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【心理学】ザイオンス効果(単純接触効果)

今日から使える心理学 第6弾です!

今回お話しする心理学、ザイオンス効果(単純接触効果)はビジネスの場でも恋愛の場でも使われる心理学です!

集客や売り上げを伸ばしたい人や、好きな人に振り向いてほしい方は必見の心理学なので、ぜひ覚えて、明日から実践してみてくださいね!


ザイオンス効果とは

ザイオンス効果とは、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱した、「単純接触効果」とも呼ばれている心理効果のことです。文字通り、何度も繰り返して接触することにより、好感度や評価等が高まっていくという効果です。

初めのうちは興味がなかったものでも、何度か触れているうちに好意をもつことはありませんか?

日常的な例で挙げると、

・選挙の時期に候補者の名前を何度も呼ぶ
・いつも会う店員や駅員のことを覚えてしまう
・遠い親戚よりも近くの他人のほうが親しく感じる
・いつもの店が落ち着く

これらもザイオンス効果によるものです。何度も顔を合わせるうちに好印象になるというものです。

それではマーケティングや営業ではどのように活用できるのでしょうか?

ザイオンス効果をマーケティングや営業で活用するには

・営業では何度も足を運べ

あなたは営業担当者だとしましょう。そこであなたの会社の商品を売るために現場をまわりますよね?しかし、初めて訪れた客先でいきなり商品を売るということはあまりしませんよね。

多くの営業マンは、初めのうちは顔を出して雑談をするということを繰り返し、信頼を得ることに専念します。そのうえで、十分な信頼を得ることができたと確信できたタイミングで、いよいよ売り込みをはじめます。

このように何度か接触をして、信頼を獲得すればあなたから商品を買てくれる可能性がぐんと上がるというものです。


・売りたい商品の広告は何度か目に触れさせろ

皆さんはこんな経験ありませんか?

コンビニに行った際、テレビやインターネットでよく目にする商品が店頭に並んでいたときについ買てしまった…

実はこれもザイオンス効果が使われています。

インターネットを利用していると、自分にとって興味のある広告を目にする機会が多いことに気づくかもしれません。

これは「リマーケティング広告」や「リターゲティング広告」などと呼ばれるもので、検索キーワードや閲覧ページの履歴情報をもとにして、ユーザーの好みにあいそうな商品を紹介する仕組みです。このとき、しばらくの間は同じ商品の広告が複数のサイトにわたって何度も表示されるようになります。

これもザイオンス効果を使ったものです。その商品を何度も目にすることにより、その商品に対して徐々に好感を持つようになるというものです。

・企業はSNSを使って楽しい情報を発信しろ

現在では、ほとんどの企業がInstagramなどのSNSを使い、情報発信をしています。なぜこれほど多くの企業がSNSを利用することになったのかというとマーケティングに効果があるからです。

ユーザーは楽しい情報を発信している企業をみつけたら、次の情報も見逃さないようにその企業をフォローします。すると、そのユーザーは同じ企業からの情報を繰り返し目にすることになります。

また、SNSでは投稿に気軽にコメントできるので、企業と顧客との距離はいっそ縮まり、企業に対する好感度も徐々にあがるというものです。


ザイオンス効果を恋愛で活用するには

リアルで接触するべし

まず、何よりも大切なことは接触する「回数」を増やすことです。

あなたに片思いの相手がいるとしましょう。しかし一度も話したことはありません。そこで声をかけるのが難しいようなら、目が合ったら会釈をするようにしてください。徐々にお互いを認識したなと思ったら声をかけてみてはいかかでしょうか。

・LINEや電話でも接触する

LINEや電話でもコンタクトの回数を増やすことは大切です。長文を送り付けるより、何度もメッセージをやり取りすると、あなたを意識してくれるかもしれませんよ?

注意点

・7回以上、10回未満?

ザイオンス効果に回数の条件を加えた「セブンヒッツ理論」というものがあります。これは、「広告に7回触れた消費者は、その商品を店頭で購入する可能性が高い」という理論です。また10回以上目にすると、あまり変化がないと言われています。あくまでも目安ですので過信しすぎないようにしましょう!

・ザイオンス効果が逆効果になる!?

このザイオンス効果ですが、より正確に言うと「接触回数が多いほど印象が強くなる」ものです。

つまりその対処に対して、マイナスイメージを持ってしまったのなら、その負の印象はだんだんと強くなります。ですので第一印象がとても大切になりますし、もし印象が悪いと感じたら、一度関係性をリセットして悪い印象を転換させてからでないとザイオンス効果を良い方向に働かせるのは難しいです。

メルマガや広告でも同じことが言えます。

情報量が多かったり、回数が多かったりするとあまり良い印象は得られません。ですから、読み切れるくらい質の良いものを作りましょう!

まとめ

あくまで長さよりも回数を重視しましょう。

ザイオンス効果は正確には「接触回数が多いほど印象が強くなる」ものです。それがプラスにもマイナスにも働くことがあるので注意しましょう!

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