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ようやく生き地獄から解放される!術後の方がしんどくて苦痛であった。

2023年5月17日(水曜日)、手術から1週間経ったこの日、ようやくいろんな痛みから解放された。
この時点で点滴が2本(最初は首に通常より太い点滴が刺さっていたが、2023年5月15日の時点で首からの点滴を外し、腕に刺し変えている。)、お腹への静脈カテーテル、尿道カテーテルの4本の管が入っていたが全部とってもらえて、痛みと違和感から解放されることになりました。
たくさんの管が体に入っていたが、違和感が一番気持ち悪かったのは、ちんこの管(尿道カテーテル)である。
この管を抜くのを新卒1年目の若い20代前半の看護師がやってくれたのですが、こういう時に限ってかわいい看護師である。しかも、この日までに多数の看護師が、毎日下の世話でちんこを洗ってくれていたので、恥ずかしかったけど慣れてしまいなんも思わなくなってしまった。多分、看護師も仕事だと思って割り切ってやっているのだからなんも思っていないだろう(youtuberの「看護師ぐらし」さんが尿道カテーテルをするときの看護師の気持ちを教えてくれている。https://www.youtube.com/shorts/-8ig9dPKoSo)。
抜く時若干痛みはあったが、一瞬だったし手際よく安全にやってくれたのでありがたかった。
そして、一番痛かった管は、肝臓に刺さっている静脈カテーテルであった(この管は2023年5月15日に抜いてもらっている。)。この日は二番目に厄介であったお腹の静脈カテーテルを抜いてもらった。抜くのは一瞬で終わったが、これを抜いても痛みはあまり変わらなかった。違和感は完全になくなった。そもそも手術の傷の痛みであるので、この痛みが完全に消えるのは、まだ大分先で退院後になる。
これで管が全部抜けた・・・と思っていたら、結局点滴にて抗生剤を毎日打つこと(6時、14時、22時の一日3回、大体1本1時間くらいの点滴)になったので点滴の針1本が右腕に刺さっている状態に変わった。太いカテーテルを5本も刺すことに比べたら、点滴1本くらいどーってことないようになってしまった。
この生き地獄、何が辛いかというと、もちろん痛みや違和感も辛いことに変わりはない。だが、一番辛いのは身動きが取れず、永遠に天井を見ている状態が続くというところである。その背中の痛みが一番辛かった。自由に動けるということは素晴らしいことである。
なんにせよ、状態が大分変化した。
プラス、この日の検査はいつもの血液検査とレントゲンだけでなくCTも付け加わっていた。結果は良好でええ感じであった。
8日ぶりにシャワーも浴びることができ、とても気持ちよくリフレッシュできた。
数日前から食事も常食に変わっていたので、かなり普段通りの生活に戻りつつあった。
早く元の状態に戻りたいと強く願い、リハビリをできる限り頑張ることを誓うのであった。

正直癌から復活できると思っていなかった・・・

正直、癌だと宣告されたとき、完全に元の状態に戻ることは不可能なんだろうと思っていた。
だが、現状、傷の痛みはまだあるし、完全に痛みがなくなるのにまだまだ時間がかかるということは事実であるが、病気になる前の状況にかなり戻ってきている。
医学の進歩はすごいなと思ったし、人間の回復能力もすごいと改めて認識することになった。
もちろん、この病気とは今後一生付き合っていかなければいけないのは事実であるが、元の生活に戻り、旅行やスポーツもすることができるというのは徐々に実感することができるようになってきた。

この病気になって改めて思うこと

癌という病気は恐ろしい病気であり、今や日本人の2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で死ぬ病気です。しかし、この病気になってよかったと思うことが何個かあります。そりゃならないに越したことがないので、癌になってよかったとは思っていないです。けれども、癌になっていない人よりも「死」について真剣に考えるようになりました。病気や医学、健康というものに興味を持つことができるようになったのです。
「俺は健康体だから大丈夫」はありえないということです。どんなに健康な人でも病気になる可能性はあります。
何度も言いますが、だから毎日一生懸命生きなければいけないし、健康について真剣に考えなければいけません。
40歳を過ぎたらどんな人間でもガタが来るでしょう。よって、健康診断や毎日の生活習慣はとても大切になると感じます。病気や怪我に対しての予防をするということが大切です。
今となって思いますが、健康であるということは、生きて行く上で一番大切な要素ではないでしょうか?健康でさえあれば、どうとでもなりますし、何度でも人生のやり直しもきくと思います。
「癌になる」というこの事実は、健康や生活習慣、食生活についてもよく考えていこうと思うトリガーになりました。私にとってこのことは紛れもない事実なのです。


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