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逆噴射プラクティス=マガジン

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俺が読んで素敵だと思った逆プラ=コンのパルプ小説を一覧する。
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#逆噴射小説大賞

痴情の星

 兄がいるんだけどさ、どうも今ツバメやってるらしいのね。要するにヒモ。これが歳上好きで、…

木乃机
6年前
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逆噴射プラクティスのまとめ

どーも僕です。 逆噴射小説大賞お疲れ様でした。最終的に6本投稿できたので、ここ数年のテイ…

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【雑記】逆噴射小説大賞はワシの「書く勇気」を奮い立たせた

10月31日。 逆噴射小説大賞という名の銃撃戦が終わった。 終わってしまった。 サビシイ。  …

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ブラック・ファラオ VS リトル・ブラック・サンボ

横倒しになった軽トラが水平に飛ぶ! ナイスサンドイッチ! 暴徒が壁と軽トラに挟まれ圧搾死…

とう腐
6年前
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ネイキッド・ランナー

徳島敦夫(47歳)はかつて人生に絶望していた。 仕事をクビになり、家族もいなかった。 最早…

荒野の探偵

 その男は寂れたバーの扉を押し開けて現れた。 「水をくれないか」  男はイギリスなまりで言…

ishiika78
6年前
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地獄への道

「三郎じいちゃん、肩もむよ」 「いつもすまないね」 邦夫はよく三郎の家に行き、世話を焼く。 「ところで『地獄への道は善意で舗装されている』って知ってるかな?」 突然の質問に困惑した表情で、邦夫は横に首を振った。 「そうかい、ただね、君がいつも善意をくれるおかげで、おじいちゃんの体が地獄とツナガッテシマッタヨオォォ」 頭から角が生え、肌が赤に変わり、不気味な光が目に宿る。三郎は地獄の悪魔となった! 「正体を現したか!」 善意にさらされ続けた悪魔は人の形を保てない。

僕を、燃やす、小枝。

危険物取扱者資格・乙全種と丙種を取得した。 最年少記録だったらしく地方紙の取材が来た。 …

とう腐
6年前
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ロード・オブ・ザ・リング-土俵の王-

 大相撲アサクサ場所、この日の最終取組は夢乃島対十束。両国ナショナルアリーナが最高潮に達…

麻生 若
6年前
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滅びの時に

神聖都市ウルト。 その地下に張り巡らされた回廊の闇の中、一人の男が歩んでいた。彼の名はラ…

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バベルの塔だって恋をしたい

 全ての電柱が移動能力と知性を獲得し、電線地中化後進国であった日本は壊滅的被害を受けた。…

居石信吾
6年前
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レッド・プラーグ(邦題:殺人魚パニック!世界大襲撃)

――肉ばかりでは栄養が偏ってしまう ――植物ばかりでは栄養が偏ってしまう ――この水面の…

へるま
6年前
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実家で土星を見る話

「じいちゃんが倒れた!?」 『今朝畑で倒れてるのを南部のおじちゃんが見つけてくれてね。あ…

兎屋書房
6年前
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江戸前横綱・シャリノ海!

「おうおう親父ィ!今日こそ耳揃えてカネ返してくれるんだろうな!」 二人組のチンピラ、佐治と次郎は岬寿司の暖簾をくぐるなりがなり立てる。 「うるせえぞ!ここは寿司屋だ、食わねえ奴はけぇんな!」 「はいそうですか、って金貸しが帰りゃ商売になんねーんだよ!いい加減社長は待てねえとさ!」 岬寿司の大将、岬源太郎は二人組のチンピラにもまったく怖気づく様子もなく啖呵を切った。 「仕込み中の寿司屋に入るとはいい度胸……と言いたいが、オメェらの様な景気の悪い野郎が営業中に来ても客が来ねえ