マガジンのカバー画像

今日の注目記事

36,353
様々なジャンルで話題の記事をまとめていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

saudade そらさむくふゆとなる

「saudade」   ーあとがきのようなものー 12ヶ月の自然の移ろいを72に分け、細やかにあらわした七十二候(しちじゅうにこう)。その表現も、気づきも、文字もなんて美しいんだろうと、無謀にもそれに合わせて、ひとりの女性と、夜だけ人になる2匹の猫の寄り添うような暮らしを描いてみようと思いました。 思ったけど追い付かないまま暦は七十二候をなぞり、冬の入り口を描いたはずがすっかり冬は深まり、今日はこの冬一番の寒波が来ています。 季節は踏みとどまることがなく、七十二候があらわ

【1話】多趣味の桜井さん

「多趣味の桜居さん」は、すべての働く人・働けなくなった人に贈るお話です。 こちらは私自身が体験したエピソードを盛り込んでいくコミックエッセイです。 私が新卒で入社した会社は、まだ働き方改革などもなく…いわゆる「スポ根」「社畜」があたり前の環境でした。 家族経営のワンマン社長が作った中小企業でしたので「WEBデザイナー」という肩書きで入社したものの、実際にやっている業務は「何でも屋さん」みたいなもの。 残業代もなく、安月給で、パワハラ・モラハラ・セクハラが当たり前の毎日で

+3

#中央線雑貨店1

年末のピポ 【うちのインコまんが】

ポッチが作った 見逃してしまいそうなくらい小ちゃな ガラスのくもりが可愛くて そこに指で絵を描いてみたい私です。 小さすぎるのでピッチにお願いしたら、 年末のご挨拶をしてくれました。 今年もとりとめのない私のnoteを読みに来てくださり 本当にありがとうございました(^^) 来年も楽しく創作活動を続けていけたらと思っていますので、 またよろしくお願いいたします。 ↓ヒーターの話は以前に描いていたので貼っておきます ↓今年の創作大賞2024 中間選考に選んでいただいた

「逸材」と出会った瞬間-浜川路己の成長を辿る

はじめに:新たな伝説の幕開け「逸材は、審査の中で覚醒する。」 多くのオーディション番組では、候補生たちは与えられた課題の中で、自分の殻を破り、真のポテンシャルを発揮します。 浜川 路己(はまがわ ろい)──彼はまさにその「覚醒」を体現した存在です。 「timelesz project -AUDITION-」(通称:タイプロ)の二次審査から最終審査に至るまで、その成長の軌跡はドキュメンタリーで克明に描かれました。 この記事では、タイプロで描かれた事実に基づき、浜川路己く

泊まれる本屋で、自分のために本を選んでもらったら

先日、数年前から気になっていた岐阜県恵那市にある「庭文庫」さんへ泊まりに行ってきた。 2月はどの地域も一番寒いと思うのだが、案の定恵那も寒かった。 普段いる山の拠点と似たような気温でもあり親近感が沸いた。 目の前に映る山と川はとても大きく、向こう側から橋を渡ってくる車のライトが川に反射して、薄暗くなった世界に異空間が広がっていた。 庭文庫の古民家までは、すっかり運動不足の私が息切れ手前になるくらいの曲がりくねった坂がある。 扉を開けると玄関で店主の百瀬さんがギターを触

約半年で変えたデザイン組織の働き方

こんにちは、下村 香菜子(Shimomura Kanako)です。 2024年8月よりユニ・チャーム株式会社のMDX本部でPdM兼デザインリードとして入社し、約半年が経ちました。 この半年間で、デザイン組織の運営・プロセスの改善に取り組んできました。今回は、直面した課題と実施した改善施策、その成果についてまとめたいと思います。 デザイン組織の運営や、チームの成長に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。 1. 直面した課題デザインチームに加わり、まず感じたのは「進行の非効率

トリックスター親子と旅に出た日

「トリックスター」を知っていますか? キャラクター性のトリックスターじゃなくて、彫刻の方の。 2024年12月から、2025年1月の年またぎの間、我が家で旅した彫刻の名前を「トリックスター」というのです。 トリックスターって?浅野暢晴さんのライフワークと化した彫刻の名前を「トリックスター」といいます。 三つ足で、全身に模様があって、造形は様々。まあややこしいので説明はここが早いです。 また浅野さんが参加しているSCP財団に画像として提供されているため、JPナンバーで彼らを

