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うちのママの場合

介護をしている。
要介護2の母親。

程度とか要介護度とかで比べられるものではなく、それぞれの状況で困ることも違うと知るようになった。



うちの場合、
ママはこうなる前からの問題があった。
発達障害的な個性は、外面はよく社交性もあり、独特のこだわりがママの世界を牛耳ってきた。
特に私に対して。



支配のような、親がしがちと言われる人形化というのか自分の言うことは聞くのが当然という背景の下、育った。



なんかおかしい、は成長に伴って増えたし、ママのこうするものだ、は世の中ではしない、にたくさん遭遇した。



そして、
私は遂に爆発した。


ママがイヤで、一人暮らしを始めて
現在の住まいを手に入れたのに結果、ママはここに引っ越してきた。


その経緯も策略に満ちたもので、
兎に角、相手の気持ちに想像力がない。
拒否や反論すら無意味だった。



爆発したのは、
私ももう随分とオトナだし、親になってていい年だし、独立して暮らしていたのに、ママはこう言った。



こんな時間までどこ行ってたのよ?
ママに内緒で出掛けるなんて、親に言えないことでもしてるわけ?




今までも、色々おかしいと思ってたが
内緒で出掛けるなんて、とか親に言えないことのキーワードが、頭の中で割れた画面にクッキリと印字され旋回していった。



ここは実家でなく、私の住まいで
出掛けた時、ママは寝ていたし近所に来た友達に会いに行ったことがそんなに批難されることか?


それから、口喧嘩が増えていき、言い分を伝える度や、ママが言い返せないとき
決まってこう続けた。



勝ち誇ったような顔して、
親を言いくるめて嬉しいか、
それでもいいけど、親に言うことか、
白黒つけて、間違ってると言いたいわけ?
親にそんな口叩くのか、



親、親、親。。。
親は間違ってはいけないものですか?




絶対権力者のように、
こうするものだと習って来たことは単にママの思い込みでしかなく、世の中で危うく恥をかくところも山ほどあった。



そんなところから、何かにつけて、
こうするものだと、
うちはこうだよね、に私は素直に反論し
ママはそうだけど私は違う、うちって言わないで一緒にしないでと言った。




うちはこうする、こうするものだ、の一例、シナモンシュガーなどのスパイスを開けた時に、キャップ開封時の紙ラベル。



周りを付けて、真ん中に丸く穴を開けて使うママ。どれもがそうだ。
なんでそんなことするのか?と謎だった。
すると、
こうしとくんだわ、こうするもの。



ネットで調べた結果を読み上げた。
天面の紙ラベルを全部剥がすことでキャップが密着し、風味を保つことが出来ます。



ママはニヤニヤ笑ってこう言った。


ママが間違ってるって言いたいわけ?
勝ち誇った顔して、嬉しいか
親に恥かかせるのは。



そんなママは今朝、
私が起きてきたらキッチンを一面水浸しにしていて、
ママは知らないんだわ、と言った。



これがこの週末の始まり、となった。




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