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大嫌いな自分がはじめて肯定されたら私はどう思うか

私のコンプレックスの声の小話。


実は結構その自分の声に対するコンプレックス意識が強くてまだ完全には克服できていません。これから向き合って頑張っていこうという段階です。
もちろん容姿や性格で直していきたい部分はたくさんあるのですが、今日は声のことについておはなししたいなと思います。


事のはじまりは中学生の頃、生活指導の先生に私の声や喋り方が変だから改善してくるようにと個別で指導されたこと。
なんて理不尽な!教育について学んでいる身としては本当に考えられない指導なのですが..笑

それと、クラスのいじめっ子からその喋り方を変えなかったらいじめると言われたこともあります。
変えなかったから私は肝が座ってるといじめられはしなかったけれど、私の心には深い傷が入りました。女の子って怖いなとその時思った、私も女だけど。変えたくても簡単には変えられないじゃない。


そんなにひどいの??私の声は。
私の声を客観的に聞く機会がある度、私はもう嫌というほど聞いている音なので違和感はないのですが、初めましての方からしたらちょっと声が高くて甘ったるくて機械的とか、作られたような声に聞こえるのかな。

声の特徴を伝えるのって難しいですね。いつかもしお会いできて、お話しする機会があったときにまたお伝えしようかな。
その時にはこのnoteを読んでくださっているお礼としてフラペチーノでも奢らせてくださいね、まだ飲んだことないんです


脱線しましたね、
私はそこから自分の声は人様を不快にさせるんだとみんなの前で喋ることができなくなります。

極力喋らない。喋っても無理して低い声を出していました。私はずっとこんな自分が大嫌いだった。芯が弱くて自分を貫けない自分が。
今でも消してしまいたい過去のひとつ。

そこで自分を変えたいと思い、高校で合唱部に入りました。そこで歌を通して思いを届けるという事に一生懸命になりました。本当に夢中だった。

本当に楽しくてそこから私は声を届ける事が悪い事じゃないなと思うようになりました。
ソプラノだったので(高い方のパートです)私の必死に隠していた得意な高い声が初めて生きた。私はいくらでも高い音が出せたからすごく楽しくて、思いっ切り私の声を届けられた。

決して歌が上手いわけではないのですが私の声が、何かの役に立てたとそのとき初めて思った。本当に楽しかった。


ああ、無理しなくていいんだ。

私の声ってどこかの誰かに役に立つんだ。

胸の中の、心の蟠りのようなくしゃくしゃになった紙が少しずつ広げられていくような感じがしました。



そして最近、1つ良いことがありました!

私はお菓子屋さんでアルバイトしているのですが、そこで私が接客しておすすめ商品等をお伝えするとそれもプラスで買ってくださるお客様が結構おられて、それが結構私上手いかもしれない!アルバイトの身なのでノルマにもセールスにもならない、ただお伝えしたいそのお菓子のおいしさを届けているだけなのですが、それが届いて、実際買ってくださる方がおられて、たわいもないただのセールスに見られてしまうのですが、私にとっては私の声が届いたと思うとそれだけでもうすごく嬉しい。

店長は私の喋り方や言い回しがどうも柔らかくてお客様にも心地良く聞こえると声をかけてくださって。こんな幸せなことない!

私はお世辞にしても嬉しさの涙が止まらなくて。
ああ私の声を肯定してくれる人はいるんだ。
初めてこの声で良かったと、甘ったるい喋り方で良かったと思う事ができました。


いじめられるのが怖くて、変えたくても変えられなかった大嫌いだった声がやっとここで認められた気がして、すごく嬉しかった。

今こうやって私の声が色々な方に幸せを届けることができるなら私はいくらでも頑張れる。

noteを通して私の声が、想いが少しでも誰かの心に届いたらいいななんて思ってます。

私の声は本当に小さくて、だけどどこかにこの声を聞いてくれる人がいるなら私はこれからも幸せです。

ありがとうございます
ご自愛くださいませ。

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