ニワトリと暮らす彼。田舎で養鶏と農業をすることになる私。

動物が苦手な私と、ニワトリを飼う彼動物が苦手な私。そんな私が付き合うことになった彼は、趣味で鶏を飼っている。初めて聞いたとき、「どういうこと!?」と思った。初めて鶏を見せてもらったときも、「どこが可愛いんだろう?」と頭の中は疑問でいっぱいだった(笑)。 それから約3年。私は今、彼と一緒に養鶏と農業をしている。 今に至るまでの経緯や心情とともに、私たちの養鶏と農業について綴ってみようと思う。 畑仕事のはじまりある日、彼から「一緒に畑をやってみないか」と誘われた。 田舎で

南北大東島に1泊2日で行った話

JALカードスカイメイト誕生記念でJALの国内全路線が4,950円とかいうバグセールをやっていたので、なかなか行くことができなそうな大東島に行ってきました。ただ、大東諸島って観光地としてあまり有名じゃないのもあって全然情報がなかったので、備忘録兼今後大東島を観光する人たちの役に立てばいいな~と思いこのnoteを書きました。特に私のような1泊2日で2島周る頭の悪い忙しい人の参考になれば幸いです。 準備島へのアクセス 沖縄本島から大東諸島に行く方法は飛行機と船の2つです。飛行

日本最古の地下街「浅草地下商店街」を探索

浅草まで、着物の帯を買いにでかけた。 家を出る前に、浅草にはディープスポットとして有名な「浅草地下商店街」があることを思い出す。 ということで、もちろんカメラを持参、探索をすることに決定。 お供は、SIGMA fpでちょっとレトロな雰囲気を出したかったのでカラーモードをシネマに設定。 少し詳細を触って自分好みにカスタマイズ。 では、早速紹介していこう。 信号を渡り松屋(牛丼ではない)の方へ向かう。 東武線がある場所だ。 そこの正面に、入り口がある。 もはやこの入り口か

好きな仕事が嫌いになったら、水木しげるが全力で救いに来た。

※2/26の朝に追記しました!! 書くことを仕事にしたら、書くことが嫌いになった。 写真を仕事にしたら、撮るのが嫌いになった。 SNSを仕事にしたら、SNSが嫌いになった。 実際には本当に嫌いになったわけではないけど、 仕事にする前と比べたら、好き度が下がってしまった。 なんとなくフリーランスになったけど、自分が気づいたら自然とやっていて、しかも人の役に立ててる好きなことを仕事にすれば、うまくいくと思っていた。 でも、実際は違った。 全然違った。 そんなこと、わか

海の上で“何もしない”を楽しむ贅沢。 アラサー女、【太平洋フェリー】で心の強制シャットダウンしてみた

胸を張って「何もやらない」を楽しむことができる 唯一無二の空間。 “何かをしなきゃ”とつい思ってしまいがちな あなたに、心も体も強制シャットダウンできる 長距離フェリーの真髄をお伝えしたい。 私は船が好きだ。大きな船から小さな船、 速い船からゆっくりした船まで、 様々な魅力を持った船が好きだ。 私が特に今ハマっているのは 「長距離フェリー」。 長距離フェリーとはその名前の通り 長距離を移動するフェリーである。 多くの長距離フェリーは夕方から夜にかけて出港し、 約10〜

【2月】丸の内ホテル「ポム・ダダン」の寛ぎフレンチ

ひとりでも入りやすいレストランを紹介したい!との思いで、1月は百貨店のレストランフロアのお店に伺いましたが、今回はホテルのなかにあるフレンチレストランです! 私なりに、入りやすいレストランとはなんだ? を考えてみると、 ⚫︎「気難しくない」……ドレスコードがない、メニューが凝りすぎていない (とはいえ、いつもよりおしゃれしていきたい) ⚫︎「席数が多い」……広めのお店は少し放っておいてもらえる。サービスの方の目線が気にならない ⚫︎「安定感のあるウェルカムな雰囲気の接