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発信を「集客」と見るか「トリガー」と捉えるか


「集客のために発信しよう!」と考えて一生懸命発信を頑張っていた時期がありました。あれはいつだっけかな。もう何年も前の話です。毎日Twitterにかじりついて、それこそ1日30ツイートとか200いいねとか数値目標を決めてやってました。



「集客したかったからそのくらいやらないと話になんないよね」と当たり前のように思っていたのですが、2ヶ月くらいしたところで「はて、ここに僕のお客さんになってくれる人がいるのだろうか?」と疑問に思った瞬間手が止まり、そのまま僕の「Twitter攻略期」は幕を閉じました。



僕は運が良かったと思うんです。すでに自分のビジネスがあった上で、手段としてTwitterを伸ばそうとしていたから、「フォロワー増えたけど売上は伸びた??」という根本的な問いを自分に投げることができました。これができなかったら…?きっとまだ僕はあの世界にいたでしょう。



もし「とりあえず起業したいからTwitterでも伸ばすか」と考えていたとしたら、「Twitterのフォロワーは自分にとって必要な数値なのか?」というそもそもの一番大事な部分を検証できません。


仮説検証のないビジネスは、「スマホなしで渋谷駅を歩け」と言われているのと同じことです。初見で迷わずハチ公まで辿り着けた奴、いる?




仮説検証をしてはじめて必要な行動がわかる



ちなみに、僕のお仕事においてTwitterのフォロワー数は、売上となんの相関もありませんでした。むしろ逆位相の結果が出ていると言えるくらいで。Twitterを頑張っているとめちゃめちゃ時間を使うので、本来売上を伸ばすために使える時間を食い潰しちゃうんですよね。



結果として僕は、Twitterを「時間を使えば使うほど売上が減っていくもの」と判断しました。他の人にとってどうかは知りませんよ。Twitterに時間を投下することで儲かっている人もたくさんいると思います。あくまで僕のビジネスの上で、の話ですので…



Twitterに時間を投下しても満足な成果が得られないとわかった僕は、考え方を変えて軌道修正をすることにしました。

今までは「Twitterのフォロワーが増えれば、見てくれる人が増えて、問い合わせが増えて、結果として売上が伸びる」と思っていましたが、実際に起きたことは「Twitterのフォロワーが増えて、問い合わせは増えたけれど、問い合わせの質がグンと下がって、売上には繋がらない」でした。おぉ…思ってたんとちがう…


集めることにやっきになりすぎて、「どんな人を」の部分が抜けていた


なぜそんなことが起きたかと言うと、当たり前っちゃ当たり前の話ですが、「Twitterのフォロワーを増やしたい人」といくら繋がっても僕の売上には関係がないからでした。人は集まるけれど集まる人の属性が違うんです。属性なんて概念、考えたことなかった…



もし僕に無限に時間があったら「とにかく母数を増やして、そこからフィルタリングをかけていく」という手法も取れたかもしれませんが、僕はそもそも「マイペースに自分の世界を作って生きていきたい」という気持ちでビジネスをはじめているので、報われない努力はやりたくないんです。



やりたいことやりたくてやりたくないことをやりたくなくて起業したのに、1日中Twitterに張りついて制限がかかるまで興味もないツイートにいいねを押し続ける生活したい奴、いる???



「集客」から考えはじめない


僕は「集客」から考えはじめることは危険だと考えています。「何を売りたいのか」「誰に売りたいのか」がなんとなくイメージできてないまま「集客」に取り掛かり始めると、仮説検証ができないからです。効果測定ができないからです。



これは経営判断をするときに近い頭の使い方です。社長の思考。「限られた時間と体力(精神的なものも含む)をどこに使う…?」脳みその使い方が組織で働く時と根本的に違うので、雇われて働くことが当たり前になりすぎていると難しく感じてしまうかもしれません。


「そんなこと言われても…」と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫です。最初は大変でもやっていれば慣れます。車の運転と同じ。最初は途方に暮れるくらい難しくてもいつか慣れる。大丈夫です。大企業の社長さんだって生まれた時はあなたと同じでハダカだったんだから。



