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史跡料亭「魚三楼」

なかなか行く機会がなく、行ってみたいと思いながら、長く行けなかった場所があります。

料亭「魚三楼」です。

私のような庶民が足を踏み入れるのに躊躇うような値段のお料理ですが、今回のタイトルを見ていただけるとわかるとおり、「史跡」なんですよ!このお店自体が!(なんでも、凄い史跡は玄関先にあるそう)。

私は歴史系の記事を時々noteに書かせていただいていますが、その記事にもしたいと思うと、やっぱりこのお店は行かなければならない!(もちろん接待されたり、したりする仕事でもなかったからね)💧

ということで、自腹で行って参りました「魚三楼」さんです。以下は画像と伴にどうぞ👇

食べログで見るとこんな感じです。当然に高評価です。京都の伏見という場所にございます✨
夕暮れ時にお邪魔しました。店構えから品格を感じます💦
ん?これがアレですね!
車が擦って行ったん違いますよ!
何かわかりますか?実は…
幕末の「鳥羽伏見の戦い」の弾痕跡です!魚三楼さんのHPによると、お店の前の京町通りから白刃を抜き放った新撰組(幕府軍)が、薩摩軍(官軍)に突撃して行ったそうです!確かに魚三楼さんの前の通りは、真っ直ぐ行くと御香宮神社という場所に当たり、その神社は薩摩軍の陣屋でもありました。こちらの料亭自体は文化財ではありませんが、京都市が歴史的な建物と認めています。
お部屋は料亭らしい感じです。お庭のライトアップがなかったのが残念ですが、廊下には珍しい物がありました!
鳥羽伏見の戦い当時の瓦版(新聞紙)ですね。ただ、現物ではなく模写のようですが、貴重な物です。
火柱が上がってますね💦
説明書きです。「寛大な処置をするから、無駄な抵抗は止めなさい」みたいな内容ですね。
では、お料理の記事に入らせていただきます✨こちらは八寸ですね。華やいだ秋を感じます。
小さなお家の瀬戸物には、あん肝が入ってました。
中央にあるのに目立ってませんでしたね。サーモンと千枚漬をお昆布で巻いたサフラン米のお寿司です。サフラン米なのにモチモチ感が凄い!何で?ピンぼけしているのも何で?
大きくて濃厚なあん肝でした。箸を使って写すと何故かピンぼけする。本当にすいません🙏
鱧と松茸の土瓶蒸し。松茸の香りが凄い!
松茸が大きい!凄い嬉しい✨
お刺身を高知柚子のジュレで頂きます。柑橘好きならさっぱりとジュレ推しか?私は醤油が良いw
焼き魚(うおぜ)、脂が乗って美味しかったです。お皿に秋を感じますね。
このソースがとっても濃厚でした。キノコのソースと聞きましたが、うおぜの身に絡ますと、まるで蟹味噌のような風味に!
かなり大きい海老の天ぷら😆微かに生姜の香りがしましたが、衣でしょうか?おつゆの方でしょうか?初めて頂く風味の天ぷらでしたね。美味しかった!
鯛とキノコの炊き込みご飯。これがまた美味い!もう、味が沁み過ぎて鯛感が半端ない!鯛の身もゴロゴロ!
かわいい若女将によそって頂きました。こんな感じで出して頂けます。もちろん、おかわりしてますよ😆
食後のデザートは完熟の代白柿です。見た目わかりませんが、表面にリキュールソースが掛けられています。リキュールが苦手な方には別のソースも用意されていました。
食べ終えると、すっかり夜になっていました。最後は女将さんまでお見送りしていただき、ありがとうございました。

ちなみにこちらの料亭は、鳥羽伏見の戦いの当時、官軍の台所番(料理番)もされていたそうです。少しお高いですが、舌で歴史を感じてみるのも、良い体験かも知れませんね。

終わり

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