茉莉花ちゃん

エチケット袋です/ 涙のマリファナラブ /twitter→ 《notmatsurika》

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記事一覧

空を泳ぐ雫

星降る使い古された夜に喧嘩をした 気ままに流れる星たちに 少しだけ苦しんじゃえと願った 怒りは収まらなくて でも誰かにぶつけたくてたまらなかった きらきら星にして流…

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音、音、音、

ごきぶりの羽音にびくつく セミの鳴き声が時間感覚を狂わせる 機械の呼気がかび臭い 発情ブルーライト今夜はまだまだ寝かさない 脳内でプレイリストが作られる 4分33秒が邪…

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嫌いマシマシ愛濃いめの液を目の前で平然と飲み干す君と

寒い朝殺意の朝 昨夜君のほざいた 温まるところで休みたい が罠で あれよあれよ 為す術もなく 止められるわけでもなく 大人の理性を剥いで女を剥き出しにしたの 汚して数…

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Painkiller

痛くないよ 痛くない 夜になれば痛くない 月が地面を照らして 誰かが私を抱いてくれれば 痛くないよ 痛くない じきに消える痛みだから 痛みに痛みを重ねれば マイナスと マ…

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彼女の場合:廃業寸前の茶店にてAM2時の記録

例えばほら 味のしなくなったガムを 捨てられず噛み続けているような いつの間にか迷い込んでいて 誰にも気付かれず窓際で死ぬ蝿のような 蚊のような蛾のような うっかり…

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Piece

都合のいい 心の隙間を埋める欠片 三大欲求ですら 太刀打ちできぬ欲望を たちまち満たしてくれる欠片 魔法使いみたいね だってほら さっきまでぽろぽろ 流した涙も 甘い飴…

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鼓舞

殻にこもって何になる 羽化の失敗を恐れるか 他人に食われ養分となるか 蜜の味を思い出せ 外の世界を忘れたのか そもそも 味を知らぬのか ぶくぶくにふやけきった自己愛は …

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お節介の果て

病気だと診断されるなら本望だあの子に 高カロリーと高タンパクで偏りきった 胸の奥に貯まる流動物を掻き出して 塩分過多の味付けの虜になった後 徐々に味覚が麻痺する事を…

無限回廊

理性のない二匹の獣が絡み合う 私はそれをどんな顔で見ようか 禁忌を目の当たりにした子 退場 ママが言ってた どんな雨も必ず晴れると ママ それきっと間違ってます ほら …

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子どもと私

なんとなく吐き出したくなって、つらつらと書いてみる。 近ごろ子どもが嫌いになった。世間知らずで未熟。力も立場も弱い。地域の宝、法律で守られていて味方も多い、のう…

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イヴ

安物の蝋で固めた答えを胸に 別れを突きつける前夜 愛はとっくに情に変わり 冷めたスープは飲む価値もない 支離滅裂な明日が来る 放っておいても 無駄に明日は来る 灰がか…

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マーキング

内出血で作られた首輪 それはGPSの劣化版 またの名を独占欲の証 もしくは自信の裏返し ネット知識の受け売り コンシーラーで上塗り かき集めた僅かな情報 周りの目と下…

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内弁慶

午前一時 車がまばらになった 国道329号線のど真ん中を歩きたい ファミリーレストランの暖かな灯りの下 宙ぶらりんの頭をなんとか支えて パチンコ屋より遅起きの街を眠…

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サービス・タイム

大きな男が隣で寝ている優越感 これに代わるものはありますか あるいはこれと等しく尊いものを どなたかあたしに教えてくれますか ほんの数分前まで体を重ね 隅の隅まであ…

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生乾きの髪と頭

鉛色の空に飲まれる いつもの自問自答のお時間ですよ ただただ飲み込まれる パイプオルガンが鳴り響く頭の中 産声と誕生のベルが重なる 罪の果実が歌う葬列を聴きなが…

