見出し画像

636.noteを見てくれているcoucouさんの愛する娘たちに、贈る言葉give


1.coucouさんの愛する娘たちに、贈る言葉
A message for coucou's beloved daughters


©NPО japan copyright association Hiroaki

あなたが、
you,

この世に、
in this world,

生れたとき。
When I was born

母さんは泣いたんだ。
Mother cried.

たくさん、たくさん泣いたんだよ。
I cried a lot, a lot.

だってね、
Because,

あなたは私たちの光なんだもの。
you are our light


だってね、
Because,

やっと、
at last,

やっと、
at last,

逢えたんだもの。
I was able to meet you.


あの日、あの時、
that day, that time,

大きな声を張り上げて、
Raise your voice,

たくさんの涙を流し続けて、
keep shedding so many tears,

とうさんも
Father also

あなたを見て、
look at you

泣いていたのよ。
I was crying

そう、三人で泣き続けたのよ。
Yes, the three of us kept crying.

あなたは、覚えているかなあ。
Do you remember

母さんと、父さんはね、
Mom and Dad,

この世を去るまで、
Until I leave this world

あのあなたを忘れたりしないわ。
I will never forget you.

だってね、
Because,

あなたは私たちの光なんだもの。
you are our light

あなたがお家に来てからは、
since you came home

暗いお部屋が光でいっぱい。
A dark room filled with light.

父さんもね、寄り道しないで、
Dad, don't detour,

まっすぐ帰るようになったのよ。
I started going straight home.

今まで、二人ぼっちのこの暗いお部屋が、
Until now, this dark room where we were alone,

三人ぼっちになった。
I was left alone.

ああ、
ah,

これが幸せなのね。
This is happiness

毎晩毎晩、あなたは泣き続けた。
Night after night, you cried.

とうさんと、かあさんは、
Father and mother

交代でおんぶしたり、抱っこし続けた。
I took turns piggybacking and holding him.

とっても、大変だったけれど、
It was very difficult, but

大切なあなたなんだもの、
dear you,

見守り続けたのよ。
I kept watching.

©NPО japan copyright association Hiroaki


やがて、
Before long

あなたは大きくなって、
you grow up

外の世界に出たいという。
He wants to go out into the world.

でも、父さんと母さんは、
But my father and mother

とても心配。
very worried.

あなたは、女の子なんだもの。
you're a girl

だけど、私たちのささやかな願いなんて、
But our humble wish,

聞こえなくなる年頃を迎えた。
I've reached the age where I can't hear.

そういえば、
by the way,

いつもは、幼稚園や学校に登校するときは、
Usually, when I go to kindergarten or school,

必ず手を振り続けたよね。
You always wave your hand.

あなたは、行きたくないって、私の手を離さなかったよね。
You said you didn't want to go, so you didn't let go of my hand.

母さんだって、一分、一秒と、
Even mother, one minute, one second,

あなたと離れるなんて、
to leave you

とっても、悲しかったんだよ。
I was so sad.

だけど、あなたは恐ろしい社会に旅立ってしまった。
But you have left for a terrifying society.


あの日から、
From that day,

私たちの光を失い、
lost our light,

私たちは、いつの間にか年老いた…。
We are getting old...

でもね、
But you know,

あの時、
At that time,

あの日、
That day,

あの時間は、
That time

絶対に、
absolutely,

忘れないよ。
I will not forget it.

だって、あんなにも幸せの時はないんだもの。
Because there's no better time to be happy than that.

やがて、私たちはこの世を去るときがくる。
The time will come when we will leave this world.

©NPО japan copyright association Hiroaki

あの時も、
At that time too

たった今も、
just now,

何も変わらない。
Nothing changes.

私たちの願いはね、
our wish is

あなたが、
you,

いつまでも、
forever and ever,

元気で、
In good spirits,

明るくて、
Bright and

幸せで生きてくれている、
happy to live,

それだけでいいからね。
That's all it takes.


今度はね、
This time,

私たちが旅に出る時
when we travel

あなたにお願いがあるの
do you have a request




それはね、
that's

あの時のように、
Like that time

あのバスに乗るときのように、
Like when you get on that bus,

あの素敵な笑顔で、
With that lovely smile

手を振って欲しいの
i want you to shake my hand


                  Ⓒcoucouさんの愛の言葉より
                  ⒸFrom coucou's words of love

©NPО japan copyright association 

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

このnoteを書いている日、coucouさんの誕生日~
日にちは、内緒~恥ずかしいんだもの~




coucouさんと同じ月の誕生日の、超明るいkayoさんに高齢者なんて言葉がダサい、って言われた~

高齢者って言霊、
いやだよねぇ。
センスないわぁ。
気が萎えるもん。

coucouさん。
うきうきする言霊に変えて~😆
                 Ⓒkayoさんのコメントより。

そこでcoucouさん考えた~

よし、
シニアも嫌いだし、老人も嫌い~
これからは、明るい「インナー」と呼ぼう~

そう、明るいンナーチャイルドだね。
bright inner child

これって、kaoyさんの後ろの人からの言霊なんだよ~
いただき~
                 
coucouさんのコメントより

そう、ネガティブな言葉じゃあなくて、超明るい「インナー」となった。
そう、「心の中の内なる子ども」という意味だそうだ。
さすが、kayoさん~いつも何かを引き出されてしまう、不思議なインナー少女。
これからは、高齢者のみんなは、インナーになるんだ~


