651.幸せって、自分の好きなものを持っているからなんだよね。他人が良いと思うものを持っているからじゃあないんだよ～
みんな～
everyone
みんなは、
Everyone,
今、
now,
幸せ？
happy?
その幸せって、
That happiness
どんな幸せなの？
how happy are you
本当のしあわせ、
true happiness,
本当の幸せってなに？
What is true happiness?
今の、幸せって、
Happiness right now
みんな、
everyone,
同じに見える気がする。
i think they look the same.
どうしてって？
why?
だってね、
Because,
みんな、
everyone,
人の持っているものが、
What people have
幸せだと思っているんだもの。
I think I'm happy.
だって、
Because
人が良いと思うものが、
What people think is good
幸せだと思っているんだもの。
I think I'm happy.
ねえ、
Hey you,
それじゃあ、
Well then,
なにか、寂しくない？
Aren't you lonely?
いい車に乗っているとか、
you're driving a nice car,
カッコいい、彼氏がいるとかいないとか、
Cool, whether you have a boyfriend or not,
素敵なお家だとか、キッチンの設備がいいとか、
A nice house, a good kitchen,
お金をたくさん持っているとか、
you have a lot of money
持ち物や、ファッションに羨ましがる。
They are jealous of their possessions and fashion.
確かに、それも幸せだよ。
Sure, that makes me happy too.
でも、
but,
それって、全部、
That's all
人が持っているものだよね。
It's what people have.
人の物の中に、
in people's things,
本当に、
Really,
本当の幸せがあるのかな？
Is there true happiness?
coucouさんはね、
Mr. coucou,
くだらないもの、
rubbish,
人から見て、
from a human point of view,
つまんないものが好き。
I like boring things.
そう、
yes,
考えてみたら、
When I thought about it,
本当の幸せってね、
true happiness,
人の持っているものじゃあなくて、
not what people have,
自分の、
Own,
好きなものを
whatever you like
持っているか、ってことなんだよね。
Do you have it?
だから、
that's why,
自分の、
Own,
好きなものを、
whatever you like
増やすことなんだよね。
It's about increasing.
Ⓒcoucouさんの幸せの言葉より
ⒸFrom coucou's words of happiness
coucouさんです～
みなさん、ごきげんよう～
coucouさんはね、八方美人。
いや、一六法美人、いや、三十二方美人だったんだ。
どうして、って？
みんなに好かれたかったんだよ…。
そう、
変態～
異常～
変だという自覚はあった。
でもね、寂しくて、寂しくて友だちも欲しかったんだもの。
だけどね、結果。
誰にも振り向いてもらえなかった…。
どうして、って？
それはね、人に合わせすぎたんだ。
人に合わせるって、その人の考え方に同調すること。
するとね、どんどんおかしくなっていったんだ…。
学生の頃、電車通学だったからいろんな人と会う。
ある人は、coucouさんと話すとき、哲学だの、美術だの、人生を語る。
ある人は、政治や社会のことを語る、特に学生運動が盛んだった。
ある人は、喧嘩の話ばかり、そう、硬派自慢話につきあう。
ある人は、女の子の話、そうナンパ自慢だね。
ある人は、友だちの悩みや、家族の悩み話。
ある人は、仲間の悪口ばかり、批判だらけの不満話。
あるとき、coucouさんは、この現象を不思議に感じた。
みんなそれぞれの考え方とテーマは違うけれど、本当の所、coucouさんのことをどう考え、どう思っているのだろう、って疑問がわき出した…。
あれ～自分って、どう見られているのかなあ～
え、coucouさんは女好き？喧嘩好き？悪口の共感者なの？
あれ～自分は、誰なの？
そう、人に合わせていると、
自分を失う、自分をどんどんと見失うんだ。
そして、深く深く、落ち込んでいく…。
そう、自己不在。
自分がなくなってしまうんだ。
そしてね、
相手がcoucouさんを必要とするときは、
coucouさんはいい人になる。
だけど、
相手に合わせないと、
coucouさんは悪い人、
人の気持ちがわからない人となって、
嫌われていく…。
あれ～
なに、それ～
coucouさんはね、
何にも悪いことはしていないのに、嫌われる。
そうなんだ～
相手に合わせている自分に問題があるんだよね。
こうして、みんなから嫌われたcoucouさんは、
だんだんと正直に素直になっていった。
世の中、みんな平和主義。言いあいや、争いなんてしたくない。
だから、みんな仲良しこよしのお花畑で過ごしている。
そう、波風は立てたくないもんね。
すると、どうしても他人に合わせなければならなくなる。
会社や仕事場だって、みんな仲良しこよしでいたい。
でもね、それでも意見が違ったり、衝突が起こる。
そう、お互いが間違えていない、正しいんだと言い張ることで争いが生じる。一見、仲良しこよしなんだけれど、仲悪いよね～
だから、なるべく摩擦が起きないように静かにしているか、相手に合わせてしまう。
そして、合わされた者は、さらに自分が正しいのだと勘違いして、威張り出す者もいる。
合わしたものが、少しでも自分の意見や、違うことをいえば怒り出す者もいる。
あ～なんて人間関係って嫌らしいんだろうね。
人に合わせる人って、傾聴者じゃあないし、カウンセラーでもない。自分のくだらない話を聞いてくれるだけでもありがたいことなのに、結果、合わせる人を低く見てしまう。そう、すぐさま上から目線となる。
本当はね、人に合わせている人は何も悪くはないんだけれど、
悪いとしたら、上っ面の合わせ、表面的な合わせをする人は信頼はされず、馬鹿にされてしまう。そうだよね、上っ面なんだもの。
だけれど、自分の話を聞いてくれる、本当に人を思って聞いてくれる人は大切にしなくっちゃね。そんな人はほとんどいないんだもの。
そして、人に合わせて、聞いてあげる人は、ただ合わせているだけじゃあなくて、自分の意見をしっかりと言う必要があるよね。それができないなら、人の話を聞かない方がマシかも知れない気がする。
耳を傾けて、人の話を聞くって、話すことよりも大変なんだものね。
ああ～むずかしい世界だね～
coucouさんはね、少しばかり大人になって、今は、四方美人ぐらいに速度が落ちて来た気がする…。
ここまでおつきあい、感謝申し上げます。
さて、みんなと一緒に好きなもの、好きなことを増やすんだ～
人の持っている幸せなんて、いらないんだから～
自分の好きなものを持って、自分の幸せを掴むんだよ～
では、また、
あしたね～
今日も、好きなこと、好きなものが、
みんなと一緒に増えますように～
文字数3,684文字
※追伸:ラストにおまけつき～
素敵な朗読、ひとえさん作品のご紹介、聞いてくださいね～
Bésame Mucho
coucouさんのアーカイブス(過去作品)だよ、みてね～
coucouさんのホームページだよ～みんな、みてね～
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru
③のほほん・ほん【穏やかに読み聞かせる/ゆる～く朗読】
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Ⓒ一技(ひとえ)【癒しの読み聞かせ】「ひとつの火」
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