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自分の世話で精一杯なのに結婚なんてできると思うか?


疲れきった独身アラサー女。

仕事終わり、帰ってベッドに背を持たれてスマホをいじっているうちに、メイクもコンタクトも放置で寝落ちしていた。

ベッドにも上がらず、床に横になって最悪な体勢で寝てしまい節々が痛い

床で寝る女

生きる屍の如く、中途半端な夜中にのそりと起き上がって、まずは10分程ぼーっとする。 

覚醒してない頭としょぼしょぼの目で虚ろに空間を見つめる姿はまさにホラー。(誰にも見せられないよ!)

頭の中でやらないといけないことを思い出す。

皿洗い、脱ぎ散らかした服を集めて洗濯機へ、玄関でひっくり返っている靴を並べて、机の上の片付け、メイク落として、コンタクト外して、あぁ何で寝落ちしてしまったんだろう、綺麗にしてお風呂に入って、ちゃんとして寝ればよかったのに、
そんな後悔の念が渦巻く渦巻く…。

乾燥した空気で肌の状態は最悪。砂漠かというぐらいの荒れ模様。

最悪すぎんか?

っていうレベルのボロボロ状態。

こんな疲弊した状態で将来家庭を持つことなんて出来るのかと頭を過ぎった。

今の自分に、自分以外の人間の安否を心配し、思いやりを持って行動することができるかと胸に手を当てて考える。

(…アッ、無理だァ…)

何かあったら絶対相手に当たってしまいそうだし、私は自分の世話で精一杯なんだよ!他人のことなんざ知るか!と一人でキレ散らかしそうな気がする。

My life is done.

自分のご飯を用意するのも精一杯。テキトーな食事内容に削られた睡眠時間、やらないといけないことはたくさんある。家の中の書類整理に諸々の手続き。何もできてない。全部最悪じゃん〜〜泣

それで周りを見れば、やれ結婚だ、やれ出産だのと隣の芝生は青いし、皆が走っている道とは違う路線でいるのに時たま私はこのまま違う路線を歩いていていいのだろうかと不安になったりもする。

仮に周りの同世代のように家庭を持ったとして、家族が出来たとして、家族の一員としてお世話する自信は1000%ない。

だから仕事もしながら、家事も子育てもしている同世代を見ると私は本当にすごいと尊敬している。
母親も共働きで子育てもしてきたため、社会人になって分かる母の大変さを実感しやっぱり、とても尊敬しているのだ。

自分と比較してしまうし、自分はまだ未熟者だと思ってしまう。『試練』というよりはそんな経験を積んできてはないし、結婚して他者と家族として一緒に生活をしたり、子育てをしたり経験しないと分からないこともあると思う。未経験の部分はやはり未熟なのだ。

人生で何を得るのか、何を求めるのかは個々によって違うし、正解も不正解もない。

良いんだ良いんだ、私は私。
と言い聞かせてもそもそも余裕がない人間は 周りと自分を比較して全てを羨ましがるものなのだ。

おひとりさまにしても、何にしても余裕がないと充実してるって思えないんだな。

と己の深夜の思考回路を吐露してみた。

(終)

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