さて、あとがきが長い~

「636.noteを見てくれているcoucouさんの愛する娘たちに、贈る言葉give」はね、次のタガログ語の「アナック」を翻訳していて、浮かんだ言葉なんだ。だから、その元を伝えたい、とおもった。

お時間があれば、その意味も知って欲しい~


©NPО japan copyright association Hiroaki

coucouさんはね、若い頃、フィリピンに出向いた。
その時に、町中にこの歌「アナック」の曲が流れていたんだ。その歌い主は、フレディ・アギラ。彼は国民の代弁者。
だけど、この歌は貧しいこの国の父や母、子どもたちのために作られた歌だった。
(日本では、加藤登紀子さん、杉田二郎さんが後に歌うようになった)

coucouさんはマニラに到着すると、coucouさんの周りにはたくさんの子どもたちが集まって来て、何かを売ろうとする。
その何かって、煙草1本だけ。

それを買ってほしいと子どもたちが1本ずつ手に持って売り子をしていた。coucouさんは意味がわからなかったけれど、その煙草を数人から数本ばかり買った。すると、それを見ていた子どもたちがcoucouさんの周りを取り囲んだんだ…。

街は観光地と言えども、腐った食べ物の匂い。
歩いていると、中学生ぐらいの子どもたちが売春。服は汚い、靴も履いていない。この子たちにしてみれば、生きていくための仕事。
親たちは働き場がないため、子どもたちが親のために働き続ける。

その中で、片言の英語を話す、中学生くらいの女の子が目立たないように、coucouさんをじっと見ていた。

なぜか、coucouさんはその子に声をかけて道案内を頼んだ…。
目は大きく、髪の毛はぼさぼさ、洋服もボロボロ、もちろん泥だらけの裸足。

coucouさんたちは、ガイドもホテルの予約もなしの、ぶっつけ本番の旅だった。だから、その女の子にガイドを頼んだんだ。

彼女に、近くの島、サンタロサに船に乗って連れて行ってもらった。
そこで、彼女は自分のお父さんと、お母さんを紹介してくれて、わずかな村人たちに合わせてくれた。

そこで、ラジオから流れていたアナックという歌を初めて聞いた。その時は素敵なフォークソングなんだと思っていた。

彼女は、coucouさんに踊ろう、って声をかけてくれた。断っても、断っても、coucouさんの手を引っ張るので、仕方なしに踊った。村長さんみたいな人が、coucouさんに何かしてくれという。
困った…。

そこで、coucouさんは空手やキックボクシングを少しばかりしていたので、友人と二人で、空手の型を披露した。すると、村人たちも一緒になって真似をする。

なんと不思議な世界なんだろう?

そして数日後に島を離れることになったとき、彼女はcoucouさんの手を離さないんだ…。でも、帰らなきゃあいけない、リアルな現実世界に戻らなければならない、でもこのまま残ってもいいくらい、優しい村人たち。

そして、船が着き、お別れだ。

彼女は泣きじゃくる…。

あ、そうだ、まだその子の名前を聞いていなかったんだ。
そしたら、破いた新聞紙に「ソピン」と日本語で、書いた紙を渡してくれた…。

©NPО japan copyright association Hiroaki

船が出発する、
ソピンも、お父さんもお母さんも、村の人たちも泣いている…。

なんだこれ…。

coucouさんもなんだか、涙が止まらない…。
そして、船が見えなくなるまで、みんなは手を振り続けていた。

危険な街、フィリピン。
ガイドなしで現地で中学生の女の子に案内してもらう。
もちろん、当時は何かに巻き込まれていたとしても自信を持っていたし、3人の武者旅だったから、怖いものもなかった。

ただ、あまりにも衝撃的だったのは、日本人のほとんどが、売春目的の旅行の場所だったこと。マニラではたくさんの日本人と女性たちばかりが目立っていた…。(現在も、父を知らない日本人ハーフの子どもたちがたくさん存在している。この子たちには避妊具さえ買うお金がない…)

coucouさんは、知らぬとはいえ、とても恥ずかしく、苦しかった…。
特に悲しかったことは、coucouさんがソピンをお金で買って連れ歩いていると見られたことだった。
そんな目で見る奴らは、すぐさまcoucouさんは脅かしてやった~
だって、この子があまりにも、可哀そうだからね。
coucouさんに、いくらで買ったのか、という馬鹿な日本人もいた…。

