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気にするのはカロリーだけでいいの?

お疲れ様です!CLOUD GYM トレーナーのNoriです。

先日友人Aから

「カロリーは気にしてるんだけど、一向に痩せないの・・・」

と相談されました。

私「そうなんだ・・・ちなみにどれくらいとってるの?」

A「うーん・・・多分500くらいかな?一応サイト見て調べてるし」

私「へーすごいね!」

A「メニューが載ってて、そこにカロリーが載ってるんだ!最近は毎食そこで買ってる!」

・・・いやな予感がしてきました。

私「食べたものとか写真撮ってる?」

A「うん!友達も一緒にダイエットしてるから!ほら見て!」
そして友人は得意げにその写真を見せてきました。

「ほら!マックのポテトMサイズとコーラだけ!500kcalに収めてるんだよ!」


私「・・・・(しばし沈黙して)。うーん、これは痩せにくいんじゃない?

A「え!どうして??」

私「だって、Aちゃんは今さ・・・」

「脂肪と糖しかとっていないんだよ」


三大栄養素 PFCバランス

【PFCバランス気にしていますか】


実は私、トレーナーの前は小学校の先生してました。

国語・算数・理科・社会は確かに大事です。仕事やコミュニケーションの基礎になりますよね。

ただ、健康に生きるという観点からすると1に家庭科、2に保健・体育であることは間違いありません。

小学校の5・6年で習った三大栄養素えていますか?

P:タンパク質→「プロテイン」と聞くとイメージ湧きますよね!
F:脂質→チョコ「ファット」サンデー、みたいなデザートありますよね笑
C:炭水化物→ローカーボの「カーボ」です!

どの栄養素にどんな食材があるのかはまた次の話に譲るとして、大事なことはこのPFCバランスを整えることなのです。


【カロリーさえ守ってれば何を食べてもいいの?】


結論は「NO!」です!
たとえば600kcalをおにぎり三個で満たすのか、ご飯と魚とサラダと味噌汁で満たすのかは全く違います。

もちろん、大事なのは後者。「一汁三菜」とはよく言ったものですね。


一汁三菜のイメージ

なぜなら、P・F・Cそれぞれの役割があるからです。

基本的にはカロリーを守っていても、PFCのどれかのバランスが偏っていてては、体重は減りにくいし体型はどんどん悪くなります。

たとえば友人Aは、ポテトとジュースで脂質と糖質はとっていますが、タンパク質はほとんどとっていません。

しかもP:タンパク質は、シェイプアップに必要な筋肉の材料となるだけなく血管・内臓・皮膚・爪・血液の細胞・ホルモンなどに至るまで、体重の30~40%にも関わるのです。

つまり

タンパク質をとっていないのは、健康面でもダイエットでも致命的

なのです。


【優先度が高いのはPFCバランスを整えること】


理想的なPFCバランスは、食事のボリュームにもよりますが

P:タンパク質 20%〜30%
F:脂質:20%〜30%
C:炭水化物45%〜60%

程度が目安かと思います。

※これについては指針もありますが、性別・年齢・運動量・筋肉量などによってかなり個人差があります。

重要なことは、PFCバランスを整えれば、カロリーも自然と整いやすいということです。


脂質の量
炭水化物の量
タンパク質の量

前回の記事で紹介した食事に、PFCをそれぞれふってみました。

まとめると

具材入りおにぎり + 魚 + サラダ + 味噌汁
P →12.2+15.0+7.8+2.8=37.8(g) 35%
F →3.3+18.6+4.9+1.9=28.7(g) 26%
C →23.4+0.6+5+12=41 (g) 39%

これはダイエット前提にすすめている食事ではありますが、かすってはいますかね?

そしてここからが重要。実はP・F・Cそれぞれ1gあたりのカロリーが異なるのです!!


1gあたりのカロリー

比べてみると、脂質1gあたりのカロリーが高いのがわかりますね!

これに基づいて掛け算します。

P:4✖️37=148(kcal)
F:9✖️28=256(kcal)
C:4✖️41=164(kcal)
148+256+164=568

ね?600くらいになるでしょ。

つまり

PFCバランスを整えれば、ある程度カロリーの合計数値も整う


ということなんです。

特に脂質の部分は1gにつき9ありますから、摂りすぎには注意ですね。


【ただ、そこまでシンプルな話でもない】


PFCバランスを整えてカロリーを調整すればいいんだね!
となりますが、そんなにシンプルな話でもありません。

なせなら食事は、栄養素やタイミングだけでなく、タイミングや質、同じ栄養素の中での細かな種類など、考えることが多岐に渡るからです。

自分に向いた食材・向かない食材もあります。

ここら辺は、このようなテキストで語り尽くすのは難しく、試行錯誤しながら見つけていくものでもあります。
※CLOUD GYMでは遺伝子検査で見つけます。

好き嫌いもあるでしょうし、たまに贅沢もしたくなるでしょう。
忙しいと尚更調整するのは難しいです。

だからこそ食材を見たときに、

「なんとなくその食品のPFCバランスがイメージできる」


ことが大切なのです。

「そんなのどうやってわかるの?」

そうですね。コンビニ行きましょうか。
なせならコンビニで売っている食材のラベルには、ありがたいことにPFCの値も書いてあるからです!


こちらは菓子パンのラベル

どうです?コンビニってありがたいでしょ笑

コンビニで買い物をすると、栄養のいろんな勉強につながります!

〜ネクストアクション〜

「コンビニでカロリーを確認する癖がついたら、PFCバランスも見てみよう」

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