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解像度を上げる 逃げないレビュー

「解像度」とは?

要は物事に対して、どこまで鮮明に見えているのか?
その鮮明度を測る基準は何なのか?

解像度が画像の品質以外の部分で
気になる方は何かを
鮮明にしたいと思ってる筈です。

私は今の会社の事、起業への思いや
家族との今後の事を考える時に言語化しにくい
モヤッとしたものをクリアにしたいので、
解像度という言葉に飛びついて本書を購入しました。

表紙にもありますが、解像度を測る基準として
「深さ・広さ・構造・時間」について具体的に解説されています。

特に気になった部分をサラリーマンとしての自分、起業したい自分の2軸で引用を用いて
レビューしていきます。
読んで頂いた方の解像度を上げる
お手伝いが出来れば幸いです。


社内で良く聞く言葉

「人は安い商品を買う」「顧客の売上が上がるサービスを作れば売れる」
などの何でも当てはまる洞察は、解像度が低い時によく聞く

解像度を上げる

本書の最初の方に書かれていたのですが、
よく聞くフレーズなだけに
インパクトがありました。

地道なサービス改善は必須なものの、
結局は価格勝負という側面もありますが、
サービス購入に至るには
価格だけでは無いはず。

市場規模の把握から、オーガニック流入、
アフィリエイト、という表の部分から、
キーパーソンへの接触等、色々と考慮すべき点はあるはずです。

そう考えると「人は安い商品を買う」「顧客の売上が上がるサービスを作れば売れる」
等を言ってる時は解像度が低いですね。

「競合に対して全性能で勝っている」「競合よりも良い品質で、
安く提供できる」といった
言葉は圧倒的に優れた技術がなければ中々実現できないため、
ほとんどおこらない。

解像度を上げる

現状でも生成AIで圧倒的に優位なChatGPTですら競合との戦いがあります。
私の本業でもコモディティ化が激しい業界なので、簡単に出し抜けないのは理解出来ます。

目から鱗

・インタビューをせよ
・初期の顧客を単なる顧客と扱うのでは無く、「一緒に開発する」
 仲間として

解像度を上げる

私がやろうとしている事業の解像度を上げる為に、課題を持っている方にインタビューをするという事ですが、これは対面のやり取りが好きな私にとっては目から鱗でした。

私の商品を買って下さい!というと中々時間は頂けませんが、
「〇〇さんの課題を知りたいのでインタビューさせてください
10分だけでも!」
と言えばお時間頂けると思いますし、私がそう言われたとしても
10分くらいなら
いいかと思います。

同時に繋がりも出来るので、
これは本当にいい手段です。

課題を持っている50人にインタビューが必要とありましたが、
50人の方とお話させて頂ければ、ビジネスのヒントが得れそうです。

解像度を上げるという事がどういう事か垣間見れた気がします。
コミュニティに参加する等足で稼ぎます。

●深さ・広さ・構造・時間

本書の核心部分である項目を私のサラリーマンとしての
状態を図にします。

深さ

事象に対して深堀をします。

広さ

どこが減っているのか、要素について書き出します。

構造

深さと広さを組み合わせます。

時間

時間が過ぎると顧客の行動は変わり、市場も刻一刻と変わります。

解像度を上げる

深さ・広さ・構造に時間の概念を差し込みます。
状況は常に変化します。
コロナの自粛明けとネットの話題がAIに移り、トラフィックに大きな変化を実際に数字で確認しました。

私の業界ではコロナ過では売上は好調で
自粛明けから徐々に下降トレンドに。

ココでの問題は自粛明けにどうなるかを予想出来ず、希望的観測で動いていたことです。
AIの急激な台頭は予想が難しいですが、コロナ自粛明けの消費行動はある程度予測出来たはずです。

解像度を測る指標として深さ・広さ・構造・時間である事を学びました。

私の起業

今後はAIを含めたITの活用が出来ない
会社はますます厳しく
なっていくと思います。

ITを活用したいがどう活用すればわからない会社を支援するような事業を計画しています。

私が考えている事業に対してどこまで「深さ・広さ・構造・時間」を表現出来るかと考えると、いかに自分の解像度が低いか痛感します。

戦略的に行動する

行動する事で、間違いなく解像度はあがります。
考えずに行動するだけでは多くの努力は徒労に終わる

解像度を上げる

私は趣味で長年サーフィンをしているのですが、いまだに基本の技である
ボトムターンが上手く出来ません。
これはサーフィンに対して解像度が低いと言えます。

海に通うことで、海には慣れますがそう簡単に上手くなりません。
単に海にいくだけでは無く、研究、イメージ、体を整える、海に通うを繰り返す事でサーフィンも質が変わります。

