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2021年5月の記事一覧

短歌

短歌

二週間ほど前の写真です。遊歩道にて。

長女は子供の頃から四つ葉を見つけるのが得意だったりします。
先日も見つけてきました。

親とはほんとに愚かです。
今、わたしも何とか寝付かないように身体が治る日を信じて頑張っています。
娘と競争です。
いつか一泊でいい、ふたり病を乗り越えて、なんにも気にしないで一緒に温泉旅行に行く事。これがわたしの夢です。
そしてそれを見届けて欲しい人に見届けて貰えるように

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詩 老木

詩 老木



老木

ひと気の消えた一点に再び季節が巡れば

季節が巡れば人々は集い

「国の心に咲く花」と仰ぎ見る

圧倒される程の静を突き抜けるささくれた幹

悠然と立つ葉桜の老木よ

Collaboration

蜃気楼音すらも消す老木よ
ふと見れば悠々と立つ葉桜よ
#詩 #創作 #現代語俳句

蝶にしてみれば、人間のアレコレなど知ったこっちゃないのだろうけど、、、

最近、酷い気持ちにさせられた。
権威を傘にロジックを無視し精神論を押し付ける老人と同席した。
相手にせずに老人の妄想として言わせておけばいいのかもしれない。
でも、滅茶苦茶な言葉を真に受けた第三者が傷つくことは許せなかった。
ワタシは素直でいい人が傷つけられるのには過敏に反応してしまうようだ。
ワタシはかなり怒っていた。
ほんとうに腹ただしかった。
あの老害をどう懲らしめてやろうかと考えていた。

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あの日、見ていなければ〘表面〙

あの日、見ていなければ〘表面〙

〘 裏面 〙
 
 
 
 コトコト走る列車の揺れが心地好い眠りを誘(いざな)い、数十年ぶりの友との時が懐かしい夢を連れて来る。

 カタン──列車が止まった音で花枝は目覚めた。

「やだ……ぐっすり眠ってた。騒ぎ過ぎたかしら」

 寝過ごしていないことは駅名から確認出来、胸を撫で下ろす。

(また、あの夢だった……)

 思わず顔がほころぶと同時に、ほんの少し胸を締めつける思い出。

 そんな花

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あの日、見ていなければ〘裏面〙

あの日、見ていなければ〘裏面〙

 カタン──。

 郵便物の音で、志藤は微睡みから連れ戻された。

「夢か……」

 一人息子は学生寮に入り、帰省時以外は夫婦二人の静かな住まい。妻は数十年ぶりの同窓会に出かけ、いつにも増して静かな書斎。
 とは言え、閑静な家並みの一角に於いて、窓から玄関先の音が届くのは別段珍しい事でもなかった。
 物思いを押しやり、ポストを確認する。かつて『ポストマン』──郵便配達員をしていた志藤にとっては半ば

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