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ロンドンでハリー・ポッターの聖地巡礼。

イギリス旅の中で、個人的にずっとやりたかったこと。
それはハリポタ聖地巡礼!!!

 私が中学生くらいの頃にハリー・ポッターの本が日本でも出版され、それ以来ずっとファンでして。本も好きなのですが、やっぱり映画で想像していた世界が具現化されたのが本当に嬉しくて、今は映画のほうがファンかもしれません。もちろん「ファンタスティック・ビースト」のファンでもあります。

 当時は筋金入りのポッタリアン(と当時は呼ばれていた)だったので、必死に懸賞に応募して勝ち取った「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のジャパンプレミア(試写会)に参加できたのが最高に嬉しかったのを覚えています。
 当時、ハリー・ポッターブームがすごかったので、試写会も日本武道館で開催されたのです。日本武道館で映画を観たのは、後にも先にもそれきりです。もう20年くらい前の話なのですが、当時会場でもらったジャパンプレミアの整理券は、未だに大切な宝物として持っています。

 ちなみに今は、ハリポタファンのことを「ポッターマニア」と呼ぶことの方が多いのだとか。その中でも特に熱いファンのことを「ポッターヘッド」と呼ぶそうです。最近「霜降り明星のオールナイトニッポン」でせいやさんが言っていて、初めて知りました。(笑)


 そんな、昔から「 ハリー・ポッター 」に魅せられていた私は、いつかイギリスに行ったら、絶対にハリー・ポッターにまつわる場所に行くと心に決めていたのです。

 今回は地方に行くまで時間は取れなかったので、ロンドンを中心にハリー・ポッターにゆかりのあるスポットを回りました。


※ここからほんの少しだけ(超序盤だけ)「ハリー・ポッター・スタジオツアー」のネタバレが入ります。絶対に見たくない人は下の目次からスキップしてください※

日本にも上陸!「 ハリー・ポッタースタジオツアー 」

入口にあるチェスのコマだけでもテンションがあがります

まず最初に行ったのはこちら。
ロンドンの郊外にある「ワーナーブラザース スタジオツアーロンドン - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」です。
最近日本にもできましたよね!

 せっかくロンドンに来たので、ハリポタ誕生の地で行ってみることにしました。


 行き方・行くまでのおもしろポイント

 こちらの「ハリー・ポッタースタジオツアー」の施設は、ロンドン中心部から電車で30分弱乗ったところにあるワトフォードジャンクション駅( Wartford Junction )という駅が最寄り駅。
 ロンドンの中心部(キングス・クロス駅に割と近い)にユーストン駅というターミナル駅があって、そこから乗る感じになっています。

 ワトフォードジャンクション駅到着後、駅のロータリーから出ている送迎バスに20分弱乗って到着……という感じなのですが、その送迎バスからすでにポッターマニアをくすぐる仕掛けがいっぱいです。

こちらが施設まで連れて行ってくれる送迎バス。2階建てです
このバスも魔法で動いているのでは…と思いきや、マグルの電気で動いているらしい
この電光掲示板の下の画面に流れる映像に、ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンが登場して、バス乗車中もテンションを上げてきます。


到着して最初に見るのはこの大きな杖で作られたアーケード!

ウィザーディングワールド内のキャラの杖が並んでいます

 私はHISのオプショナルツアーで、入場チケットとロンドン市内からワトフォードジャンクション駅までの電車のチケットがセットで買えるもので行ったのですが、入場前にチケットブースでチケットの発券が必要でした。(もしHISでチケット購入する方はご注意を!)

 スタジオ・ツアーのスタジオ部分(?)に入場するのは時間が指定されているのですが、施設そのものにはそれより前の時間から入ることができました。私は早めに着いたので、オーディオガイドをレンタルし(有料、日本語あります!)準備万端!
このオーディオガイド、色々裏話も聞けたりして面白かったです。メイキング映像なども少し入っていました。

この音声ガイドが結構面白かった

 お土産物屋さんやカフェ・フードコートなどもあったので、そこで英気を養ったり帰りに買うお土産を探しておくといいかもです。私はお土産をチェックしておきました。

いざ、スタジオツアーへ!

