Craftsman’s Base Shimane

手を動かすなかで、新しい生き方を探る。たしかな手触りをもった、自分らしい暮らしを作る。そんな島根のクラフツマンたちとつながる場「Craftsman’s Base Shimane」。

Craftsman’s Base Shimane

手を動かすなかで、新しい生き方を探る。たしかな手触りをもった、自分らしい暮らしを作る。そんな島根のクラフツマンたちとつながる場「Craftsman’s Base Shimane」。

最近の記事

ゆっくり、時間をかけてつくられる喫茶店──4年間の開店準備と島暮らし

島根県隠岐郡知夫村出身の川本息生さんと、山口県出身の理子さん。夫婦で東京から知夫村に移住し、現在4年目を迎える。二人が目指すのは、喫茶店の開業。島での暮らしを楽しみながら、自宅の牛舎をDIYで改修し、少しずつ歩みを進めている。 (聞き手:大田勇気、文:舟山宏輝) 人間より動物の多い島で島根県隠岐郡知夫村は、隠岐諸島の最南端に位置する知夫里島と、その周辺の無人島から構成される。人口は約600人で、隠岐諸島のなかでももっとも少ない地域だが、近年は移住者が増えて人口増に転じ、ニュ

    • 島根で生きるフリーランス──領域に囚われず、自在に動くには

      2021年度の振り返りとして、本note「Craftsman’s Base Shimane」(以下、CBS)のメンバーである西嶋一泰、戸田耕一郎、桐山尚子、太田知也、大田勇気による座談会をおこなった。島根での仕事の進め方や独立後の悩みを、映像クリエイターやディレクター、デザイナーとしてフリーランスで働く面々がざっくばらんに語り合う。座談会の司会と原稿の構成は、CBSのメンバーでもある編集者の瀬下翔太が担当している。 それぞれの仕事 ──まずはそれぞれの自己紹介をお願いしま

      • 七夜連続!!!! しまねトーク 〈島根の人と暮らし〉を振り返って【アーカイブ配信中】

        2022年3月14日から3月20日の7日間、毎夜21:00-22:00に、島根の可能性と熱量を伝える配信イベント「七夜連続!!!! しまねトーク 〈島根の人と暮らし〉」を開催しました。 とにかく一気に走り抜けた感がありますが、どんな企画だったのかというのは以前告知した通りです。今回の記事ではアーカイブを紹介しながらトークセッションを振り返っていきたいと思います。 第1夜 クリエイターのローカル仕事術 Craftsman's Base Shimane の制作陣が総出演で幕

        • 【3月14日-20日】「七夜連続!!!! しまねトーク 〈島根の人と暮らし〉」配信決定!

          2022年3月14日から3月20日の7日間、毎夜21:00-22:00に、島根の可能性と熱量を伝える配信イベント「七夜連続!!!! しまねトーク 〈島根の人と暮らし〉」を開催します! Craftsman's Base Shimaneの出演陣と制作陣を中心に「島根で暮らしをつくる面白さ」を語り合う配信です。テーマは暮らし、働き方、仲間のみつけかた、地域文化、スポーツ、ライフステージなどさまざま。 地方ぐらしやそこでの活動に興味がある方にとって気になるトピックについて、たっぷ

          手渡しの野菜がひらく関係──出雲のファーマーズマーケット「Sunday Market CiBO」に込められた思い

          農家さんが、自分の作った野菜を自分の手で販売できる場所をつくりたい。そんな思いから、島根県出雲市でファーマーズマーケット「Sunday Market CiBO」を始めた青野司さん。アメリカでスノーボードに明け暮れた日々から、地元で農家に転身し、野菜を通して人と人のつながりをつくる青野さんのキャリアを聞いた。 (聞き手:西嶋一泰、文:舟山宏輝) 海外に出て変わった、生活の感性4年前に島根に戻ってきたという青野さん。それまでの経歴はどのようなものだったのか。 「スノーボードを

          生活のなかで自分らしいスタイルをつくる──地域のつながりを楽しみ、いかす方法

          島根県の最西端に位置する津和野。まちを流れる水路には鯉が泳ぎ、休日にはSLやまぐち号とともに観光客が訪れる。近年では、町唯一の高校・津和野高校の活性化をはじめ、教育魅力化の活動も話題を呼んでいる。 そんな津和野町で、地元の和菓子屋・三松堂の店長を務める阿部龍太郎さん。町内外のお客さんをお店で出迎える一方で、若者有志の集まり「思うは招こう会」も運営。公私ともに地域を盛り上げている。生まれも育ちも津和野だという阿部さんは、地域の変化とともに、自身も変わっていったという。話を伺うう

          島根にプロサッカークラブをつくりたい──永遠のサッカー小僧が掲げる、未来の風景

          会社経営とクラブ運営の二刀流サッカーは、沖野さんの人生において欠かせない要素であり続けている。小学生からボールを蹴り始め、中学時代には地域選抜に選ばれるなど実力をつけた。高校は全国大会の常連である強豪校・東福岡高校へサッカー留学している。 「幼少期は周囲の友達と比べて、シャイで引っ込み思案な子どもだったと思います。サッカーを通じて交友関係が広がり、人と関わる楽しさを知りました。私のポジションは、中盤のいわゆるボランチやアンカーと呼ばれるところです。積極的に得点を決めるような

          島根の「ヒト」と「地産食材」を結びたい──元栄養士・料理研究家が目指す「幸せを生むレシピ」

          島根県出雲市。出雲大社がある事で「縁結び」の地として有名なほか、日本海や宍道湖で獲れた海の幸や、出雲平野では様々な農業活動が行われており、食の恵みも豊かな地域だ。そんなこの地域で「食」をテーマに活動を始めた高野愛美(こうの・まなみ)さんは、元々病院に勤める栄養士でありながら、現在は料理研究家として様々なプロジェクトを進めている。高野さんに地域の食材の魅力や「ヒト」と「食材」を結ぶ取り組みなど、食に対する想いを伺った。 (聞き手:西嶋一泰、文:宮武優太郎) 高野 愛美(こうの