身の丈に合わない波に乗ろうとしていないか?
自身の体力、スキルを客観的に把握し、現在地を知る事も重要です。

また、どういうサーフィンをしたいか?というのが無いとサーフィンがぶれます。
これはビジネスでも当てはまり、どういう思いでその事業をしたいか?
が無いとぶれます。
お金は勿論大事ですが、お金だけでは自分の心にも響きません。

情報×思考×行動が解像度を上げるポイント

解像度を上げる

これぞ具体例

サービスを提供したい会社で働いてみる

解像度を上げる

アルバイトも含めて一度現場に立つことを書かれてました。
これは私もやろうと思っていました。
自身の目的の為なら、お金は二の次でその現場に立てます。
こういうのはワクワクします!

救われた文章

言語化の過程はつらいものです。しかしこれまで私が見てきた
解像度の高い人は言語化をきちんとおこない、短い短文で満足せずに
長めの文章を書いていました。

解像度を上げる

気になった部分をアウトプット様にメモしつつと読んだ本書。
正直読み終わるまでかなり時間が掛かりました。

ですが、言語化はつらいというのは少し救われました。
「言語化をきちんとおこない~」はやっぱりそうですよね。
短文で明朗な文章は需要がありますが、解像度という観点では一概に
正解では無さそうです。

口が上手いのと言語化が得意というのは違う気がします。
私は口から生まれてきたタイプなので、言語化はつらいです^^;

高けりゃいいというもんじゃない

視座を激しく行き来する

解像度を上げる

視座を高く持つことは高みを目指すビジネスマンには必須ですが、
高いだけじゃダメなんですよね。

この施策は競合に対してインパクトがあるか?上司はどう考えるか?
どのように伝えるべきか?

は当然考えなければいけませんが、実務として
どう動かしていくかも必須です。
これも現場感としてもよくわかります。
「虫の目・鳥の目」と昔から言われますが、なるほどです。

確かに人によって、マクロが得意な人、ミクロがが得意な人がいますね。

例えば職人というはミクロを極める人達で、経営者はマクロを極めるという訳では
無いものの、マクロな要素が思考の50%は無いと成り立たない筈です。

解像度を上げる事で不安が和らぐ

起業やプロジェクトは不安がつきものです。
何故不安なのか、、それは目標に対して理解が浅いまま
進もうとしているのが、不安材料かも知れません。

実際ゴールそのものが曖昧なまま進んでいるケースも少なくありません。
スピード重視でエイヤーでやる仕事もありますが、エイヤーで上手くいく事と、いかない事があります。

繰り返しになりますが、自分が解決しようとしている
課題を持っている50人にインタビューしろと書かれていたのですが、これは私に非常に刺さりました。

解像度上げる為にそこまでする必要があるという事と、50人にインタビューさせて
頂ければ、ビジネスに繋がる可能性もあります。

SNSで見つけたノウハウをうわべだけかすめ取るようでは
解像度が低いと言えますが、
SNS運用も解像度を上げるヒントがありました。

最後に

要約すると勉強する、人に会う!
知識と刺激を求めて行動する!に尽きると思いました。

元々アプトプット前提でメモしながら読んでいたのですが、
メモの項目はもっとありました。
私の文章力では3000文字程度が収まりがいいと思い、
かなり割愛しております。
ご興味を持って頂けましたら、是非本をお読み頂いた方が、
解像度があります。

本書でもビジネスにおける解像度の話が解説されていますが、
自分や家族に対する解像度も上げる必要があると思いました。
自分は本当に何がしたいのか?家族が機嫌悪いのは何故なのか?

最後までお読み頂き、本当にありがとうございます!
ビジネスの成功と家庭の幸せは両立は難しいですが、
両方叶えれるように、皆さん一緒に頑張りましょう!!


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