チャンババ

京都、神戸、大阪、滋賀経て1歳の女の子と故郷に帰ってきた。 20年ぶりの地元は、移住者…

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京都、神戸、大阪、滋賀経て1歳の女の子と故郷に帰ってきた。 20年ぶりの地元は、移住者や住んでる人も活気づいてて楽しい。 畑や地域通貨に興味あり。

最近の記事

72小品目 尾籠な話

つまりうんこのことなのですが。 5月にわたしの知り合いのスーパー活動家しずかさんがキャンプを企画してくれた時に、こどもたちが、 うんこが〜、でそうで、で〜ない〜 うんこがでそうで、で〜な〜い〜 と歌っていた。森山直太朗の歌なのだという、たしかに生きとし生きるものうんこはするが、そんな歌を彼は作るのか。ほんとうに直太朗の歌なのだろうか。真相は分からないが、いまだに脳内をぐるぐるする。特にうんこが出そうで出ない時に。 最近、知り合ったものすごい気の合うおもしろいおっさんが

    • 71小品目 名乗りをあげる

      わたしはミドルフォーティーであり、立派なおばちゃんだ。正々堂々と日々、おばちゃんを名乗っている。 そうすると、 そんなそんな まだ若いですし などと、謎の気遣いでおばちゃん名乗りを回避されることがある。たまに居心地悪そうにされる時もある。もちろんそんな時はそれ以上は強制しない。 でも、わたしは嬉しいのだ。おばちゃんになれて嬉しいのだ。これから20年ほどだろうか、おばあちゃんになるまで、どんどんおばちゃんを名乗っていきたいのだ。 わたしは若い頃から、面白かったし、ウ

      • 70小品目 清爽世界

        自分の子供の発育が、肌が弱いくらいで今のところ順調なので、発達障害に興味があるがききづらい感じがする。でもそれって、それも、それが?おかしいことでもあるんだけど。 なにか困っているとしたら、当事者ががんばって解決に向かうものだという風潮、が。わたしは発達障害のこどもを持つ親御さんのなんの助けにもならず、あなたは楽でいいねと言われる立場で。でも誰も未来のことはわからないから、もしかして自分の子供がそう診断されたら、ショックを受けてうちのこはまともだと療育に踏み切れない、みたい

        • 69小品目 宝塚について語る

          宝塚宙組の初日が始まった。インスタを見ていると初日の様子が流れてきて、ひやっとした気持ちになり、スマホの電源を慌ててオフにした。 見ていられなかったのだ。そして自分が宝塚ファンとして、とても傷ついていることに気づいた。宙組生の自死のことで、初日に献花もなく、誰もそのことに触れなかったとあり、もう宙組は見られないと思った。 この件に関して、攻撃的な人がいる。擁護をする人がいる。いろんな人いていいと思う。わたしはみんなで彼女の死を悼み、冥福を祈りたい。ほんとうはあってはならな

        72小品目 尾籠な話

          68小品目 ちがうことだった

          念願のプリミ恥部さんのライブに行った。でもどうも楽しめなかった。 というのも、娘のフッコチャンが気乗りしていなかったからだ。見てはいけない舞の時はおせんべいをポリ…ポ、ポリと響かせていたし、ベビーカーを何度も倒したり、頼んだピザが気に入らないらしく、 チーズ、まじゅい と何度も言ってきたりして、全然集中できない。音楽もトークも素晴らしいのに、フッコチャンがなにかするたびにすみませんすみませんとなり、どうしてプリミさんのライブでこんなに「気を使う」をしてるんだと、もやもや

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          67小品目 なんと恵まれていることか

          わたしはお金や美貌や権力にはさほど恵まれていないが、友達にはとても恵まれている。 昨日、市がやっているデジタルマーケティングの講座に申し込むか迷っていると言ったら、友達の一人はすでに申し込んでおり、もうひとりは一緒にやろうと誘ってくれた。今日、サウナに行って、フロントで働いてる友達にわたしともうふたり、デジタルマーケティングのやつやるよ〜と言ったら、 どうしよう、めちゃくちゃ忙しくてな……でも勉強したい! しかもタダだしな。 せっかくだったら勉強したいよねぇ。 と言

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          66小品目 三十六計てなんだろ

          ものすごく苦痛があると、いやがおうでもそれを改善しようともがくので、すんごい回転が起きたりする。 それが去年は意地悪なおばあさんだった。おばあさんのおかげで、ずっと正社員で働かないといけないと思い込んでたのを外せた。大事なのは自分の健康と楽しい生活。あの時、正社員にすがりついていたらと思うとゾゾゾとおぞまである。 今回は人生すべての時間はわたしほものだということ。このままいると、この夏はとても苦痛なことになっただろう。難波ユカリ先生は、ハラスメントは当人同士では解決しなく

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          65小品目 向き不向きの話

          どうもわたしは果樹が向いていないらしいと気づいたのは、ぶどう農家のバイトに入って一ヶ月くらいのことだった。 あれ? と思うことが多かったのだ。ぶどうはかわいい、しかし細かくていつもイチャイチャしていないといけない感じで、ちょっと待って待ってと言っている間に行ってしまう野菜たちとはずいぶん違う。なんだろう、この恋人、悪いところがとりだててあるわけじゃないんだけど、すぐ別れちゃいそうだなと思いながら2回目のデートしてるイメージ。 さらにどうもわたしだけ作業が遅く、見落としも