三日坊主にすらなれない

noteへ登録してからわりかし結構な日数が経つのだが、お恥ずかしながらこれが初めての投稿である。 私は熱しやすく、それと同じくらい冷めやすい。 新しい…

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空を泳ぐ雫

星降る使い古された夜に喧嘩をした
気ままに流れる星たちに
少しだけ苦しんじゃえと願った
怒りは収まらなくて
でも誰かにぶつけたくてたまらなかった
きらきら星にして流してしまえ
つっかえた気持ちを楽にしてえ
別に綺麗に光らなくていいから
星に星を投げて八つ当たりさせて
馬鹿じゃん?
んなこた分かってっから黙ってろよ
きらきら星掴んでアホ面めがけてキャッチボールすっぞ
ゲロって楽になりたかったから

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音、音、音、

ごきぶりの羽音にびくつく
セミの鳴き声が時間感覚を狂わせる
機械の呼気がかび臭い
発情ブルーライト今夜はまだまだ寝かさない
脳内でプレイリストが作られる
4分33秒が邪魔して寝付けない
扇風機、当たり障りの無い風
身震いして毛を飛ばす駄犬
空気のかたまり共が我先に脱出しようと目論み
奮闘したのち口から尻の穴から汚く音を震わせる
濁音でコーティングされた空気
気道の確保が下手な親父
たまに訪れる静寂

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嫌いマシマシ愛濃いめの液を目の前で平然と飲み干す君と

寒い朝殺意の朝
昨夜君のほざいた
温まるところで休みたい が罠で
あれよあれよ 為す術もなく
止められるわけでもなく
大人の理性を剥いで女を剥き出しにしたの

汚して数時間経ったシーツの上
生まれたての姿 ワイ二ーダンスをお替り
奪ったのはこちらなのに奪われた気になって
ただいま絶賛悲観中
汚いところ全て晒してやる
けど決して奥まで見せないわ

喜んでしっぽと腰をふりふり
心の中は虚無虚無の虚無

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Painkiller

痛くないよ 痛くない
夜になれば痛くない
月が地面を照らして
誰かが私を抱いてくれれば
痛くないよ 痛くない
じきに消える痛みだから
痛みに痛みを重ねれば
マイナスと
マイナスは
プラスで
ほら 私は何も痛くないよ

痛くないよ 痛くない
夜になれば痛くない
月がやがて翳ろうが
優しい匂いが隣にあれば
痛くないよ 痛くない
いつか匂いすら忘れられたら
元々いた所に戻ってね
マイナスと
プラスは

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彼女の場合:廃業寸前の茶店にてAM2時の記録

例えばほら
味のしなくなったガムを
捨てられず噛み続けているような

いつの間にか迷い込んでいて
誰にも気付かれず窓際で死ぬ蝿のような
蚊のような蛾のような

うっかりおりもので盛大に
下着を汚してしまった
何でもない昼下がりのような

初めてベッドを汚してしまい
母親に笑顔でシーツを洗われたあの日のような

大嫌いなあの子の前で
両膝をついたことが
ひたすら惨めだった時のような

ブリッジをしよ

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Piece

都合のいい
心の隙間を埋める欠片
三大欲求ですら
太刀打ちできぬ欲望を
たちまち満たしてくれる欠片
魔法使いみたいね
だってほら
さっきまでぽろぽろ
流した涙も
甘い飴に変えてくれたでしょう

遠くも近くもない距離に位置する
複雑な形をした欠片の在処を探して
度数強めの愛を欲で割り
懲りずに毎晩でこぼこ合わせる
他の人には内緒だよ
リズムに合わせてゆめうつつ
いっそ口を口で塞いで
体中の空気全て奪

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鼓舞

殻にこもって何になる
羽化の失敗を恐れるか
他人に食われ養分となるか
蜜の味を思い出せ
外の世界を忘れたのか
そもそも 味を知らぬのか
ぶくぶくにふやけきった自己愛は
それほど大切な物なのか
馬鹿の一つ覚えで与えられた
幸せなんて脆く儚い
自分の道を阻む者と
傷を舐めあう暇があるなら
硝子にぶつかる鳥達の如く
精一杯ぶつかれよ、みっともない

お節介の果て

病気だと診断されるなら本望だあの子に
高カロリーと高タンパクで偏りきった
胸の奥に貯まる流動物を掻き出して
塩分過多の味付けの虜になった後
徐々に味覚が麻痺する事を覚え
気づいた時には手遅れになり
君好みの味が染み付いた体
になるのも悪くないのか
今更健康食品に戻れず
せめて最後くらい君
の温かい膝の上で
愛の言葉を囁か
れながらわん
と鳴いて看
取られた
いそん
な願