こちらのツアーエントランスから入場!

 時間になったら、こちらの入口からスタジオ・ツアースタートです!
この中もまだ入場を待つ場所という感じ。そこにはハリーが最初に住んでいた、ダーズリー家の階段下のセットや、歴代の映画ポスターなどが飾られていました。

ハリーも小さいからここにいれたんだろうけど…にしても小さい。

 何百人かごとにハリポタスタジオについての説明映像を見た後、ツアーが本格的にスタートします。
(イメージ的には、ディズニーリゾートのアトラクションの冒頭にある、イントロダクションみたいな感じ)

 説明が終わったあと扉が開いて、眼の前に広がるのはホグワーツの大広間。もちろんテンション上がりまくりです。テンションが上がりすぎて写真手ブレしまくってました。(笑)

映像以外全部手ブレしてました
組分け帽子のあのシーンのよう!!

  最初の場所なので、もちろん組み分け帽子も置かれています。
「賢者の石」に登場した先生の衣装や、その他のキャラの衣装や生徒が座るテーブルや食器なども展示されていました。

映画のセット展示が続くよ!

 大広間を抜けて見えてくるのは、大掛かりなセットの数々!
この施設は「 メイキング・オブ・ハリー・ポッター 」というだけあって、基本的にはスタジオのセットや小道具、衣装などなどの展示を歩いて見て回る感じになっています。

 その途中にVFXや特殊効果を使って魔法使い気分を味わえるアトラクションはありますが、遊園地に来ていると言うよりはハリー・ポッターの映画にまつわる博物館・美術館に来ているという感覚。実際に撮影に使われたセットも数多く置かれていて「これ映画で見た!!」という発見の連続です。

 映像で見たハリー・ポッターの世界を味わうとか、映画の中で起きていたことを体感するというコーナーもあるのですが、割合としては展示が多めかな。そこがホグズミード村モチーフのエリアに入ってアトラクションに乗ったりする、USJなどのハリポタエリアと違うところですかね。こっちのほうがマニアックです。


 つまり、私のようなマニアックな人には絶好のスポット!(笑)
ハリポタに限らず、映画がどのように作られているのかを知るのが昔から好きだったので、好きな映画の裏側を見せてくれるこのスタジオ・ツアーは願ったりかなったりなスポットでした。

魔法界のパブ「漏れ鍋」のセットの一部の大鍋
スタジオ・ツアーなので鍋の裏側も見れる!!こういうのにテンションが上がるのです

 ハリポタツアーへは一人で行ったのですが、全部回りきるのに4時間はかかりました。しかも休憩無しで!(笑)
 そんなに何をしていたかと言われると、見て・テンションが上がって・写真や映像を撮る、ということしかしていません。展示量がすごいので「あ、これ○○のシーンの△△だ!」などと思ってそれぞれ写真を撮って…とするだけでもこのくらいの時間になってしまうんです。
 結局私は、この施設内で600枚以上写真を撮っていました……。(笑)

 撮った見せたい気持ちはいっぱいなのですが、日本でも開園したばかりなので(どのくらい内容が重複しているのかわかりませんが)、ネタバレ回避も兼ねてこのくらいにしておきます。ちなみにここまでの写真は、入口の超序盤のみです。
 この先にもっともっとたくさんの魔法の世界が広がっています。個人的に好きだったのは、やっぱりダイアゴン横丁かなあ…。言わないですけどほかにもたくさんあります。ほんとに!たくさん!あります!!(力説)

 写真を撮りすぎてスマホの電池が切れるという経験を初めてしたくらいには、楽しんだことをお伝えしておきます。(笑)


ハリポタのロケ地「レドンホール・マーケット」

雰囲気の良すぎる商店街

 続いて巡礼したのは、先程スタジオツアーの方でも少し紹介した、魔法界とロンドンを繋いでいるパブ「漏れ鍋」の外観として使われたお店のある「レドンホール・マーケット」。

