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排水管掃除ビジネスで億を稼いだAさんの話
立ち見も出るほどパンパンのセミナールームで、300人を越える観衆を前にAさんは話し始めました。
Aさんは友人のBさんとと二人で配管掃除のビジネスを始めたそうです。お金を出しあって10万円の高圧洗浄機を購入し、1回1万円で家庭の下水管の掃除をすると。
「10回仕事が取れたら洗浄機代の元が取れる、その先の売上は全部利益だ!」と鼻息を荒くして、1日30件ほどの家をピンポンして回ったそうです。
最初は断られてばかりだったらしいのですが、徐々に「どうすればお客さんが話を聞いてくれるか」というノウハウも溜まってきて、「5回ピンポンすれば1回は仕事につながる」という状態に。
1日の売上はよくて5万円。うまくいった月は売上が100万円を越えることもあったそうです。
ですが彼らは焦っていました。
このビジネスでは「下水管を掃除して欲しい人」を永遠に探して回らないといけないからです。そもそも下水管は頻繁に汚れる物でもないのでリピートも発生しにくい。
そこでAさんは下水管の掃除と一緒に高額なシステムキッチンのリフォームを売ることにしたのです。
商品を組み合わせることで大きく伸びた売上
なぜ急にキッチンなのかと言うと、排水管の掃除の最中にお客さんから「最近、キッチンが古くなって困ってねえ…」と相談を受けることが多かったそうなのです。
Aさんは「排水管の掃除が必要なタイミングはキッチンも買い替え時期なんじゃないだろうか?」と考え、ここにチャンスを見出したと。
すぐさまAさんはシステムキッチンの卸会社と代理店契約を結び、下水管の洗浄を受けてくれたお客さんに「キッチンの調子はどうですか?」と営業をかけはじめました。
その読みが見事的中。高価なシステムキッチンが売れる売れる。3件下水管の掃除をすれば1台はキッチンが売れたそうです。
Aさんはここのチャンスを生かすべく、さらに勝負に出ました。キッチンの次は太陽光パネルの販売を始めたのです。
さらに超高単価商品を組み込むことで爆益
その当時はちょうど「家庭用の太陽光パネル」が普及し始めた時で、「興味ありますか?」と聞くだけで多くの人が身を乗り出して情報を求めたそうです。
太陽光パネルはキッチンよりも桁が一つ大きな買い物ですから、Aさんのビジネスの売上は右肩上がり。夢がありますね〜!
1ピンポンあたりの価値
Aさんはセミナーで僕たちにこう言いました。
「あの時の僕の頭の中には、3つのデータがありました。
5件ピンポンすれば1件下水管掃除の仕事が1回とれる。
3回下水管を掃除すれば1つキッチンが売れる。
3つキッチンが売れれば1つパネルが売れる。
そしてこれらのデータから、さらに2つのデータが作れます。
15件ピンポンすれば下水管掃除が3回売れ、キッチンが1つ売れる。
45件ピンポンすれば下水管掃除が9回売れ、キッチンが3つ売れ、パネルが1つ売れる。
つまり?1ピンポンあたりの価値を数値化することができるようになるのです。
パネルが1件売れるのに必要なピンポンが45回なら、1回のピンポンでいくらもらえることになると思います?って話ですよ。
この公式が見えてから、僕は猿のように人の家のピンポンを押しましたね。
だって押せばお金がもらえるゲームなんですよ。
もちろん当時だからできたこともあるでしょうけれど、この状態ができてしまえばビジネスは勝ちです。
僕たちのビジネスの売上は、あっという間に億を越えました。」
起業したばかりの僕がこの話を聞いて学んだこと、実際に行動に反映させたこと、そしてその成果
この話を聞いた当時の僕は、「そんなゲームがあれば僕もやりたい!」と強く思いました。
話を聞けば聞くほど稼ぎたくて稼ぎたくて仕方がない気持ちになったし、この気持ちが萎んでしまう前に何か行動を起こさなければ!と思ったのです。
そしてこうも考えました。「今の僕とAさんを比べて、共通しているところと差があるところはどこだろう?」と。
そこでまずはAさんのビジネス展開を段階的に分けてみることにしました。
Aさんの起業ストーリーを7つに構造分解してみる
セールスパート🙇🙇🙇
書評いただきました→大高あみさん
以下、購入者さんの声を掲載します。
このnoteについてラジオ【コーチ対談】で大高あみちゃんと深掘りしました。音声派の方はこちらもどうぞ💁♂️
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