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ライ麦パン スパイス入り

ライ麦パンに今回はスパイスを入れて
みました。

手始めは、シナモン。

実は前回、サンショウの実を数粒、
粗挽きしたものを少し入れたのですが、
結構良かったです。

パンを食べている途中で、
何か急に違う香りがふっと広がりました。

思い出すのは、パン デピスという、
スパイスの入ったしっとりしたパウンドケーキのようなお菓子です。

フランスの地方にあるのですが、ライ麦でやってみるのも良いかも、と思った次第です。

ちなみに、パンデピスという、お菓子は
家庭の味が思いっきり出るお菓子です。

原材料で大きく差が出るものです。

(意外なことですが、お菓子のプロが作ったものより、田舎のおばぁちゃんが作る方が美味しいことが多いです。)

とはいってもパンデピスは、材料等の問題もあり、今回はやめときます。

パンデピスのライ麦パンバージョン風
食事パン、
というような感じでやって見ました。


ライ麦粉 米ぬか少々、塩、
シナモン 梅 赤しそ
辛口でスパイシーな感じが出るかどうか。


カルダモンやコショウも入れたいのですが、
急な思いつきで準備してませんでした。

量は適当で少なめ。

あまり多いとおそらく良くなさそうな
気がします。


赤しそ/梅 ユカリはもはや必須になりました。
なぜなら、梅の防腐、クエン酸、発酵はするけど腐敗は防ぐという、理想的な存在だからです。消化を助けるという、梅の恩恵も忘れられません。

シナモンは粉末タイプ、ここは手抜きです。
でも現段階でかなりシナモンの香りがします。

生地はサッと混ぜる程度、甘くないアップルパイのような不思議な香りがします。
生地をサッとまとめたら、
一日は常温で休ませます。
30℃越えの気温で腐らないのは、梅のおかげです。


翌朝、シナモンの香り、健在です。
どことなく八ツ橋の香りがしています。
水分多めで放置でしたので、梅干しの赤しそは、元の姿に戻ったかのような姿に
なりました。
薄く叩いて伸ばせば、多分八ツ橋(京都のお菓子)に近いものになるかもしれません。ただ、ブロッケンというライ麦粉は風味が強く、
ライ麦の香りとミックスします。
ガスオーブンで焼きました。今回無水鍋使わなかったのは、火力でスパイスの香ばしさが生きるかも、と思ったからです。また無水鍋でもやってみようとは考えています。
中しっとり、
シナモンの香りが漂う、甘くない、
どっしりしたカステラのような、
不思議な食べ物になりました。
梅の味はしませんが、隠し味になってます。
パンでもカステラでも、八ツ橋でもない。


はっきりいって、意味不明な食べ物のようになってしまいました。

ですが、ライ麦パンであることは確かです。
ライ麦の味します。

酵母は白神こだま酵母1gですが、
この酵母は発酵はしっかりするけど、
酵母はそっと隠れるように仕上がります。

変わったパンのようなものですが、
結構いい感じです。

ゴマや松の実、キクイモパウダーなども入れてみるのもいいかもしれません。
キクイモパウダーはもうなくなってしまいましたが、少し入れると体が
軽くなると感じました。

うまく素材を組み合わせていけば、
パンが体に良いことを証明できそうな気がします。
(でもやはりライ麦100%、
食べやすさは無視した場合かもしれません。)

日持ちする兵糧丸のようなものができそうです。


しっとりして、重い。たくさん食べられないようなパンです。噛まないと食べられないので、個人的にはいいパンかと。あとはスパイスの選定、量などです。多すぎても少なすぎてもダメだろうから、適当に試行錯誤するしかありません。


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