 ロケ地かどうかは置いておいて、とても素敵な場所でした!
映画のセットのような美しい装飾のマーケットですが、実際に紳士服店やパブやレストランなど、色々なお店が営業されています。ただ、オフィス街に近いというのもあって、土日は営業しているお店が少ないそう。私も土曜日に行ったので、ほとんどのお店が閉まっていました。

もはやここがテーマパークのような雰囲気


お目当ての「漏れ鍋」は・・・?

 「 漏れ鍋 」の外観ロケ地となったのは、レドンホール・マーケットのメインストリートを曲がったところにひっそりあるお店。

わかります?

 写真の真ん中にある、白いドアのお店が外観が撮影に利用されたスポットだそうで。このひっそり感、たしかにどこか違う世界に繋がっていそうですよね。

今は片頭痛専門の医院が営業されているようです

 ここがダイアゴン横丁、ひいては魔法界と繋がっているのか……などと思ってしまうのは、私がポッターマニアだからでしょうか。(笑)

 ハリー・ポッターのロケ地としてはマイナーな方だと思うのですが、そもそもレドンホール・マーケットが美しいというのもあって、見ごたえのあるスポットでした。


ド王道!キングス・クロス駅9と3/4番線

最後に行ったのはこちら。
キングス・クロス駅の「9と3/4番線」!
ロンドンのハリポタ聖地巡礼といえばココ、という王道スポットです。

実際のキングス・クロス駅は映画で観た駅よりも近代的なデザインで、キレイな感じなのですが、ここだけは映画の雰囲気になっています。

カートと荷物がしっかり壁に埋まっています


 そして本当の「9と3/4番線」ではないところに設置されているのもポイント。(笑)
 実は、本当のキングス・クロス駅の9番線と10番線の間には壁がないんですよね。実際の9番線と10番線はすごく離れているらしいのですが、これは作者のJ.K.ローリングさんが覚え間違いをしていて、そのまま本が出てしまったらしいです。誤字や誤植なら出版社の校閲の方が気づくかもしれませんが、こういうファクトチェックはなかなかしないのでしょうね。(笑)


 結果、観光客も自由に出入りできるここが「9と3/4番線」ということに。
隣にハリポタ専門のお土産物屋さんもあって、ポッターマニアが集まるエリアとして賑わっていました。

 ちなみにこの「9と3/4番線」超人気スポットなので、写真を撮ろうとするとめちゃくちゃ並びます。1時間待ちもざらなんだとか……。行った日も長蛇の列ができていました。

 自分の写真を撮るために1時間待ちは……と思った私は、整列ロープの外からそっと写真だけ撮らせてもらいました。世界各国の方が並んでいる、という感じでしたよ。


さいごに

 以上が、私の「ハリー・ポッター聖地巡礼 in LONDON」でした。
時間があれば、ほかにもオックスフォードの方とかに行くとロケ地がありますし、ロンドン近辺にもたくさんロケ地があります。

 個人的には、J.K.ローリングさんがハリー・ポッターを書いていた、スコットランドのエディンバラを観光してみたかったりします。作家さんや芸術家さんなどもそうですし、歴史の偉人たちが住んでいた土地にも結構興味があるんですよね。
 そういう人たちがどんなものを見て世界で知られる作品を作り上げたのかとか、歴史を動かすことになった人はここで何を思っていたのかとか、そういうのを想像するのが好きなのです。


 好きと言いながら、ハリー・ポッターのロケ地として有名なオックスフォードの方などには行かず、ハリー・ポッターの聖地巡礼がわりとコンパクトになってしまったのには、もう一つ理由がありまして……
 私は、ハリー・ポッターとは別にロンドンと言えばこれ!という作品のにわかファンでもありまして。そっちにゆかりのある場所にも行きたかったのです。

そちらの記事もぜひご覧いただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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