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2022年4月の記事一覧

建築学生の就活アドバイス(意匠系、ゼネコン・組織)

こんにちは、あさぎです。 今回は 自分の経験から就活について思ったこと、アドバイスなどを書きます。 私は修士卒なので、修士1年の初め頃(5月くらい)から動き出し、翌年春頃まで動いていました。最終的には、第一希望だった組織設計事務所に内定をいただきました。 意匠設計志望だったので、ゼネコン、組織設計事務所をメインに就職活動を行いました。今回はその経験をベースに書いています。 就活って教科書も正解もないし、残念ながら待ってくれないので油断するとすぐ置いていかれます。怖い。

¥500

ゆっくり、時間をかけてつくられる喫茶店──4年間の開店準備と島暮らし

島根県隠岐郡知夫村出身の川本息生さんと、山口県出身の理子さん。夫婦で東京から知夫村に移住し、現在4年目を迎える。二人が目指すのは、喫茶店の開業。島での暮らしを楽しみながら、自宅の牛舎をDIYで改修し、少しずつ歩みを進めている。 (聞き手:大田勇気、文:舟山宏輝) 人間より動物の多い島で島根県隠岐郡知夫村は、隠岐諸島の最南端に位置する知夫里島と、その周辺の無人島から構成される。人口は約600人で、隠岐諸島のなかでももっとも少ない地域だが、近年は移住者が増えて人口増に転じ、ニュ

教職大学院に行こう

久しぶりの投稿となりました。4月の学校は目の回る忙しさでした。ゴールデンウィークに入ってようやく忙しさも一段落です。 今日は「教職大学院に行くこと」について書きたいと思います。 教職大学院で学んだ昨年度昨年度、私は担任を持たず、教育委員会の研修制度を利用して教職大学院で1年間研修を受けていました。現職派遣という制度を利用したため、勤務校に在籍しながら大学院で学べました。おかげで、非常に充実した1年間となりました。教職大学院は、理論と実践の往還の場。学校現場と大学院を行き来す

亀田誠治は今どんな音楽を聴いている?17時間超のオリジナルプレイリストから音作りの鍵を探る(前編)

「いい音」とは、いったいどんな音だろう?  2020年以降、世界のライフスタイルが一気に変化し、音楽体験もまた、新たなかたちが模索され続けてきた。平常時に戻りつつあるとはいえ、まだリアルイベントへは行きづらいリスナーもいるなかで、作り手たちはどのように音に向かい合っているのだろうか。 多くのアーティストが信頼を寄せる音楽プロデューサー、そして東京事変やBank Bandのベーシストとしても活動している亀田誠治さんは、制約がある中での音楽制作も、とてもポジティブに捉えている

短編漫画「気まぐれな水」

20XX年 初秋 ある大学生の下宿先アパートにて。

アパレル店員の「アドレナ売リン」の正体

アパレル店員が苦手だ。 人と喋るのは得意な方なのに、場所がアパレルショップ、相手がアパレル店員になると、途端にうまく話せなくなる。飲み屋のカウンターで初対面の人と酒を酌み交わしながら無駄話に興じる私と同一人物だとは、自分でも信じ難い。 お店に行く際は、極力気配を消す。常に店員の位置を把握し、店員から死角になるよう陳列棚やマネキンで自分の存在を隠し、こそこそと商品を物色する。ただ、私がいくら必死に隠れようとも店員は目を光らせている、というか、そんな不審者はむしろ見張られて当

餃子からはじまる物語

ひき肉は、粘りが出るまでよく揉むこと。肉に調味料をしっかり吸わせて、その後に野菜を入れること。最小限の水をつけて包むこと。餃子一つ作るだけでもそこには厳しいルールがある。そして私はそれが大好きだ。 高校で留年が決まった年、なんとなく家に居づらかった私は、名古屋の中華料理屋で餃子を包むアルバイトを始めた。早朝に行って、餃子の中身を作り、あとは10時間ひたすら包む。800個包めたらおしまい。頭がおかしくなる、と言ってすぐにやめていく人もいた。店長は「嫌になったらすぐ言ってね。訴

