#003 どんな子にとっても放課後を「楽しい」「自分のやりたいことが叶う」場に
“放課後はゴールデンタイム”という理念のもと、子どもたちの豊かな放課後をつくり続けている放課後NPOアフタースクール。その職員やスタッフがどんな想いや考えを持って日々の仕事に取り組んでいるのか、一人ひとりのリアルな声とその魅力をお届けします。
プロフィール
■子ども主体、子どもが自分で決める「自由」を大切にするポリシーに共感
―これまでの経歴について教えてください。
大学時代は教育学を専攻し、「子どもと関わる仕事がしたい!」という思いから小学校で学習サポーターのボランティアをしていました。卒業後は新卒で小学校教員となり、慌ただしくも充実した日々を過ごしました。教員として子どもと関わる中で、次第に「子どもの自由な発想を大切にしたい」という想いをもつようになり、教員から転職し放課後NPOに入職しました。
ー学生時代から子どもたちと向き合ってこられたんですね。なぜ、学校から放課後というフィールドへ移ったのですか?
学校現場で働いているときは、子ども一人ひとりを大切にしたいという想いはありつつも、日々の業務の中でその想いを第一に仕事をすることが難しく悩む日々が続きました。
「子どもとの関わり方を変えたい」と考えていたときに放課後NPOアフタースクールの存在を知りました。子ども主体を軸に、子どもが自分で決める「自由」を大切にするポリシーに共感するとともに、無限の可能性が広がっている”放課後”の時間に魅力を感じ、放課後NPOへの入職を決意しました。
■どの子にも楽しい放課後タイムを
―放課後NPOアフタースクールへ入職後は、どのような仕事をしていますか?
現在は、台東区にある谷中小学校放課後子供教室(通称:あつまれ谷中っ子)で副責任者を務めています。拠点では、日常の教室運営を中心に、子どものやりたいことやリクエストを聞いて子どもと一緒にイベントを企画・実施する「キッズグラム(=kids program)」プロジェクトを主に担当しています。
また、日々の教室運営の中で、子どもたちがいつどんな状況になっても全スタッフが自信を持って臨機応変に対応できるよう、月に1回拠点内で実施する安全管理研修も行っています。
―仕事に対してどんな想いや願いをもっていますか?
「どの子にも楽しい放課後タイムを」という想いを大切に、仕事をしています。放課後は、小学1~6年生まで幅広い学年が利用しており、学校ではあまり関わりのない子同士または異学年との交流ができるところが魅力の一つだと思っています。
また、普段、学校や習い事など忙しい日々を過ごしている子も多いため、放課後をリラックスする場として利用してくれる子もいます。どんな子が来ても放課後が「楽しい」「自分のやりたいことが叶う」場となるよう、子どもが過ごしやすい環境設計・子どもの願いを形にする活動を常に考えながら働いています。
―仕事のやりがいやこれからやってみたいこと・チャレンジしたいことを教えてください。
子どもたちから「楽しい!」「またやりたい!」「放課後が好き!」など前向きな声が聞こえるとやってよかったなぁと感じますし、「つまらない」「もっとこうしたい」など次の活動につながる素直な声も大切に拾うように意識しています。
子どもたちにとって放課後が少しでも充実した時間となるよう、これからも子どもの声を大切に運営していきたいと思います。
■チームメンバーからのメッセージ「子どもたちの『やりたい!』を形にする推進力、頼りにしています!」
―最後に、チームメンバーの松盛さんから届いたコメントを紹介します!
「『あみさんはー?』と上板橋、谷中どちらの拠点でも子どもたちに大人気の木村さん!元先生という経験を活かして子どもたちのいいところを引き出す力や子どもたちに寄り添う力、どんな子どもたちも笑顔にする木村さんの弾ける笑顔!
そんな素敵な魅力にあふれている方です!子どもたちの『やりたい!』を現場で形にしていく推進力はすごく力強く頼もしいなと思っています。『勢いだけはあるのでなんでもやります!』と何事にも前向きに取り組む姿勢もだいすきです♡日々大変なこともありますが、これからも一緒に放課後を盛り上げていきましょう〜!」