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592.どんなに自分は不幸だと、自慢したって、だれも、勝てない、勝てやしない…。


1.不幸の達人と、幸せの名人

©NPО japan copyright association Hiroaki

幸せになりたい
Want to be happy

幸せに生きたい
i want to live happily

みんな、そう願っている
we all hope so

でもね、簡単に幸せになる方法があるんだよ~
But hey, there's an easy way to be happy

それはね、
that's

そのまんまの自分でいいんだ
Just be yourself

人に好かれる必要はないんだ
you don't have to be liked

人に好かれているかどうかも気にする必要はないよね
You don't have to worry about whether people like you

ただ、人を好きになればいいんだよ
I just want to love people


そしてね、
And,

人のために生きる必要もない
you don't have to live for others

人のことばかり考える必要はないんだ
You don't have to think only about people

人に心配を与えたってかまわない
I don't care if I make people worry

人に嫌われたっていいんだよ
It's okay to be hated by people

ただ、人に優しければね
Just be nice to people

ただ、愛する人と生きればいいんだもの
I just want to live with the one I love

そう、いつもの自分
yes, my usual self

そう、本当の自分
yes, my true self

そう、そのまんまの自分でいいんだもの~
That's right, it's okay to be yourself

                       Ⓒcoucouさんの言葉より
                     ⒸFrom the words of coucou


©NPО japan copyright association Hiroaki
©NPО japan copyright association 

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

ねえ、みんな~
coucouさんって、変なんだよ~

子どもの頃から、不幸が大切な友だちなんだもの~
少しでもいい思いをしたり、嬉しがっちゃあいけないんだ、と信じていたんだ。

だってね、coucouさんの周りのほとんどの人たちが不幸なんだもの。

2.不幸はcoucouさんのたった一人のお友だち


約3年近くのひとりぼっち闘病生活の少年時代~

一部屋に20人近く収容できる大部屋の病棟の中で、みんなが苦しみ続け、闘い続け、命を落としていくんだ。
だから、元気になって退院する人には冷たい眼差しと嫉妬心と、憎しみ、憧れが同居しているんだ。

だからね、みんな不幸がお友だち。
そう、不幸でないと友だちになれないんだ。

みんな信じられないことだと思うけれど、不幸でいる幸せと、不幸という安堵感、連帯意識、共感が芽生え育つんだ~

20人の相部屋は男女混合、子どもからお年寄りまでがお友だち。

もちろん、プライバシーなんてないよ~
トイレはベッドの下に隠れながらオマルを利用する。
着替えだって丸見え。

今でいえばあり得ない収容所だよね。

一番つらいのが食事なんだ。
みんな病気によって食べ物が違う~
病院生活の唯一の楽しみは食事なんだけれど、coucouさんは食べ物を受け付けられなくなっていて点滴だけで生きていた…。

だけど、みんな人の食べ物を気にする。
お互いが、何を食べるのか、どんなものが入っているのか、そして自分にないものがあると羨ましがるんだ…。

だから、coucouさんは食べ物を食べられなくなったことが幸せに感じていた。
だけどね、一番困る不幸があるんだ。
どんなに自分は不幸だと自慢しても、勝てない…。

それはね、誰にも勝てない~

それはね、病気が治って退院するんじゃあなくて、病室内で苦しみながらこの世を去る人たちと、家族が到着するまで隣にそのままのご遺体が置かれていたことなんだ。

今でこそ、あり得ない。

すぐさま安置所に移動されるのだけれど、安置所がいっぱいだと、ベッドの上にその人は置かれたまま。

coucouさんはね、いつも夜が怖かった…。

病院内を歩く看護婦さんたちの足音。
わずかな通路灯の灯りに映される黒くて大きな動く影。
病室内でのうめき声と叫び声、そして歯ぎしり…。

coucouさんはね、夜が怖くて毎日寝不足のため、いつも昼間は熟睡していた。でもね、coucouさんの大親友は不幸なんだから、いつでも覚悟はしていたんだ。

小学校3年生でもね…。

そう、死ぬことも友だちだったんだもの~

希望がない、ってとても寂しいよね。
でもね、希望なんて持っちゃあいけないんだよね。

それは幸せを求めることなんだもの。

3.幸せの達人になったcoucouさん


©NPО japan copyright association Hiroaki


こうして、coucouさんは、父の力で、奇跡的に治ったのだけれど、心の傷跡はあまりにも深すぎて取り除くことができないまま大人になったんだ。
(この奇跡は過去noteで紹介、重複するので割愛)

こんな、異常な子どもなんていないよね、
だって、ずうっと、不幸が友だちなんだもの。

まるで地縛霊のように取りついていて離れてくれないんだ。
だからね、どんどん、どんどんと不幸地獄の住人になったんだ~

そう、そのまんまの自分に戻るために50年以上かかってしまった…。

でもね、それでもcoucouさんはね、幸せなんだと思うんだ…。
だって、愛されてきた事実だけは感じているんだもの。



ねえ、そんな不幸の神さま、不幸の名人、不幸の達人のcoucouさんのお話を聞いてみない~

ねえ、みんな、coucouさんみたいにならないで欲しい…。
ねえ、みんな、幸せになって欲しい…。

これはね、coucouさんが幸せの達人となった、魂の言霊なんだ~

また、あしたね~

読んでくれて、うれしき~coucouさんでした~

文字数2,811文字



coucouさんのアーカイブス~
そう、誰にも負けない、不幸の達人だったんだ~
お時間がありましたら、読んでね~



Superstar


coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru








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