ヤマシタ マサトシ
企業アカウントをnoteで運用するコツを考える
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企業アカウントをnoteで運用するコツを考える

ヤマシタ マサトシ

今年の初夏にとある企業さんでnote運用方法のレクチャーをしたのだけれど、その時に色々と仮説を組んでいまして、少し時間もたったので支障ない範囲でシェアしておきます。

前提として、ここ最近の企業によるデジタルマーケティング周りの流れを整理しますね。

企業によるオウンドメディア運用がビジネス的に限界が来て結構な数のオウンドメディアが閉鎖したのが今年の春先のことです。ちょっと前にはインフルエンサーマーケティングの走りでステマ=ステルスマーケティングというのが問題になったり、その前はバイラルメディアによるエビデンスのないネタの拡散が問題になったりしました。

こう書くとなんだか火薬庫がごとく問題ばかりのデジタルマーケティング業界に見えちゃうんですけど、実際のところは広告費のシェアにおけるインターネット広告費ってめっちゃ伸びています。

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電通さんの資料より。0より上が伸び率で、右肩あがりはインターネット広告費だけですね。他の媒体は軒並みマイナス成長。正確には他メディアのシェアをインターネット広告費が食っている、という状況でしょう。

では、この広告費が伸びているのにオウンドメディアがどんどん閉鎖したのはなぜなのか?

まぁ、端的に言えば運用メリットをコストが上回り続けて、ぶっちゃけ黒字化も無理だし本業への+効果もそれほど望めないというのがハッキリしちゃったんでしょうね。

営利企業なんで、そこはドラスティックに閉鎖っていう判断になるのは致し方ないかなと思います。ログを残してくれているだけでも感謝です。

そして淘汰されても生き残っているところは本物のメディアとして独立する可能性すら感じる骨太なところばかりなので、これはこれで結果的によかった気もします。


企業は広告で何をしたいのか?

さて、そもそも論です。オウンドメディアや広告を通じて、企業はいったい何をしたいのでしょうか?

そりゃもちろん、商品やサービスを売りたいわけです。業界全体を盛り上げたいとか、エントリーユーザーを増やしたいとか、役立つ情報でファンを増やしたいとか、いろいろな建前は言いますけど要するに売上を増やしたいんです。

その為には、認知=知ってもらう必要がある。よし、広告だ!

というのが、ずっと続いて来た手法だったんですね。


で、オウンドメディアっていうのは、要は「役立つ情報や暇つぶしになるコンテンツをお送りするので見てね読んでね、ついでに商品やサービスも興味持ってね、あわよくば買ってね」という事だったんです。

結局、見て読んでもらえるわりには買ってもらえない...という現実に気づいて多くのオウンドメディアは撤退したわけですけど。

そこで戻るわけですね。
今の時代に認知=知ってもらうには、どうすれば良いのか?


認知=タイムラインに出られるかどうか、になる

これは色々なデータとか見つつの肌感なので完璧なロジックでは説明不能なんですけど、おそらくこれからは「タイムラインに存在しないものは選択肢に入らなくなる」気がしています。

これは、検索エンジンで検索できないお店は候補入りすらしなかったり、ハッシュタグ検索で引っかからないとクチコミがほぼ見れなかったり、すでに似た前兆はたくさんありますね。

SNSにフィットしていくといずれはタイムラインファースト=今まではTVや新聞や雑誌で見るものに割かれていた意識が、タイムライン上に割かれるようになり、検索エンジンよりハッシュタグ検索になったり、公式情報より非公式のクチコミの方が信憑性が上がるんじゃないかと。

とは言ってもTwitterのアクティブユーザー数が8月発表で4500万人なので、国民2〜3人に1人の割合ですけどね。さすがにこれだけの規模のSNSになってくると無視できない規模感ではあります。


でも、Twitterって140文字なんです。一応、画像と動画も投稿できるけれど、コンテンツとしては作り込みづらい。ストーリーも伝えきれない。

そうなると、ユーザーのタイムライン上に出られる可能性があり、長いコンテンツが作れて、クチコミや反応をまとめやすい、という機能の揃っているnoteで企業が公式アカウントを運用するのはとても理にかなっているんですね。

企業によるnote運用の先鋒といえばキリンビールさんと、NIKKEIさんですね。他にも頑張っている公式アカウントがたくさんあります。

キリンビール(3156フォロワー)
COMEMO by NIKKEI公式(577フォロワー)
NIKKEIスタッフ(21630フォロワー)
アンダーアーマー(228フォロワー)
Netflix(1891フォロワー)
Oisix ra daichi (159フォロワー)
IKEUCHI ORGANIC(392フォロワー)
HONDA F1-2019(265フォロワー)
ミルボン(86フォロワー)
Cookpad(73フォロワー)
ターナー色彩(12フォロワー)

これ、2019/9/23時点でのフォロワー数です。
なんかもう最後の方は書いていて申し訳ない気持ちになってきました...

企業さんのnote公式アカウントの運用、あんまりうまく行ってなさげに見えちゃいますね。

ミルボンさんなんて、たしか去年の今頃に公式でnote投稿コンテストとかやってたのに...最新投稿は9/17だけど、その前の投稿は1/31。半年も空いています。どうした担当者さん...。

noteで企業アカ運用は正解!とか言っておいて、この現状だとぜんぜん説得力に欠けますよね。でもね、違うんです!企業アカウントのみなさん、運用方法ちょっと間違えてます!


この中で、noteでの公式アカウント運用がいちばん上手なのはひらや...じゃなくてキリンビールさんですかね。

ポイントは「ユーザーファースト」と、中の人も個人としてnoteを使っている、という点です。

その上で、ユーザーにちゃんと刺さるコンテンツと、ユーザーが乗りたくなる企画をきちんとコンスタントに出していけば、企業アカウントでもちゃんと愛されるし関係が築けるよ、っていう事です。

え?わかんねぇよって?

では、もしも僕が企業公式noteアカウントの中の人だったらどうするのか?を後半で書きますね。有料範囲なんで、そのまんま使っていただいてもかまいません。代わりに単発の値付けをちょっと高めにしておきます。経費で買ってください。

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ヤマシタ マサトシ
Creative Director / Designer _ http://awai.tokyo Founder デザイン論からマーケ・フード・育児ネタまで。観察スケッチ発案者。地黒で腹黒な毒舌家ですが好物は糖分です。問い合わせ先→ info@offreco.net