「あなたが店員さんでよかったわ。ありがとう。」

大学時代にアルバイトをしていた場所は、なんというか、魑魅魍魎が集まるものすごい所だった。 そこは、ラウンドワンのようにビリヤードやダーツ、卓球、カラオケなんかができるのに加え、かなり古いものではあったがアーケードゲームなんかも設置されていて、ネット席と呼ばれるインターネットができるブースもあれば漫画も置いてあるという、いわゆる複合型アミューズメント施設というような場所だった。 そこで起こった出来事や、来店した摩訶不思議なお客さんの話はこれまでにも何度かここに書き記したことが

仕事のためにチームでいたんじゃなくて、チームでいるために仕事をしていた

この春で、社会人5年目になる。まだまだ心持ちは若手でいたけれど、気づいたら後輩が増えていた。 職場で後輩から、仕事の質問や相談されることも日常的になってきた。 その度に、思い出す。あの2人のことを。 ぼくはあなたたちみたいに、はたらく意味を与える先輩になれているのだろうか。 🌸 3年前、ぼくは社会人2年目となり、担当企業を持たせてもらった。いわゆる営業デビューだ。ドキドキしたけど、早く一人前になりたくて、より一層仕事に打ち込もうと拳に力を込めた。 けれど、そのタイ

「クリスマスマーケット」を知らなかった僕が、熊本で70万人以上が訪れるクリスマスマーケットを作った話。その1(序章編)

クリスマスマーケットを熊本につくろう! みなさん、クリスマスマーケットってご存知ですか? その存在すら知らなかった僕が発起人の一人として創った「クリスマスマーケット熊本」は、今年(2023年)で6年目を迎えます。 おかげさまで第一回の2018年は9万人以上、翌2019年は21万人以上が来場。直近の2022年には花畑町と熊本駅の2会場で71万人を超える皆さまにご来場いただきました。 これを実現するまでの道のりは、本当にもう大変で。これまで数々のイベントを仕掛けてきた僕

尊敬する大先輩は努力で時代についていく

私は黒電話もポケベルもPHSも所有してきた世代である。 ポケベルを打ちに公衆電話に並んだり、電波が悪いとアンテナを伸ばしてみたり、受電するときにキラキラ光る謎の物体をジャラジャラつけたりしていた。 あの頃ぼんやり考えていた、 「このポケベルから直接メッセージが送れたらいいのに」 とか 「小さい電話が持ち歩けるようになればいいのに」 とか 「CDとかMDとかなくても音楽が聴けるようになればいいのに」 などと思っていたことが20年の時を経て現実化してしまった。 そ

あなたとお茶を、家族のように

【ここでは義理の母を「母」と呼び、実の母は「私の母」と表記します。ご了承下さい】 今から20年以上も前。 結婚を控えた私が、初めて相手の両親に挨拶に行った時のことである。 俗に言う嫁姑問題は、往々にして初対面からそのタネが蒔かれることも多い。私は緊張しながら相手の家にお邪魔した。 初めて会った相手の母は、想像以上に若かった。 事前に年齢は聞いていたが、それを頭に入れていても驚くぐらいだ。 ちなみに母は、その時48歳。 小柄でにこにことしていて、とても感じのいい女性だった。

学年1位の女の子が「勉強なんてやめてしまえ!」と言われて

気づいたら、30歳になっていた。 子どもの頃想像していた「30歳」はもっとはるかに大人で、しっかりしていて、強いイメージだったけれど、今も私はあの頃と同じように日々悩み、もがき、時に悲しみ、笑いながら生きている。 この年齢になると、結婚・出産をする友人が増える。 FacebookやInatagramの幸せな「ご報告」は、私がまさに想像していた大人の姿の1つで、自分の人生を次のステージに進めていることが、純粋にかっこいいと思う。子育てに奮闘する彼女らと話をすると、仕事に明け

還暦に、日本初の能楽學舎を立ち上げた理事長の備忘録

はじめまして、kuniです。 2年前に日本初となる能楽の学校を創立しました。正確にいうと、能楽に関連する教育事業を行う一般財団法人を立ち上げ、そこの代表理事をやっています。いわゆる一般企業における社会経験がないわたしにとっては、全てが初体験で、毎日失敗や挫折の連続です。 学校が3期目に入る今年、少しだけ気持ちに余裕が生まれて、もっといろんな人たちに能楽を知ってほしいという欲がでてきました。それがこの記事を書こうと思ったきっかけです。 わたしは、能楽という日本の伝統芸能を