発信を「トリガー」として考える




ここまでの話はなんとなく理解していいただけたでしょうか?読者さんの中には「結局何を考えて発信したらいいの?」と思っている人もいるかもしれません。参考までに僕が発信をする時に考えていることをお伝えして、今日のお話を終わりにしようと思います。



タイトルにも書きましたが、僕は発信を「集客」ではなく「トリガー」として捉えています。


僕は「Twitter伸ばし期」を通じて、僕のビジネスでは「フォロワーをやみくもに増やすこと=売上が増えることではない」と確信しました。にもかかわらずTwitterを毎日更新し続けているのは、Twitterを「トリガー」として考えているからです。


一つの媒体で勝負しない



Twitterを「トリガー」にするというのは、「Twitter単体で集客をしようとしない」という表現に置き換えてもいいかもしれません。noteで長文を書き、YouTube(今はお休みしているけど)で動画を投稿し、stand.fmでラジオを出す。何もTwitterだけで勝負をする必要はないのです。


コンテンツ全てで勝負をする。Twitterひとつでどうこうしようとしない。つぶやきはあくまできっかけ(=トリガー)になってくれたらいい。


そんなふうに考えはじめてから、他にもできることがいっぱいあるなと思うようになりました。頭の中でブワーッと思考が巡った時、それをメモがわりに書き留めてもいい。誰かがそれを見て「この人の頭の中はこうなっているのか!」と興奮してくれるかもしれない。


多くの人に見てもらうことだけがTwitterの使い方ではないことに気がついたんです。



Twitterのおかげで「崎陽軒のシウマイ」が全国からやってくる



僕は「崎陽軒のシウマイ」が大好きです。僕の住む北九州市にあの味は存在しない。あまりに好きすぎるので、神奈川に出張に行った際は崎陽軒ショップを見つけるたびにTwitterにアップロードしていました。


それを見たフォロワーさんが、僕に会いにきてくれる時に手土産としてシウマイを持ってきてくれるのです。Twitterほんとすごい



シウマイだけではなくて、あまりにしょっちゅう唐揚げを作っていることも、僕が娘にデレデレしていることも、Twitterで伝わってしまっています。僕は僕の時間を打っている人間なので、人間性を知ってもらえるという意味でTwitterにはお世話になっています。



総力戦をやるから「唯一無二」になれる



要するに、Twitterが僕のことを深く知ってもらうための「トリガー」になっているということです。noteも、YouTubeも、stand.fmも、みんなみんな「トリガー」です。いろんなトリガーを集めて総力戦。結果として「集客」になる。



Twitter一本勝負をするから攻略法をなぞるしかなくて、みんな同じことをし始めて競争になるので、時間をたくさん投下しないと勝てなくなる。イヤだァ。娘とイチャイチャする時間がなくなっちゃうじゃん。でもお金を稼ぐのも好きなんです。だったらどうする?総力戦をやるしかないでしょう。


総力戦をやれば他人と競う必要がなくなります。ツイッタラーとも、noterとも、YouTuberとも、なんならコーチやカウンセラーのような同業者とも、一切競争しません。全部見せる。自分の表現を追求する。


そもそも同じ人間は2人といないんだから、差別化なんて必要ないんですよ。生きてるだけですでに差別化は完全完了してます。あとはどこをどう見せるかでしかないと考えています。



今の僕は「長文書きたい期」なのでnoteを書いているだけで。「noteが集客いいいから」ではないのです。無理なく出せるものを一番いい形で出して、積み上がったもの全てで総力戦をやる。日々自分のお城を作っていく意識。



発信を頑張っている人のヒントになったら嬉しいな!何か大きな気づきがあった人は、ぜひアウトプットがてら公式LINEから感想など送ってください。


お返事書いていいなら僕からもお返事するよ。今は文章書きたい期なので…
あ!朝寝から娘が起きました!今日はこの辺で。今日も娘かわ〜〜〜〜



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