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みんなのヴァカンス

みんなのヴァカンス

おすすめされていたギヨームブラック監督の映画。渋谷のユーロスペースにて。
演劇の学校に通っている生徒がキャストとして参加して作られたらしい。
映画の日とあって席は結構埋まってた。
フランスの日常を映した映画で、めちゃくちゃ好きだったな〜。日本で言うなれば今泉力哉監督の作る映画のような。

特に大きな流れのある物語ではないけれど、でもどのシーンも見応えがある。
なんてことないヴァカンスでの日々だけど

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14歳の栞

14歳の栞

アップリンク吉祥寺にて。
ある中学校の2年生のクラス、35名のドキュメンタリー。
この映画満席だったり、良い席残ってなかったりで結構話題となっているみたい。この日も席が残り少なくて一番前の席だった。少し見づらい。
いやー、良かった。というか良いなー。
なんかやっぱり若いっていいな。希望で満ち溢れてるな。
と、おじさんになると学生たちを見ていて思うし、キラキラしてるし真っ直ぐだし前途ばかりで希望しか

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C'MON C'MON

C'MON C'MON

ユナイテッドシネマ浦和にて。
ホアキンフェニックスにマイクミルズにA24。ひたすら楽しみにしていた映画。

正直初めの方は少し退屈に感じてしまっていて、なかなか入り込めなかったけど見終わる頃にはもっと見ていたかった。
ホアキンフェニックスは作品選びがすごくいい。今回あまり特徴がないからこそ難しそうな役柄。だけどとても丁寧に甥っ子との関係を紡いでいてひたすら良かった。
最後の感情を露わにするシーンは

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ちょっと思い出しただけ

ちょっと思い出しただけ

映画鑑賞。
松居大悟監督作品。前作のくれなずめは映画を見て久しぶりに嗚咽した作品だった。
状況や思い出とかがシンクロして涙が止まらなかったという貴重な体験をした。

そして今作のちょっと思い出しただけ。
ナイトオンザプラネットを題材にした映画とのことでこれもめちゃくちゃ好きそう。

ナイトオンザプラネットは20代の頃にジム・ジャームッシュを知り、TSUTAYAでDVDを借り漁ったときに出会った映画

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ナイトオンザプラネット

ナイトオンザプラネット

高田馬場にある早稲田松竹へ。
この映画館は大人1300円で映画二本立てという素晴らしいシステム。
外観も古き良き映画館という出立ちだけど、客席のソファーはふかふかで座り心地抜群。
いつ来ても映画好きな人たちで賑わってる。

今の上映中はジム・ジャームッシュ監督のレトロスペクティヴ2021週間とのこと。ジム・ジャームッシュレトロスペクティヴは昨年から何作品か見ていたのですが、今日はずっと見逃していた

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都市とモードのビデオノート

都市とモードのビデオノート

下高井戸シネマにてヴィムヴェンダース特集を見に行ってきました。
「パリ、テキサス」や「ベルリン、天使の詩」は見ていたのですがそれ以外は見たことなかったヴィムヴェンダース。

この映画は自分の生まれた年の1989年に撮影されたそうで、その頃の東京の映像はなんだか不思議でした。
変わってはいるんだけど、割と変わっていないところなんかも多く、新宿の大ガードなんかはずっと昔からあのまんまなんだ〜って。

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英雄の証明

英雄の証明

予告編を見て気になってた映画、英雄の証明を見てきた。
渋谷Bunkamuraル・シネマにて。
この劇場も大好き。落ち着いていて、他の映画館よりもどこか優雅な雰囲気をもっている。そして上映されるラインナップも映画好きのための映画という印象を受ける。

映画はというと、もうとても好きでした。
ファルハディ監督の映画は淡々と進むけど、確実にストーリーにのめり込まされていく。演技や撮影もドキュメンタリーの

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ナイトメア・アリー

ナイトメア・アリー

ユナイテッドシネマ浦和にてナイトメア・アリーを見てきました。
映画の世界を、ギレルモ・デル・トロの世界を堪能してきました。これぞ映画芸術。
美術や世界観が素敵だったなぁ。
そして大好きなルーニーマーラ。ただ単にあの容姿が好きなんだけど。純情で善の役柄でとても合ってたけど、なんか物足りなさを感じたな。
カーニバルの一座のようなファンシーでファンタジーのある世界って映画ととても相性が良いし、ギレルモ・

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TITANE

TITANE

ヒューマントラストシネマ有楽町にて。
前作のRAWがとても印象的だったので、めちゃくちゃ楽しみにしていた映画。
これが新しい映像表現か。目を覆いたくなるシーンもたくさんあったけど、やっぱりジュリア・デュクルノー監督の映画は新しい。
ちょこちょこ笑っちゃうようなシーンがあったけど、映画の雰囲気なのか場内の雰囲気なのか笑えなかった。
全てを理解したわけではないのだけれども、それでもこの映画を見れたこと

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やさしい女、女と男のいる舗道

やさしい女、女と男のいる舗道

行きつけの早稲田松竹にて。映画のラインナップなのか、このラインナップの最終上映日だからなのかわからないけど、めちゃくちゃ繁盛してました。
ブレッソンはいくつか見てるけど、自分にはあまりハマらないのかなぁ。と思ってしまう。今度こそはと思うけど、今回もハマらず。前回ブレッソン映画を見た時よりも歳を取り、多少は大人になって、考え方なども多少、些少は変わったと思うので好きになるかなと思ったけどまだまだ早か

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やがて海へと届く

tohoシネマズ日本橋にて。
夜の日本橋はお洒落な飲食店多くて、でも人は少なくて爽快な街ですね。
中川龍太郎監督の作品が好きで、新作が上映されるたびに必ず観に行っているのです。なので上映開始してから結構時間経ってしまったのですがとても楽しみにしていました。
中川龍太郎監督の作品は切なさを感じるシーンが多く、今回の作品もそうでした。自分の中でそういうバイアスがかかっているだけかもしれないけど。
桜が

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