無限回廊

理性のない二匹の獣が絡み合う
私はそれをどんな顔で見ようか
禁忌を目の当たりにした子 退場
ママが言ってた
どんな雨も必ず晴れると
ママ それきっと間違ってます
ほら 尻軽女が今日も来たよ
目を合わせることもままならない
自分を大きく見せることで
心のお水を保っているんだね
涙として出ていかぬように
いいこいいこで癒してあげる
反面教師を誓ったんだあの夜

自分が可愛い大人になったの
砂糖漬けにな

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子どもと私

なんとなく吐き出したくなって、つらつらと書いてみる。

近ごろ子どもが嫌いになった。世間知らずで未熟。力も立場も弱い。地域の宝、法律で守られていて味方も多い、のうのうと生きる事が許される、でも本質は残酷な子ども。少子化が進む中で、さらに子どもを大事にしようという声が上がっているが私は子どもが嫌いになった。

元々子供は好きな方だった。けれども今は違う。度重なる子ども絡みのストレスで心が荒んだのだ。

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イヴ

安物の蝋で固めた答えを胸に
別れを突きつける前夜
愛はとっくに情に変わり
冷めたスープは飲む価値もない
支離滅裂な明日が来る
放っておいても 無駄に明日は来る
灰がかった世界
水銀のプールで私は浮かぶ
こんなはずじゃなかったと
頭を抱えてみたところで
固めた蝋は簡単には溶けない
理性で止められぬ大洪水
一方 冷めた目で俯瞰する
普段よりもうんと高い所に登って
最善の策が見つからぬまま
もがけば

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マーキング

内出血で作られた首輪
それはGPSの劣化版
またの名を独占欲の証
もしくは自信の裏返し
ネット知識の受け売り
コンシーラーで上塗り
かき集めた僅かな情報
周りの目と下心の攻防
吸引性皮下出血が名称
愛を可視化させる明証
お構い無しにつける痣
量に比例して冷める罠
所詮は自己満足な行動
愛し合った意識は朦朧

内弁慶

午前一時 車がまばらになった
国道329号線のど真ん中を歩きたい
ファミリーレストランの暖かな灯りの下
宙ぶらりんの頭をなんとか支えて
パチンコ屋より遅起きの街を眠らせたい
不思議なことにこんな時間でも
健康の為に歩く人はいて
宙ぶらりんの頭支えながら
お疲れ様、と見守った
果たしてそれに意味があるのかは
考えないでおこう

妹のベナッシサンダルを履いて千鳥足
急勾配の坂を前へ前へと進む
右手はこ

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サービス・タイム

大きな男が隣で寝ている優越感
これに代わるものはありますか
あるいはこれと等しく尊いものを
どなたかあたしに教えてくれますか
ほんの数分前まで体を重ね
隅の隅まであたしに身を委ね
快楽の手綱とアレを握り
共に果てるのはひと握り
人生に換算すれば一割にも満たない時間
時給に換算すると痛い目を見る三十分

ティッシュの中に包まれた完璧な
遺伝子たちだけを集めて保存したい
ねえ いったいどれほどの
完璧

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生乾きの髪と頭

鉛色の空に飲まれる

いつもの自問自答のお時間ですよ

ただただ飲み込まれる

パイプオルガンが鳴り響く頭の中

産声と誕生のベルが重なる

罪の果実が歌う葬列を聴きながら

力無く歩くその姿は

まるで判断能力を失った屍

ああ 神様

この長い長い階段は

私の望む天国へと繋がっていますか

水溜まりを蹴る

定額の限りまで体を使う

こんなの売春と何が変わるのか

立体駐車場の入口へ蝶々が

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三日坊主にすらなれない


noteへ登録してからわりかし結構な日数が経つのだが、お恥ずかしながらこれが初めての投稿である。

私は熱しやすく、それと同じくらい冷めやすい。

新しい物事を見つけたり、流行に乗るのは得意としているのだが、登録やアカウント作りで満足してしまい、いつの間にかログインIDとパスワードの記憶がフェードアウトしていることが多い。三日坊主にもなれない。これを三日坊主以外に何と呼べ

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