おかーさんはねこかもしれないというお話
数年前に、公園にいるところを保護された子猫の兄妹を家族に迎えしました。
前の年に自分の分身のような先代猫を亡くして、他の子は考えられないと思っていました。でも助かる命が一つでも増えるならと思い直したのです。
そしてこのふたりに出会い、兄妹が離れずすむようふたり一緒に引き取りました。
前の子はひとりだったので、たぶん自分が猫だという自覚はさほどなかったんじゃないかと思います。鏡にも興味を示しませんでした。でもこのふたりはお互いの姿を知っているし、鏡も見ます。わたしに隠れて、何