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山と、キャンプと、私

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山が好き。キャンプが好き。自然が大好き。
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登山のすゝめ

登山のすゝめ

私は登山が好き…な方だと思う。
「好きだ」と明言できないのは、やっぱり登山はしんどくもあるから。
特に、息と心拍数が上がるあの感じが嫌いな私は、登りはじめは必ず後悔する。
「なんで登山しに来たんだろ。家でゆっくりしとけば良かった。」

しかし、それも序盤まで。
いったん息と心拍数が落ち着くと、やっぱり「来て良かったー!」になるのだ。

まずは、なんと言っても山の中の空気!

森の匂い、とでも言うべ

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キャンプのすゝめ

キャンプのすゝめ

私はキャンプが好きだ。

何でわざわざあんなに不便な生活をしに行くんだろう。
我ながら不思議だ。

キャンプ場でキャンプをすれば水道、トイレはあるのだけど、それでも、すぐに使えるわけではない。
電気はもちろんないし、ガスもないし、ほんとになーんにもないのだ。

そのなーんにもないが好き。

日の出とともに起きて、日の入りとともに、というわけではないけれど、いつもならまだまだこれから、という時間帯に

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変わっていく山を見つめて

変わっていく山を見つめて

人為的にすっかり変わってしまった山がある。

埼玉県在住の人、または、登山家の関東圏在住の人ならこれだけでピンと来るかもしれない。

そう、武甲山だ。

武甲山には良質な石灰岩があるため、明治からセメントの原料としての採掘がされるようになり、1980年には山頂が爆破までされたらしい。未だに日々削り取られている。

九州生まれ九州育ちの私が初めて武甲山を見たとき、同じく九州人の両親と「あの山、何?」

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変わらない山と変わっていく私

変わらない山と変わっていく私

九州で生まれて子ども時代を過ごした私にとって、山と言えば、阿蘇山だった。

私が初めて阿蘇山に行ったのは母のお腹の中にいるときで、そのとき、母はもう一目で分かるほど「妊婦」だったのに、一緒に行った父方の祖父母は母が妊娠していることに気付かなかったという笑い話があり、そのときの写真も残っているので、私には記憶がないとは言え、私の人生における最初の阿蘇山エピソードはこれだった。

そして、私が物心つい

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