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オンラインセミナー / 視察セミナー

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オンラインセミナー「サステイナブルは気くばり」と中欧視察セミナーの案内です。
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#多様性

自然の多様性を人間らしく抱きとめるからシンプルになる

自然の多様性を人間らしく抱きとめるからシンプルになる

自然は多様なで複合的に絡み合って生きてきる。人間もその一部。

しかし自然から分離独立した人間は、自然のなかのつながりや連関性は意識せず、自然を分解分離し、必要なものだけ搾取的に抜き取って、もしくは多様な自然を単純なものに改変することで、経済成長してきた。一方で、少数であるが、自然の多様性や複合性に敬意を払い、自然の許容範囲のなかで自然の恵みを活用し、自然と共に生産活動や創作活動をしている人たちも

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ナンバーワンではなくオンリーワンを目指す

ナンバーワンではなくオンリーワンを目指す

巷の資本主義市場経済では、多くのプレイヤーが「競争」を原動力にナンバーワンを目指す。競争に勝つために、大半の人たちが有効だと考える方法は、「均質化」して「効率」を高めること。森での原木生産では、単一樹種の一斉林を造って畑のように管理する。木材加工の分野では、作る製品を数種類に限定する。そうすれば「生産性」が高くなり、価格競争に勝ち、利益率も高くなる、と考える。

しかし実際は、そう単純に物事は進ま

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炭焼き爺になる

炭焼き爺になる

「頑固だが、楽天的な炭焼き爺になりたい」という思いに引っ張られ、40代前半で列車運行管理の職を辞め、NPO職員などを経て、2019年に、伐採・搬出・製材・製炭の個人事業主として「タチキカラ 北三河」を立ち上げた杉野賢治さんに2回連続で登壇いただきます。

第12回【木挽き(こびき)】 
5月25日 17:00〜19:00 https://koyoju12.peatix.com/

第13回【炭焼き

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美は乱調にあり

美は乱調にあり

表題は、5月9日のオンラインセミナーで、講師の夏井辰徳さんが、最初に引用された言葉です。夏井さんは、岩手県九戸村の約300haの広葉樹林にて、補助金に一切頼らずに森づくり、原木生産、木材加工と販売を、「九戸山族−夏井蔵」という団体で、数名の仲間と一緒に行なわれています。

「美は乱調にあり」は、小説家の瀬戸内寂聴の代表作のタイトルです。その続編である「諧調は偽りなり」とセットになっています。

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セミナー: シリーズ企画 「広葉樹は雑木ではない!」

セミナー: シリーズ企画 「広葉樹は雑木ではない!」

2022年4月と5月、第一線で活躍される10名+の多彩なゲスト講師と共に、全てオンラインで開催します。

日本で林業と言えばスギ・ヒノキ(北海道ではカラマツとトドマツ)。日本の林業界は、とりわけ戦後、産学官ともに、針葉樹に極度に偏重し、日本の豊かな自然環境が育む、多様な広葉樹を軽視、もしくは対象外として来ました。多様な広葉樹類を一括りにした「雑木」という敬意のない呼び方は、そのことを象徴しています

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