旅行のほとんどは現地で決めた、このちいさな島、サンタロサのソピンの家で寝泊まりした。

coucouさんはね、別れ際、小さな紙袋に全財産を彼女に渡した…。
その袋に「school」と入れた。そう、学んでほしい、みんなを支えてほしい。

何も、できない、無力なcoucouさん。

そして、日本に戻り「アナック」の歌詞の意味を調べた…。
なんと悲しい物語なんだろう。
この歌を聞くたびにサンタロサの村人たちとソピンを想い出す。

あれから、数十年経った今も、ゴミの山で子どもたちが親のために仕事をし続けている。一部の権力者以外は、何も変わっていない…。

「アナック」はご存知の通り、息子という意味なんだけれど、現地では家族、娘と言う意味もある。だから、coucouさんはね、「アナック」の娘版としてまとめた言葉が、「noteを見てくれているcoucouさんの娘たちに贈る言葉」にしたんだ。

coucouさんより、年下の人はみんなcoucouさんの娘なんだもの。
そして、coucouさんの生まれた日、みんなのプレゼントにしたんだ~
勝手な贈り物だけど、受け取ってくれるかなあ~


とっても、うれしい~


おっと、お彼岸です~



これから父や母に会いに行くんだ~




あなたが誕生した時、
when you were born

あなたは泣いて世界は喜んだ。
You cried and the world rejoiced.

あなたが死んだ時、
when you die

世界が泣き、あなたが喜ぶ。
The world cries and you rejoice.

そんな人生を送りなさい。

Live your life like that.

アメリカ・インデアン?こんな言葉とも出会いました。
誰だかは、わかりませんが、素敵な言葉ですね。

文字数7,835文字

Freddie Aguilar — Anak [Official Lyric Video with Chords]


Anak




あなたがこの世に生まれたとき

Nang isilang ka sa mundong ito

とうさん、かあさんはとっても喜んだんだよ
Laking tuwa ng magulang mo

そしてね、私たちの手はあなたの光になった
At ang kamay nila ang iyong ilaw

そしてね、あなたの母さんと父さんはね
At ang nanay at tatay mo'y

でも、どうしたらいいのかわからなかった
Di malaman ang gagawin

できることは、あなたの眠りを見守ること
Minamasdan pati pagtulog mo

おかあさんはね、一晩中、眠らないで起き続け
At sa gabi'y napupuyat ang iyong nanay

美味しいミルクを飲ましたんだよ
Sa pagtimpla ng gatas mo

そして朝はね、抱っこしてあげてるの
At sa umaga nama'y kalong ka

あなたがいてくれて、とっても幸せなおとうさん
Ng iyong amang tuwang-tuwa sa iyo



だけど、そんなあなたはいつの間にか大きくなって、
Ngayon nga ay malaki ka na

自由になりたいという
Nais mo'y maging malaya

喜びが消えた瞬間がきた
Di man sila payag

幸せがなくなった
Walang magagawa

突然、変わってしまったあなた
Ikaw nga ay biglang nagbago

もう、何も聞いてくれない
Naging matigas ang iyong ulo

父さん、母さんの願いなど耳を傾けてくれない
At ang payo nila'y sinuway mo

そのささやかな願いさえ聞いてはくれなかった
Di mo man lang inisip na

父さん、母さんの願いは、あなたの幸せだけなのに
Ang kanilang ginagawa'y para sa iyo

なぜって、あなたが欲しいのは
Pagkat ang nais mo'y

あなたの望む自由だけ
Masunod ang layaw mo

だから、その願いを 聞く耳はない
Di mo sila pinapansin

どんどんと、時は過ぎていく
Nagdaan pa ang mga araw

あなたの道に迷い、違う道に行く
At ang landas mo'y naligaw

あなたは悪い道、悪い世界に入り込む
Ikaw ay nalulong sa masamang bisyo



そして、やっと最初に気づいたのは
At ang una mong nilapitan

母さんが泣いてること
Ang iyong inang lumuluha

わが子よ、どうしてそんなことをしているの?と母さんの声が聞こえる
At ang tanong,"anak, ba't ka nagkaganyan"

そして、あなたは、涙を流しながら大きな声で泣き叫ぶ
At ang iyong mata'y biglang lumuha ng di mo pinapansin


心の中で、母さん、ごめんなさいと、
Nagsisisi at sa isip mo'y

自分が間違いを犯したことに気づいた
Nalaman mong ika'y nagkamali


心の中で、父さん、ごめんなさいと、
Nagsisisi at sa isip mo'y

自分が間違いを犯したことに気づいた
Nalaman mong ika'y nagkamali



心の中で、母さん、ごめんなさいと、
Nagsisisi at sa isip mo'y

自分が間違いを犯したことに気づいた
Nalaman mong ika'y nagkamali


心の中で、父さん、ごめんなさいと、
Nagsisisi at sa isip mo'y


自分が間違いを犯したことに気づいたのね
Nalaman mong ika'y nagkamali

 
             Ⓒcoucouさん創訳タガログ語
            
Translated by Coucou in Tagalog





Dana Winner Plaisir D'Amour


coucouさんのアーカイブス(過去作品)だよ~みてね~

coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?