          背伸びせず、つくろう──等身大で生きる島根らしいやりかた

          「Craftsman’s Base Shimane」は、島根県で職人気質(クラフトマンシップ)を発揮する方々に話を伺いながら、作りながら考える暮らしを探求する場です。探求の成果や過程は、このnoteの記事や動画、イベントを通じて共有していきます。2021年は「背伸びせず、つくろう」をテーマに島根で活動する暮らしのクラフツマンたちを取り上げていきます。 昨年2020年にスタートしたこのプロジェクト「Craftsman’s Base Shimane」。島根県の広聴広報課と、県内

          フリーランス×公務員が作る”新しい広報”のカタチ

          島根県で職人気質(クラフトマンシップ)を発揮する方々に話を伺い、作りながら考える暮らしを探求する場「Craftsman’s Base Shimane」(以下、CBS)。「ど田舎の島根」にいながら「最先端の実験場」を生み出すエキサイティングなクラフツマンを紹介している。本プロジェクトは、県内外でフリーランスとして活動するUIターン者を中心に活動するチームでもありつつ、島根県庁の事業としての側面もある。そんなフリーランスのチームと行政の協働を進めるリーダーが、島根県政策企画局広聴

          子どもたちの次の代まで残るものづくりを──森山勝心さんの眼差しの先にある西ノ島町

          断崖絶壁の向こうに広がる美しい海。一面を青々と生い茂る草木。悠々とたたずむ放牧された牛や馬。世界ジオパーク認定を受けた隠岐・西ノ島町には、そのような自然豊かな景色を一年を通して見ることができる。そんな西ノ島町が父の故郷ということもあり、幼い頃から毎年訪れていた森山勝心さんは、東京の企画・プロデュース会社を経て、西ノ島町の飾らない美しさに焦点を当てつつ、地元の魅力をすくい取るようなプロジェクトに多角的に取り組んでいる。2019年には、コーヒースタンド「Sailing Coffe

          築100年の空き家を松江の拠点に──地元出身の建築家が思い描く「つながり」の街並み

          島根県の県庁所在地である松江市。松江城をはじめとする文化遺産にくわえ、雄大な宍道湖とそれを取り巻く山々の自然風景が印象的だ。2019年、この地にゲストハウスとシェアオフィスを兼ね備えた拠点「SUETUGU」がオープンした。設計を手がけた高橋翔太朗さんは、東京の設計事務所で働いた後、地域おこし協力隊としてUターン。自身の経験を活かした建築の仕事のほか、地域に「つながり」を作るための様々な取り組みを続ける。 (聞き手:西嶋一泰、文:宮武優太郎) 高橋翔太朗(たかはし・しょうたろ

          島根でデザイナーのたまごとして働く20歳──閉校の経験から、地域のデザイン会社で働く「いま」までを聞く

          日本海に沿うように東西に長く伸びる島根県。その距離は約230kmもあり、地域によってさまざまな自然環境や文化を持つ。島根県東部の出雲市で生まれ育った南木かおりさんは、県中央部に位置する川本町の島根中央高校に進学。マイプロジェクト等、地域活性化活動に取り組んできた。2019年に高校を卒業後、現在は出雲市のデザイン事務所に勤めている。クリエイションの現場で仕事をおぼえながら、忙しい日々を過ごす南木さん。成人を迎えたいま、地域の現状や未来をどのように捉えているのだろうか。等身大の若

          【3月26日-27日】「年度末!!!! しまね24時間トーク 〈島根の人と暮らし〉」配信決定!

          3月26日17:00から3月27日17:00にかけて、島根の可能性と熱量を伝える配信イベント「年度末!!!! しまね24時間トーク 〈島根の人と暮らし〉」をやります! 島根愛あふれる魅力的な人びととともに、島根のコミュニティや働き方、ライフスタイル、教育から、伝統芸能や伝統工芸、さらにはサブカルチャーに至るまで、さまざまなテーマを24時間たっぷりかけて語り合います。 企画背景私たちCraftsman’s Base Shimaneは、島根の魅力的な「人と暮らし」について、島

          暮らしを考え続ける百姓の暮らし

          作りながら考える暮らしを探求する、Craftsman’s Base Shimaneの西嶋です。先日私たちは、<現代型百姓>としての暮らしを探究する鈴木良拓さんのnote記事と動画を制作しました。鈴木さんは世界遺産石見銀山の町、大森町に本社を置くアパレルブランド「群言堂」で、テキスタイルの制作やデザインの仕事をしながら、自ら農業をはじめました。大規模な栽培ではなく、小規模多品種で共生し合う<小さな森のような畑>をめざす鈴木さん。人口400人ほどの小さな町で、繰り広げられる様々な

          日々の暮らしの中に、神楽がある──伝統芸能「石見神楽」を受け継ぐ

          島根県大田市温泉津町(ゆのつちょう)。レトロな温泉宿やその町並みが今でも残っており、国の重要建造物保存地区に選定されているほか、石見銀山の一部として世界遺産に登録されている。 なによりこの地域を代表する伝統芸能は日本遺産「石見神楽」だ。日本神話をベースとした舞台芸能で、火花の中で舞う迫力の剣舞や、軽快なお囃子、金銀に輝く豪華な衣装が特徴だ。演目の中に登場する、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)と戦う須佐之男命(スサノオノミコト)は、地域の子ども達のヒーローである。 そんな石見神楽に惹