わたしの心に響いた言葉たち#20 しがみつくことで…

Some of us think holding on makes us strong; but sometimes it is letting go.
 

しがみつくことで
強くなれると考える者もいる。
しかし、
時には手放すことで強くなれるのだ。
　　　　　　　　　　　Hermann Hesse
　　　　　　　　　　　(ヘルマン　ヘッセ)

ヘルマン　ヘッセはドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者である。

1946年にはノーベル文学賞を受賞されています

言葉に目が止まって調べてみると

彼の人柄や時代背景を知る事ができました

ドイツからスイスへ移り住む話、悪魔祓いの話や第一次世界大戦中の平和主義を唱えることへの国からの反発など

体調面では精神疾患や自殺未遂のことなどが載っていました

以前はしがみつく事が美徳の様に

わたしは思っていましたが

わたし自身強い人間ではないので、しがみついてテッペン取ってやるという気持ちのタイプではありません

しがみついている事での安心感

しがみついていないとこの後どうなってしまうのかという不安

次々にしがみついてくる者への焦り、妬み、嫉み

それは歳を重ねてくるほど大きくなり

辛くて、苦しかったときがありました

今回の言葉にもある様に

時には…というのもポイントかもしれません

しがみついて、粘って、粘って手放してしまうものであれば

手放すことで強くなれるのでしょう

むやみやたらに手放していいわけではないのかもしれません

手放すというのは怖いものです

つかんでいるものに執着すればするほどに

しかし、手放す事で新たな環境や違う景色が見えてきたりするものです

気持ちにも余裕ができ、どうすれば良かったのか頭で考えることもできます

今までのことは無駄ではありません

今までの経験や反省を次に活かしましょう

前にしがみついていた事で握力、持久力は強くなり、経験値として残り、以前よりか残っているはずです

またチャレンジすればいい

他の人から逃げたと思われるかもしれないけど

これはわたしの人生なので

わたしが選択するし

わたしの責任でもあるのです

だからなんと言われようと

わたしは胸を張って少しずつでも前に進んで

前までしがみついていた時に培った握力で

新たなものを掴んでいきたいと思いました

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