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韓国人夫との結婚生活でガッカリしたこと

「私は人に期待していない」という人でも、パートナーや親しい誰かに対しては、「こうあってくれたらなあ」と、大なり小なり望んでいることがあるんじゃないでしょうか?

私は病気や怪我をした時、パートナーに優しく労ってもらいたいと思っているんですが、どうやら相手の労り方は「そっとしておくこと」のようなんですよね。でもそれは私にとって、関心を持たれていない、つまり無視されていることと一緒なんですよ。このズレについて話し合い、お互いに理解し合うまで6年かかりました。

そういえば、むかし複数人で夜遅くまで飲んでいた時にこんなことがありました。ある人が「疲れてるんじゃない?」と何人かに言われ、急に怒りだしたんですね。「そうやって言われるの、すごく嫌!」と。みんな心配して気遣っているだけなのに、なんで怒るんだろうと、私は驚くばかり…。だけど世の中には、気遣われるより放っておかれた方がいい、と考える人もいるってことなんですよね。もしかすると、パートナーもそういうタイプなのかもしれません。

しかし、時々しか会わない友人や知人なら、「この人はこういう人なんだな」と片目をつぶって付き合えば良いですが、毎日顔を突き合わせる夫婦となると、相手に合わせてばかりではいられないってもんです。今はそれでなくても、相手の国の言語や文化に合わせて暮らす毎日。相手にも少しはこちらに歩み寄ってもらわないと、やってられません(笑)。

私は一度目の結婚で、何もかも相手側に合わせざるを得ない(そうでなければ結婚生活が成立しなかった)状況に陥り、自分を見失っていく経験をしたんですが、それって全く対等な関係ではなかったし、私が望むパートナーシップの形ではありませんでした。だから今度は、ちゃんとお互いの違いを尊重しつつ、歩み寄れる関係を築きたい。ぶつかることを恐れず、相手と対話を重ねていきたいと思っています。

文章で書くとただの愚痴に思えてしまうことも、話し言葉だと「あるある~」と笑いとばせる、世間話のひとつに聞こえるでしょうか? パートナーには「音声配信で、あなたにガッカリした話するよ」って、一応許可をとりました。「悪口だらけじゃなかったらいいよ」と承諾してくれたので、ガッカリシリーズ、時々話してみようと思っています。まあ、むこうもいろいろガッカリしてると思いますけどね!

▼音声配信はこちら


《番組内容》
結婚6年目、40代の日韓夫婦が、これまで何度もぶつかってきたこととは?韓国人夫と暮らして改めて気づいた、他者理解やコミュニケーションの方法について。/2023.09.14収録

【訂正】
番組内で話している「イーストかんえん」→正しくは「 イースト感染(胸のカンジダ症)」です。この病気の詳細については過去のブログに詳しく書いています。
https://ameblo.jp/sige37/entry-12434984153.html

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