゅう吹いている日だった。
わたしたちの携帯は誰もJアラートがならなかった。

ひとの命を、なんだと思ってるんだろう。
ただの市井の人間のひとりとして、そう思う。
なんだと思ってるんですか?って、世界中の偉い人たちに、聞いてみたい。
フラットな感情のまま、人の命について、どう思われますか?どんな考えがありますか?と、聞いてみたい。そして、ただの市井の人間のひとりとして、答えてみてほしい。

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