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62小品目 茶について

お茶の本を読んだ。3点ほど興味深かった。



まずアジアの茶の章で、ウーロン茶をやプーアル茶が発酵茶だということは知っていたのだけど、どうやって発酵させたのかしら?中国四千年の歴史かしら?と特に関心を寄せていなかったのが、なんと日本のお茶は摘んですぐに加熱して製茶するのに対して、ウーロン茶はそのまま置いておくのだそう。

え?放ったらかしで発酵するの?

衝撃である。よっぽど茶葉の周りには微生物が付きやすいことになっているんだろう。もしかして、生茶葉をお漬物に混ぜたりしても面白い発酵が生まれるのかも。さらにプーアル茶は麹菌で発酵させているらしい。なんとまあ、手間をかけたこと!



それから、「茶番劇」という言葉。あんまり良い意味では使われないイメージ。でも由来のところを読むと、身近なものを使って面白おかしく演じた芝居を「茶番狂言」あるいは「茶番劇」と言ったことから、とあった。あんまり嫌な感じはしない、というか、もうそれモノボケやんけ!と思ったのだった。




最後に、擬音+茶はたいへんかわいらしい。沖縄にはブクブク茶があるらしい。赤飯の上に泡立てたお茶を盛り、落花生をのせて食べるのだと。もうそれって、茶なのか?島根県のボテボテ茶は泡立てたお茶にご飯や煮豆、漬物などを混ぜて食べるのだと。茶なのか?さらに富山にはバタバタ茶があるらしく、しかしこれについては煮出した黒茶を使うとしか書いていなかった。最後まで説明せいやい、と思いつつ、ブクブクボテボテバタバタたいへんかわいらしい。ビキビキ茶とベラベラ茶もあるといいなぁ。

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