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          64小品目 トントン拍子その後

          欲しい色の欲しい形の車が、すごく良い条件で見に行ったところにあったので、担当のチャンキムにとりあえず見積もってもらって帰ったのだが、本当はその場でお持ち帰りしたいくらいだった。 なので、3日後に電話して契約していた。関西人としては、さらにお安くしてもらったりした方が良いのかしら?とよぎったが、もうイナフであるし、なんにも言わなかったら、 とてもにこにこしていらっしゃいますので、 と3万引いてくれた。にこにこがこんなに得なこととは!さらに書類には5万近く引きになった上に、

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          63小品目 妖怪いぬぜおい

          春先のことである。ホームセンターのレジに並んでいたところ、入口から青いつなぎを着たおじさんが入ってきた。まあ、なんら変わりない風景であるのだが、一つだけおかしなことがあった。おじさんの左肩からプードルがニョッキリ現れているのである。 注目していると(注目せずにいられるもんですか)おじさんはウエストポーチをしていて、前ではなく、お尻側にポーチを配して付けており、犬はその上に立って、おじさんの肩に手を乗せピーンと立っているのである。 サーカスか! と突っ込みたくなるが、ほの

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          62小品目 茶について

          お茶の本を読んだ。3点ほど興味深かった。 まずアジアの茶の章で、ウーロン茶をやプーアル茶が発酵茶だということは知っていたのだけど、どうやって発酵させたのかしら?中国四千年の歴史かしら?と特に関心を寄せていなかったのが、なんと日本のお茶は摘んですぐに加熱して製茶するのに対して、ウーロン茶はそのまま置いておくのだそう。 え?放ったらかしで発酵するの? 衝撃である。よっぽど茶葉の周りには微生物が付きやすいことになっているんだろう。もしかして、生茶葉をお漬物に混ぜたりしても面白

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          61小品目 トントン拍子

          薄いグリーンのダイハツの軽バンが走っているのを見て、 なんて素敵な色なの! と一目惚れし、スズキのものを買おうとしていたのが、急遽ダイハツにハンドルを切ることに。 そして昨日、夫と娘とショップに行ったところ、お探しのものを聞かれ、 あの、軽バンで……薄い緑色の…… とへどもどしていたら、 ありますよ、そこに と言われる。いやいや、新車なんて2、3ヶ月はざらに持つ昨今の市場で、しかもよくある白でなくて、緑よ? あるがな! そこにほしいやつがちーんと鎮座していた

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          59小品目 我慢について

          例えば職場を辞めたいと思って。やめよう、と決意したときに必ず湧いてくること。 もうちょっと我慢したら、なんとかなるんじゃないの? ここで我慢できなかったら、よそでも我慢できないんじゃないの? 次のところでも同じような目に遭わないとは限らないし。 そんな簡単に辞めたら、辞めるクセがついちゃうんじゃないの? このようなつらつらしたこと。 このようなことを思える時点で、あなたは我慢できない人ではない。そのあなたが、やめよう、と思っているなら、辞めていいのだ。もちろん辞め

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          58小品目 きしょくがわるいと思っていること

          CMは結構な割合でなんじゃそれ、と思うことがおおいけど、例えば、 近頃はいろんなバイキンが増えてるしー! とか、 におうんじゃないの〜? とか、 目に見えないものを、さもあるかのように形にしてしまうやつ。それだったら、やさしさとか愛も形にして広告してはどうだベイベー?と思ったりする。 なんじゃそらの最たるものが、 罪悪感なし だ。いわゆるジャンクなものや、脂や糖分をなかったことにするみたいな意味で使われているけど、 その前に殺しとるがな! と思ってしまう。

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          57小品目 十五分前の話

          悪は存在しない、を観たのは産後初めての映画で実に2年と2ヶ月ぶりだった、と思っていたが、よく考えるとそれは産後の話で、前に観たのは妊娠前のミッドサマーだったから、3年以上ぶりだった。コロナだったので、妊娠中はどうも閉じた空間に行きづらかった。 なので母にこどもを預けられる日を調整して、ワックワックで万全の体制で映画館に向かったのだが、15分ほど前に映画館に着くとなんと駐車場が満車だった。満車だったというか、映画館の駐車場は6台しかなかった。 そんなことある? 映画館の「

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          56小品目 悪は存在しないを観た

          産後、2年と2ヶ月ぶりに映画を観た。田舎と自然と都会から来た人たちの映画と聞いて、ピンときたもんで。あとタイトルも良かった。 昔、十三の第七藝術劇場で観た竹原ピストルさんの出ていた映画を思い出した。海とか炭とかタイトルについた群像劇の映画。これは群像劇ではないけれど。退屈なようでいてあっという間に時間が過ぎていく感じが体験としてそっくりだった。特に誰にも思い入れしないままに、こころを打たれるわけでもなく、でも興味深く見ている、という。 すごく馬鹿な感想なのだけど、自然はい

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