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自分の心に真摯に向き合う

 以前の記事で、「人間の行動は欲望が全て」という記事と、「自分に嘘をつくことの辛さ」という記事を書いた。大変多くの反応を頂き、嬉しい限りである。

 先日、急遽Mihoko先生と電話によるコーチングセッションを行うことになった。そこで「Takuyaさんは本当に『欲望』が無いのですか」と言われた。・・・そして先生はさらに、「あなたの前には何が見えますか?」と。僕は壁が見えると答えた。高いのか低いのか分からないが、とにかく僕の前には壁があるように見えた。・・・「あなたはその壁をグーで壊そうと思いますか?」。・・・僕は別に壊そうとは思わなかった。「それはどうしてですか?」と聞かれてしばらく考え続けた。とにかく自分の心に問い続けた。

 「あっ!!」

 その時、あることに気が付いた。何かが僕の襟足を引っ張っていることに。そして、引っ張られているのに僕は抵抗していない。むしろそのまま引っ張られている方向に行こうとしている自分に。

 そして、何が僕を引っ張っているのか考えた。それは、僕を引っ張っているのは僕自身の本当の心なのではないか。あなたには決して欲望が無いということではない。本当は、満たされない欲望を満たしたくてしょうがないあなたがいるから、そのまま身を任せる様に引っ張られているのだ。自分の心に正直に真摯に向き合いなさいと。

 心が満たされず苦しい時には、正直に自分自身の心に向き合ってみて下さい。自分の心に嘘をつけばつくほど自分を苦しめ続けることになるからです。そしてこのことに気が付いた僕は、気持ちを新たに次の道に進む準備を始めるとともに、改めてコーチングの凄さに驚かされたのであった。

                               Takuya

 Mihoko先生に質問です。

 Q:今回の一連の「欲望」に関するコーチングセッションを受けて改めてコーチングの凄さに驚かされました。僕はこのnoteを使ってもっとコーチングの素晴らしさを伝えていきたいと考えています。先生としてはこのofficemのnoteは今後どのように進化していくと考えていますか?

 A :答えから言いますとofficemのnoteは、小さいサロン(フォーラム)という名の勉強の場になっていくのだろうと思います。未完成なままの学び舎です。

 スペイン語フォーラム、コーチ養成フォーラム、会計学問(資格)フォーラム、就活予備校フォーラム、メディア・音楽フォーラム、、、など広げていきます。みんなが好きなフォーラムで行動と学習を繰り返す場所です。

 その底流にはコーチングが流れています。

 ところでコーチングでコーチが注意を払うことはクライアントの「気づき」を決して予期しないと言うことです。壁を壊すか壊さないかも予期しません。ところが、今回、私は自身の心が先走りました。『あなたはその壁を壊そうと思いますか?』・・・この質問はクライアントを誘導することになりました。それでもTakuyaさんは深い内的傾聴に入っていました。「中今」を感じること、Co-active coaching では「being」 を手放さずにTakuyaさんは佇んでいました。
 Takuyaさんは、もっともっとコーチングを知りたいようですね。
 コーチはコーチで、冷静にセッションを見つめています。そして、このようにコーチも失敗を経験します。失敗をしても続けていくのです。officemのフォーラムはコーチにとっても錬成をする未完成の場であることは間違いありません。

Mihoko


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